シロナガス/星景写真と科学本のブログ

「暮らしの中の星空」=星景写真+サイエンスノンフィクション書評。PENTAX使い。

2015-01-01から1年間の記事一覧

モーションスタータイムラプス覚書

というわけで、今日は、まとめて2本記事をアップ。 こちらは、タイムラプス、特に、タイムラプスにしながら、画面を動かしていくモーションタイムラプスについて書いておこうと思います。 ◆また、良からぬものを買ってしまった モーションタイムラプスに撮…

ふたご座流星群反省メモ(流星撮影再考)

年間三大流星群のひとつ、ふたご座流星群も宴もたけなわ…。 恒例の反省会をしていこうと思います。 ◆というわけで、ふたご座 ふたご座の写真。SMC PENTAX 50mm F1.4(オールドレンズ)で撮影。 換算75mmでは左側が収まってないですね。 左の明るい星がポル…

五台山からタイムラプス(三度目の正直)

というわけで。 五台山から浦戸湾の夜明けを撮ろうというコンセプトのもと、タイムラプス撮影を続けていたわけですが、この間2回は、完全に曇るという厳しい結果でした。 が! 今日(12/4)の朝は、かなり冷え込みつつ、風も強かったですが、空の模様は順調…

【書評】21世紀に読む「種の起原」

本書は、ダーウィン著「種の起源」の解説本だ。 なるほど、一言でいってしまえば、それはそうなのだが、解説本という言葉の響きが含む軽めのニュアンスからは、良い意味で裏切られる本格的な進化論=ダーウィニズムの総論といえる。 とにかく、重厚。軽めの…

さあタイムラプスもちょっと反省しようか

また、今回も反省会です。 とりあえず、何も言わず、現物から見てほしい。 ◆音声を乗せることはできたのだが… ふむ。仁淀川河口付近での一枚。 とりあえず、無音の状態からは一歩進んだわけだけれど。 えー。 これは、なんというか、シュールだなあ…(遠い目…

まず雲を知る

いやあ。 曇ります。おうし座流星群のピークである今日も曇り。 と思って、先に今日の明け方がチャンスかなと思っていってきたんですが、そこも曇り。 とりあえず、散歩がてら朝焼けを撮って帰ってきました。 ◆朝焼け 高知市筆山公園からの朝焼け。夜が明け…

続・スタータイムラプス+Vine試行錯誤

というわけで、スタータイムラプスとVineの掛け合わせを試行錯誤しています。 前回の記事はこちら↓ スタータイムラプス+vineを試行錯誤 - シロナガス/星景と科学本のブログ Vineは6(正確には6.8)秒という限られたプラットフォームの中で、動画を公開す…

おうし座流星群南群を反省する(恒例)

11月は流星群が多い。 11月6、7日あたりが、まずは、おうし座流星群南群の極大日でしたが。 今回も撮れず。 ◆まずは、恒例の反省会から うん…。そうね。 今回は、こちらの責任というよりも、空が…天候が悪かった。5日夜~6日未明にかけていってはきたんで…

スタータイムラプス+vineを試行錯誤

さて、今回は表題の通り、スタータイムラプス+vineでいくつか試作。 技術的なことがまだまださっぱりなので、自分用のメモとして、技術的なことも残しておきます。 1、タイムラプスについて まず技術的なことを少しでも学ぼうと、とりあえず、この本を読ん…

【書評】野生動物撮影ガイドブック 機材選びから撮影テクニック、動物の探し方まで

表紙のかわいらしいイイズナ(これは本文を読んで知ったのだが)の写真にひかれて読んでみた野生動物撮影ガイドブック。 ガイドブックと銘打たれているが、中身は超実践的。 むしろ、著者の撮影紀行としての側面も面白い一冊。 野生動物撮影ガイドブック 機…

オリオン座流星群は撮り逃す

いやはや、オリオン座流星群のピークだった22日未明。某仁淀川堤防に撮影に行ってきたのですが、結果的には、残念ながら、流星は撮れず。 ひとつ天頂付近を明るい流星が流れたのですが、そこは…カメラとは違う方向だ…。 PENTAX純正10-17mm魚眼ズームで撮影…

星景写真まとめてアップ

9月は、まあ、仕事のほうが、とんでもなく忙しく、ブログを更新する余裕が皆無でした。 ひと月あいてしまいましたが、その間に、息抜きもかねて撮影にはいっていた星空の写真をまとめてアップしておきたいと思います。 1、仁淀川にて(9月8日) アルタイ…

【書評】ジュラ紀の生物 (生物ミステリー(生物ミステリー プロ))

ジュラ紀。 たしかに、一番有名な地質年代だろうと思う。 なんとなく、恐竜の時代という印象がある。もちろん、恐竜の時代にも違いないのだが、本書を見ると、哺乳類を含むそれ以外の生物もかなり多様に進化していたようだ。 ジュラ紀の生物 (生物ミステリ…

夏の星座など撮ってみる

8/22~23日にかけての夜半は、雲もなく非常に好条件の星空が広がったので、撮影に行ってまいりました。 今回は、入手したソフトフィルターを試したく、星メインで撮ってまいりました。 ケンコー・トキナー ソフトフィルター PRO1 Digitalシリーズ プロソフト…

夏の写真か…

今週のお題特別編「はてなブログ フォトコンテスト 2015夏」 今年の夏に撮った写真で一番気に入っているので言えば、これかなあ。 【再掲】鏡川を泳ぐ月。 8月前半の猛暑続きの高知市でしたが、ふと見上げた月が高知市の街中を流れる鏡川に泳ぐように写り非…

