シロナガス/星景写真と科学本のブログ

「暮らしの中の星空」=星景写真+サイエンスノンフィクション書評。PENTAX使い。

秋の大阪スナップ

うむうむ。

3連休でしたが、満月期だったのと、関西に出ていたので、星は撮影しておりません。

しかし、一気に寒くなってきた。秋深まる。

 

実は、PENTAXが季節ごとにカスタムイメージを出すと言っていて、夏は「夏天」というのが出ているのですが、秋がまだ来ない。

これが、レンズ(とボディ)縛りで、そのレンズだけ使えるというカスタムイメージなのですが、夏は対象のLimitedレンズ(HD DA15mmとDFA21mm)を持っていなかったため、使えなったのですが、秋はDA70mmがあるので使えるんですけどね。

(さすがに)そろそろだと思うんですけどね。来たら使ってみたいところです。

news.ricoh-imaging.co.jp

 

ということで、関西で少しだけスナップ撮影をしてきたので、それを更新しておきたいと思います。

 

秋の大阪スナップ

午後から夕方にかけて、大阪駅周辺を散策。

 

本屋にも寄りまして(というか本屋に向かう道すがら撮っていたというのが正しい)、前々から欲しかった、レベッカ・ソルニットの「ウォークス 歩くことの精神史」があったため、少し高かったのですが、出会いを大切にして、思い切って購入。

歩くことについて書かれた一冊。

私も、良く歩くのと、以前、ヘンリー・D・ソローの「歩く」を読んで共感したこともあって、「ウォークス」はずっと読みたかったんですよね。(ちなみに、ソルニット「ウォークス」にも、冒頭、ソローからの引用があります)

図書館にもあるのですが、すごく厚い本なので、貸出期間内にスピードを上げて読むよりも、もっとじっくり読みたいと思って手元に持つことに。

ソローの「歩く」もなんですが、このソルニットの「ウォークス」も歩くことと考えることをつなげて捉える一冊で大変興味深いです。

 

こうやって、スナップを撮るときはもちろん歩きますし、星を撮るときも、構図を探しながら夜道を歩いて行きます。

歩くことで構図にたどり着くことができますし、ある一枚の写真にたどり着くということは、なにがしかの考えに到達するということと照応関係にもあるように思います。

歩き、考えて、道を辿り、どこかに着く。

その時間が、考えをまとめていく時間になるわけですね。

自分が世界の中を移動していくように、社会的構造の中で考え、自分の立ち位置を変えることで、見えてくるものが変わってくる。

 

歩くことと撮ること、撮ることと考えること、そして歩くことと考えること、この三者がつながり合っていく。

だから、スナップも面白いですし、スナップと星景撮影がそんなに違うことをしているわけでもないのかもしれません。

 

とはいえ、少しずつ、写真撮影の引き出しを広げていかないといけませんが、あまり、広がらない。

 

そうそう。

今年は、高知県に出展しまして、無事に、搬入してきたので、展示されるはずです。

www.kochi-sk.co.jp

写真が展示される後期は、10/13(木)~23日(日)、高知県立美術館です。機会がありましたらぜひ。

相変わらず、暗めの星の写真です(笑)

 

というわけで。

ではまた。