高知県立牧野植物園で、毎年このお盆の時期にやっている夜の植物園にいってまいりました。
昼間に行っても、野外、温室ともに見ごたえがありますが、夜に行くとそれはそれで雰囲気が違いなかなか楽しい。
高知は、8月頭から続いた猛暑も一段落して、少し落ち着いていて、思いのほか過ごしやすくなっています。
ヨルガオの白い花もきれいに咲いていました。
企画展・恐竜時代の植物たち
展示室では、なかなか面白い企画展も。
コケ類→シダ類→裸子植物と進化していく太古の植物たちとともに、そこにくらした恐竜も展示するというなかなか贅沢なもよおし。
史上初めて酸素を放出したシアノバクテリアが層状に堆積したストロマトライトの化石の展示から始まり、シダ類、裸子植物などの化石展示へ、植物が乾燥した陸上に進出していく歴史をたどります。
巨大になった竜脚類の恐竜たちが何を食べていたのかなど興味をそそられる展示も。
裸子植物のソテツの一種や、ナンヨウスギなど球果類(マツボックリとかのこと)を食べていた模様。巨大すぎて森へ入れないので、開けた場所から長い首を利用して、葉を食べていたようです。
ちなみに、模型による草食恐竜の草の食べ方の展示もありました。むしゃっとちぎってそのまま丸呑みしてたようですね。おなかの中には石をいれてそれで消化を助けていたらしい。
ほかには、獣脚類(有名なティラノサウルスなどが含まれる。ふつうは肉食のイメージ)のうち、草食に食性を変えたといわれるファルカリウスの骨格展示も。四国初登場らしいですよ。
葉の形や、長く伸びた頸、さらに消化のために腸が長大化したことで広がった骨盤部の様子などで草食に変化したのが確認できるようです。
展示は来年1月までやっている模様。
お立ち寄りの際はぜひ。
もう少し花の写真が取れたらよかったのですが、暗いと手持ちではなかなかむずかしい。
三脚を持ち込ん出た方もけっこうおりましたね。
持っていったらよかったかもしれませんが、あんまり時間がなかったかも。
今度は、夜の動物園(のいち動物公園)にいく予定もあるので、今度はもっと写真がとれるといいな。
どうかな、動物相手にフラッシュは焚けない(まあ、内蔵フラッシュしかないので、つかったことないのだけど)から、難しいかなぁ。まあ、行ってまいります。