シロナガス/星景写真と科学本のブログ

「暮らしの中の星空」=星景写真+サイエンスノンフィクション書評。PENTAX使い。

写真論

書評「新版アフォーダンス」

いや、表題の本、とても分かりやすくアフォーダンスを紹介している本で、ぜひ、書評を書きたいと、タイトルを書いたものの、私の理解度と、筆力で果たしてアフォーダンスの何たるかが伝わるのかは、激しく自信がない。 佐々木正人著「新版アフォーダンス」(…

アウラの距離

うむ。 イシー(注・結石につけられた愛称)が、全く出ていきません。 でも、ほとんど痛みもありません。しかし、イシーを体内に宿していることに加えて、天気も悪く、星を撮れる気配がみじんもありません。 なので、今回も何とかしのぐ記事。 どんどんよく…

【改題】「わかる」という特権性についての覚書

大変に、忙しい。 梅雨で、雨も降るのですが、それだけでもなく、撮影時間がとれておりません。 とりあえず、1回雑記でしのぎつつ。 次回は果たして撮れているのか…。どうか。 とりあえず、サムネイル用に一枚。 雑記 こういう忙しい時は、仕事以外は、基本…

「日常星景」ステートメント

日常星景 station boundary they 「人びとは日々の暮らしのなかで、星を見ようと思わなくても無意識に星を見た。星だけを見るのではなかった。星と海、山、森等、地域の景観と連続して星があった。そして、日々の暮らしと星を重ね合わせた。」(北尾浩一「日…

「日常星景」序論

はい。 (※2/1改題 「日常的星景」→「日常星景」に変更。主に語感の問題…) 今日は、(例によって、需要については度外視した)写真論記事です。 私は、一枚撮りの星景写真を基本に撮影を続けていますが、そのことにどういう意味があるのかというのを、常々…

星景サルベージその106 Iris

まずは、この話題を枕にしたいのですが…。 この間、ボヤキつづけていた話題にしていた、PENTAX秋のカスタムイメージ。 とうとう、実装されました。 その名は、「九秋」。(初めて聞いた!) www.ricoh-imaging.co.jp 秋の90日間、あるいは秋の風物にちなむ九…

秋の大阪スナップ

うむうむ。 3連休でしたが、満月期だったのと、関西に出ていたので、星は撮影しておりません。 しかし、一気に寒くなってきた。秋深まる。 実は、PENTAXが季節ごとにカスタムイメージを出すと言っていて、夏は「夏天」というのが出ているのですが、秋がまだ…

星景サルベージその105 雲へ向かう

やはり、9月は天候が安定しませんね。 雲がち。 ただ、しかし、今年は9月に限らず雲が多い。 ずっと、雲を撮り続けている気がします。 先日、PENTAX道場が最終回を迎えるということで、見てみたら、小林義明師範の風景・ネイチャー道場は、「雲」がテーマ…

AI画像生成で遊ぶ

今回は、最近、話題になっているAIによる画像生成を使って、写真について考えてみた記事です。やってみたのは、まず、自分が撮った写真の代替テキスト(alt)をAIによって自動で得て、その代替テキストを画像生成AIにかけて画像を出力するということです。 alt…

300の夜を越えて

はい。というわけで、前回も少し、書いたのですが、星の撮影300夜に到達しました。 ですので、ちょっと300回を振り返ってみたいと思います。 と、その前に、記念すべき300夜目の写真を上げておきましょう。 300の夜を越えて PENTAX K-3 MarkⅢ レンズ HD DA★1…

星景サルベージその103 せせらぎと秋

うむ。 今回は、サルベージです。 サルベージ、私は、何かに応募したものをサルベージとして公開してきたのですが、実は今後、このサルベージを大幅に縮小することになりそうです。 というのも、応募のひとつの中心にしていた、ペンタックスリコーファミリー…

#地味天 本選に出てしまった話

というわけで、先日、土曜日に、#地味天 こと、「映えてたまるか!?地味目・星の写真コンテスト」の本選がありまして、出場してきました。 主催は、天文ポータルサイトの天文リフレクションズさん、山口編集長(と、Vtuberのアマノ・リフさん)が司会進行…

星景写真は物語る

うむうむ。 さて、忙しくて星を撮りにいけてないのですが、行かねばならんとは思いつつ。 先週閉幕したCP+2022で、天文学者であり星景写真家でもある大西浩次さんの、ビクセンの講座が大変面白かったので、覚書を残しておこうと思います。 アーカイブも残っ…

地味星景考

うむうむ。 というわけで、天文リフレクションズさんが面白い企画を始めたので、勝手に応援してしまうエントリーの回です。 面白い企画。 というのは、その名も「映えてたまるか!?地味目・星の写真コンテスト」、略して「#地味天」。 応募要項のページは…

一枚撮りはいいぞというお話

うむ。 そうですね、今日は別のことを書いて更新しようかと思っていたのですが、思い立って、ある「議論」に参加してみようかと思います。とはいっても、何か敵対的な話をしようというわけではないのですが…。 星景をカテゴライズする 「議論」というのは、…

星景サルベージその102 波のオベリスク(と2021年撮影概観)

はい。 というわけで、この更新が2021年、年内最後となります。 皆さん、今年も大変お世話になりました。 年の最後にあたり、一年の撮影を振返っておきたいと思います。 今年も、星景写真をメインとして、撮影を続けてきました。 超長期の梅雨、8月の長雨と…

フェラーリス「新実在論」と写真

ふむ、梅雨ですね。 雨が降らなくても、雲がちな夜が多く(というか、ほぼそうで)撮りにいけておりません。なので、とうとう、写真論を書いておかないといけないかなと、…。 そもそもからいうと、私は、私が、どういう形で写真を撮っているのか、あるいは、…

星景サルベージその86 知の箱舟(against Covid-19 ver.)

うむ。 曇りがちな日が続きますね。 梅雨入りしたけど、雨はあまり降らない。しかし、曇るので結局撮りにいけませんね。 今日も星空指数はいいのですが、GPVを見ると雲が厚そうだけども…行くべきか。 しかし、今日を逃すと10日間単位で、ノーチャンスぽい。…

星景サルベージその70 星々の航路〈RE-EDITION〉

というわけで。 前回の記事で、お話した通り、とりあえずもう一度サルベージです。 一年間、準備してきた県展が選外でしてね。 うん。 まあ、それ自体はしょうがないのですが、なかなか、やはり受け止めるにはある程度の時間が必要でした。やはり、このため…

銀河の外れの町で

うむ。 平日、天気がよさそうだったの撮影に行ってきた一枚をアップ。この日は、平日ということを…忘れたわけでもないのに、実にナチュラルに全力で夜中まで、撮り切ってしまった、という。 しかし、また、台風が来て、天気が長期で崩れそうですね。平日行っ…

星景サルベージその65 来訪者

何でしょうかね。 梅雨に入りませんね。四国。遅い。 どうなるんだろう。空梅雨になって降らないのか、それとも、後に伸びて長梅雨になってしまうのか。…。 と、いうことで、微妙に撮影に行ったりはしているのですが、とりあえずはサルベージです。 来訪者 P…