シロナガス/星景写真と科学本のブログ

「暮らしの中の星空」=星景写真+サイエンスノンフィクション書評。PENTAX使い。

星景サルベージその105 雲へ向かう

やはり、9月は天候が安定しませんね。

雲がち。

ただ、しかし、今年は9月に限らず雲が多い。

ずっと、雲を撮り続けている気がします。

 

先日、PENTAX道場が最終回を迎えるということで、見てみたら、小林義明師範の風景・ネイチャー道場は、「雲」がテーマだったので、これ幸いと投稿をしておりました。

 

なんと、ありがたいことに、採用いただいて、「免許中伝」を頂きました。

pentaxofficial.com

 

「中伝」というのは、もう一歩という評価。

詳しい講評もいただき、非常に参考になりました。

ので、サルベージしておこうと思います。

 

雲へ向かう

PENTAX K-3 MarkⅢ レンズ HD DA★11-18mm アストロズーム 焦点距離 11mm

ISO3200 SS10秒 F2.8 アストロトレーサーType2使用

2022.08.01 高知県にて

 

タイトルはなかったんですが、今回改めて付けました。
もくもくと立体的な白い雲へ、橋が伸び、右には、明るい木星が輝いています。

すごく湿度の高い夜で、橋の向う側のあたりは、白いもやがたちこめています。

オレンジの明かりは信号機ですね。

そこが中心になって、視点が集まるように、構成されています。

 

講評いただいた一部を引用しましょう。

惜しいのは、画面の下側の空間がちょっと多い感じがするところ。

水面がスローシャッターでブレて写り込みの形がなくなって明るいので、この空間が目立ってしまう。
水面を減らして星空を多く画面に入れるようにするとより広がりが出てインパクトも強くなったはずだ。
カメラアングルを下げて水面を減らすと同時に岸辺をもっと入れると岸辺の水がぶれて見えることで動きも出てきた。(強調は、引用者)

すごく、的確な講評をいただきました。

なるほど、と。

 

岸辺をもっと入れるためにアングルを下げる。

いやはや、その発想は、確かに言われてみればその通りなんですが、現場では思いつかなかった。

左側のあたりに、少しだけ岸辺が見えているんですが、この辺りが確かにアクセントになっていて、画面構成を締めてくれているのですが、ここを増やすと良いということなんですね。

そのために、単にカメラの向きを下にしても、この水面が不必要に広がってしまう。

 

そうではなくて、この場合は、三脚を短くしてローアングルにし、そうすることで結果として、水面の面積が減り、他方で、岸辺ももう少し入ってくるというわけですね。

 

たしかに、そのことによって、地上の小石と空の星の対比が生まれて、より良い風景になったでしょう。目から鱗が落ちるとはこのこと。

 

私は、地上景を、重視するあまり、地上の面積が増えがちなんですが、単に地上を増やせばいいということではないということが良くわかります。

この写真で言うと岸辺の小石がもっと入るように、アングルを工夫する余地があったのでは…、そして、そのことによって、より地上部に意味が生まれてきたのではないか…。

その通りだと思います。

 

星景写真において、地上と空のバランスというのは、永遠のテーマでして、地上が写り、星が写っていて星景写真なわけですね。

どちらが欠けても、「星/景」写真にはならない。

私は、今まで、意図的に、カメラの向きを下にすることで、地上を増やしてきたのですが、ローアングルにすることでも、それは可能なわけですね。(そして、それは、PENTAX機のアストロトレーサーとも非常に相性が良い

以前、星景写真のパイオニア・大西浩次氏が、星景写真は、地上部分があることで、星への憧れ、星への思いをより強く表現できる(なので、地上の割合を少し増やすのも良い)という趣旨のことを語っておられて、非常に影響を受けているんですが、なるほど、単に増やせばいいということでもなかったのね。と。

短絡的でした(笑)

 

ローアングルにすることで、地上の面積自体は減るんですが、そこに、何かしらのオブジェクトがより入り込むことになるんですね。

地上部は間延びせず、ぎゅっと凝縮されながら、地上のオブジェクトにグッと寄ることにより、強い意味を付与していく。

いやはや。

 

