シロナガス/星景写真と科学本のブログ

「暮らしの中の星空」=星景写真+サイエンスノンフィクション書評。PENTAX使い。

星空観察@双眼鏡のすすめ

さて、妙な時間に寝て、妙な時間に起きてしまったのでコーヒーを飲みながら記事をひとつ更新しておこうかと。

 

7月1日の金星と木星のランデブーは、残念ながら高知では厚い雲に覆われて見えませんでした。残念。まだ、しばらく近いと思うのでまた見上げてみましょう。

今日が満月なので、これから月の出も少しずつ遅くなって、7月7日が晴れれば、早い時間なら月のない夜空が楽しめるはず。ベガ(織姫)とアルタイル(彦星)がきれいに出ることを期待。

 

星空観察@双眼鏡のすすめ

私は、このところ、初心者なりに星を見に行くのに、感じてることのひとつに、「星空観察には、双眼鏡が便利だな」というのがあります。

その理由。

1、とにかく持ち運びが容易い。

 私の場合は、カメラや三脚等といっしょに、普通のスポーツバッグに天体観測お出かけセットにして入れております。(カメラは100均のクッションポーチに入れて保護しつつ)

2、肉眼よりも暗い星が見える。

  高知とは言え市街地はそこそこ明るく星空も暗いのですが、双眼鏡で見るといろいろな星座の姿も見えてきます。また、散開星団二重星も見えます。

3、望遠鏡よりお手軽で値段も安い。

  基本的に設置する必要がなく手持ちでいいので楽。(もちろん、三脚に接続すると安定してもっといいですが)。あと、望遠鏡に比べてお安い。

 

良いことづくめ。

 

特に最近は、星空観察は、カメラをもって出かけるため、単純に望遠鏡を持っていく荷物の余裕がないというのもあります。

もちろん望遠鏡でしか見えないものもあるんですが…例えば土星の環とか、木星の衛星とか。手持ちの小さな望遠鏡だと逆にそれ以上は難しいんですよね。

ここから大型の望遠鏡にすすむ脱初心者ルートはもちろん王道なのだと思うんですけど、私の場合は、星空撮影の方向に舵を切ったので、大きな望遠鏡を買う予算はないんですよね。

そして、何より、タイムラプス用にインターバル撮影してるときは、やることがない。カメラ任せ。そこで、双眼鏡の出番です。

 

双眼鏡で見えるおすすめ天体

先ほども書きましたが、散開星団二重星がおすすめです。

 この本の夏の星座を参考にしながら、私も見たい双眼鏡おすすめ天体をピックアップしておきましょう。

 

実際の位置確認は、スマホのアプリなどが便利です。無料なのもたくさんあって、空に掲げるとその方向を表示してくれます。

またアストロアーツの星空ガイドなども参考にすると良い感じです。

AstroArts: 星空ガイド

 

・天の川…夏の天の川は明るく双眼鏡でみると格別。

・さそり座の相撲取り星…さそり座の尻尾にある二重星。ちかちか瞬く青い星でその様子から相撲取り星と呼ばれます。

・いて座の干潟星雲M8…いて座の南斗六星が天の川に入ったあたりにある星雲。

・てんびん座αの二重星…さそり座の頭の先にあるてんびん座。その一番明るい星が二重星

ヘルクレス座のM13…全天一美しいといわれる散開星団。腰のあたりにある。大きい。

・こと座ε(イプシロン)星…前回の記事で写真をとりましたが、ダブル・ダブルスターの異名をもつ二重連星。

・北斗七星のミザールとアルコル…北斗七星はいつでも見れますが。北斗の拳死兆星のモデルだと勝手に思ってる二重星。そんな話は聞いたことがないので真実はわかりません。

 

まだいろいろありそうですが、ひとまずこんなところでしょうか。

 

おすすめ双眼鏡

 一択。

値段が異常にリーズナブルなので、エントリーとして最適なんじゃないでしょうか。

エントリーとかいいながら、もちろんこれしか持ってないですが(笑)。

 

見た目は少しオールドタイプでかっこよくはないですが、夜に星を見るのに見た目がかっこいい必要性はない。

あまり高倍率の双眼鏡は、手持ちで使うとプルプル手ぶれします。

これだと口径も大きく光を集めやすいし、7倍という倍率も星空観察にちょうどいい感じです。

 

という感じですかね。

ではでは、梅雨の晴れ間を願いつつ。もう一回寝るかどうか迷うところだ。


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