夜の植物園にいってきました

高知県立牧野植物園で、毎年このお盆の時期にやっている夜の植物園にいってまいりました。 昼間に行っても、野外、温室ともに見ごたえがありますが、夜に行くとそれはそれで雰囲気が違いなかなか楽しい。 高知は、8月頭から続いた猛暑も一段落して、少し落ち…

ペルセウス座流星群 反省会会場

さて、13日14日と極大日だったペルセウス座流星群。 とりあえず、14日0時~3時くらいまで撮影してきました。場所は、仁淀川河口付近。でもあまり場所は関係ない感じの写真になってしまった…。 まあ、とりあえず。写真をアップ、そして、反省。 ペルセウス座…

【書評】愛しのブロントサウルス 最新科学で生まれ変わる恐竜たち

科学的知見というのは、どの分野でもそうだと思うが、絶えず新しい発見によって書き直されながら、日々、磨かれている。磨きあげらた新たな知見は、それまでのものとは大きく姿をかえてしまう(それこそ、革命的に)ということはよくあることだ。 本書は、そん…

念願のO-GPS1(アストロトレーサー)を手に入れたぞ!

さて。 とうとう、ペンタックスカメラ用のGPSユニット「O-GPS1」を入手して何回か撮影してまいりました。 このGPSユニットは位置情報を付加するだけではなくて、その位置情報とカメラの手ぶれ補正機構のセンサー駆動を利用して星を追尾できるというのが最大…

ISSとブルームーン

さて、昨日7月31日は、一か月の間に二回満月があるブルームーンといわれる現象がありました。 で、昨日、今日とISS(国際宇宙ステーション)も日本の上空付近を通過ということで、いろいろとカメラを持ち出して撮影してきました。 まずは、ISS 2015年8月1日19…

【書評】消えゆくY染色体と男たちの運命 オトコの生物学

Y染色体。 哺乳類の性決定に重要な役割を果たす遺伝子であり、父系からのみ受け継がれ、これを受け継いだ者はオスになる。 この重要な遺伝子が、時とともに小さくなり退化しつつある、という。 果たして、Y染色体とオトコはどうなってしまうのか? 消えゆくY…

【書評】遺伝子の川

まず、本題に関係ないんですが、京都水族館で撮影したものをいくつか。 サメ。(メモがまったくないので本当にサメかわからない)被写体ぶれした。ISOをもっとあげておけば…後悔(わなわな。 エイ。かわいい。 ケープペンギン。水浴びをしていました。 イルカの…

大阪市立自然史博物館にてたまごとたねを見る

先日、大阪市立自然史博物館にいってきたレビューをアップしておきましょう。 <a href="http://www.mus-nh.city.osaka.jp/" data-mce-href="http://www.mus-nh.city.osaka.jp/">ようこそ大阪市立自然史博物館へ</a> たまごとたね~いのちのはじまりと不思議。ちょうどいったのは、始まった翌日でした。親子連れが多かったですね。 たねもたまごも、不思議な色や…

京都に行ったので星空撮影をしてみむとてするなり

ええ。 京都へ行ってまいりました。 そのついでに、大阪市立自然史博物館と京都水族館にも足を伸ばしてきたので、近々その感想も書きたいと思います。 ようこそ大阪市立自然史博物館へ 京都水族館 あと、京都のおしゃれ本屋・恵文社で、ドーキンスの文庫本を…

【書評】ジャスト・ベイビー 赤ちゃんが教えてくれる善悪の起源

なぜ、サイエンスライトを読むのか、理由は人それぞれあるのかもしれないが、多くの人が納得する理由のひとつは、自らの認識を広げたいからだ、もっと平たく言えば知らないことを知りたいからだといえるのではないだろうか。 そういう意味でこの本は、その欲…

【書評】カタツムリの謎 日本になんと800種!

梅雨の季節、カタツムリを見る機会が多いが、実は、彼らは身近にいながら謎の残る生物なのだという。 カタツムリの謎 日本になんと800種!コンクリートをかじって栄養補 [ 野島智司 ]ジャンル: 本・雑誌・コミック > 絵本・児童書・図鑑 > その他ショップ: …

【書評】偉大なる失敗 天才科学者たちはどう間違えたか

科学とは、何だろう?と考えたときに、「科学の無限の可能性」などといった言葉に象徴されるように、一般的にその「万能性」がもてはやされる場合がある。 しかし、科学の本質がどこにあるかは、おそらく逆から見たほうがよいだろう。つまり、科学は、それ自…

星空観察@双眼鏡のすすめ

さて、妙な時間に寝て、妙な時間に起きてしまったのでコーヒーを飲みながら記事をひとつ更新しておこうかと。 7月1日の金星と木星のランデブーは、残念ながら高知では厚い雲に覆われて見えませんでした。残念。まだ、しばらく近いと思うのでまた見上げてみま…

接近する金星と木星を撮影

タイム・ハズ・カム。 とうとう、この時が来た。マンフロットの三脚デビュー戦です。 いやあ、数週間ぶりに晴れました(雲が…比較的ない状態)。 今年の高知市の梅雨は、あまり強く降る感じではないですが、すっきりしない天気が続いています。 かなり大きな月…

三脚到着…!

星空撮影中に壊れてしまった三脚を新調しなければならなかったのですが、(三脚が壊れた話は →星になった三脚 - シロナガス)、とうとう決断し新しい三脚を入手いたしました。 ◆新しい三脚がやってきた 買ったのは、マンフロットのアルミ三脚293A3。 ◆選考過程…