今回、本当に、小林師範の道場に出して良かったです。

的確なアドバイスをいただきました。

なるほど、単に地上を増やすのではなく、そこで何が写るのか、地上部の意味にもっと視線を向けていく。

何かしらのオブジェクトを意図的に入れることで「意味の比重」としては地上の割合を強めつつも、星空も広く写す。このバランス。

開眼。

ああ~。早く試したい~。

 

逆に言えば、地上が多ければそれだけで、地上に意味が出てくるわけではないんですね。

何が写るかが大事なんですね。当たり前と言えば当たり前ですが、地上を増やしたいという謎の衝動が強まりすぎて、大事な基本的なことを見失っていました。

地上を入れた時に何が写るのか。そこが大事。…その通りだ…。大事なことを…見失っていた…。

 

よし。

これからも、地上部に比重を置いた星景写真を狙っていきたいと思いますが、少しアプローチを変えてみようと思います。

単に面積ではなく、地上の何を写したいかをよく考えたい。

 

うん。

でもね。

本当に、晴れないんですけどね(笑)

 

晴れたら試しに行こうと思います。

 

ではまた。

 


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PLM、ミサゴを撮る

うむうむ。

今日は、台風の影響で高知でも風が終日強く、外に出ず過ごしました。

というわけで、この週末も、天候が悪く星は相変わらず撮れていません。

9月は、元々、天候が安定しないんですが、今年はさらに上乗せされている感じですね。

台風もこれで終わりということではなく、もう何回か来るのかもしれません。

被害が少ないことを願うばかりです。

 

というわけで、星は撮れなかったんですけど、久しぶりに鳥を撮ってきたので、掲載しておこうと思います。

 

PLM、ミサゴを撮る

PENTAX K-3 MarkⅢ レンズ HD DA55-300mm PLM 焦点距離 300mm

ISO6400 SS1000秒 F8 1.3倍クロップ 

2022.9.18 高知県にて

 

明け方の早い時間、ミサゴが川の上空を舞っていたので撮っていたら、魚をみつけたのか、急降下を始めました。

しかし、私は、超久々の鳥撮影に加え、そもそも、鳥撮影の素人

急降下を始めたミサゴにまったくついていけない(笑)

ざぶんと水に入る瞬間は、案の定逃して、そのあと水面から飛び上がってくる瞬間がこの写真になります。水しぶきが高速シャッターで写し止められて豪快。

使えそうなのは、これ一枚だけでしたが、一枚でも撮れてて良かった。

 

曇り空で、太陽も低かったため、かなり光量不足で、ISOがあがりましたが、6400ならギリギリですかね。

ちゃんとシャッター速度を上げてて、動きを止められたので良し。

 

ちなみに、上空でのミサゴ、この日は、すでに遠くの台風の影響からか風はそこそこ強く、風をうまく使いながら、上空で静止していました。

器用ですね。

この体勢は、これから急降下するぞということだったのかもしれません。

 

カワセミもいました

くちばしが黒いので、オスですね。

以前からいる同じ個体でしょうか。背中の青色が綺麗です。

この日、久々に撮影に行くと、川辺に生えていた繁みが伐採されていて、かなり景観がかわっていましたが、カワセミは変わらずいてくれました。

 

飛び込んだところも、撮れたようで、撮れてないような、よくわからない写真になりました。

ちゃんと魚を捕まえてきていました。

さすが、キングフィッシャー

 

ということで、久々の鳥撮影でした。

この日は、6時くらいから撮影に行ったので、やはり、鳥は朝早い時間がいいなという感触。

なので、星撮影とは両立しないのが痛いところですね。

夜間撮影して、次の日明け方から撮影というのは、無限の体力がなければ困難。

体力は無限どころか、だいたいゼロ付近で、推移しているので、曇りの時は、鳥狙いですかね。

でも、鳥もできれば光量の関係で、晴れの日がいいですけどね。

 

ということでした。

ではまた。