さて。
今年もこのシーズンがやってまいりました。
そう、春の天の川が昇る季節。
新月期に3連休という、ここで行かないとまたしばらく撮影に行かないぞという好条件でしたので、撮影に行ってきました。
1月1日に、幸先よく、今年の初撮影を済まし、良いスタートを切ったと見せかけておいて、実は、今年2回目の(星)撮影。
いや…、毎週末、何かしら用事があり、なかなか夜に撮影に行く時間が取れませんでした。まあ、夜、撮影に行くというのはそれだけでエネルギーがいる。
そして、今回のように、明け方を狙うパターンは、多めのエネルギーを消耗します。が、それでも、星も撮り、星を見るのは、心地よくもあります。
春の天の川を探して
PENTAX K-3 MarkⅢ レンズ HD DA10-17mm FISH-EYE 焦点距離 10mm
ISO6400 SS30秒 F3.5 アストロトレーサーType2
2024.2.12 高知県にて
春の天の川。撮影時間は5時29分。薄明の30分前。
高く昇ったさそり座(右側)。そして、左側には、ベガ、デネブ、アルタイルの夏の大三角が見えています。
実は、こいつは、撮影までに紆余曲折あり、なかなか苦戦をしました。
まず、自動車に乗るじゃないですか。そしたら、ポツリとフロントガラスに雨粒が…。
ええ…、撮れるのか?しかし、SCWを見ると、雲は抜ける予報。
それを信じて、半信半疑ながら現地に向かいます。
そして、現着。(しばらく、車内で雲が過ぎるのを待ちました)
よし、晴れている!ナイスSCW。
が、ちょっと…。
…。
右側が、やたら明るい!
これは、おそらくですが、電照菊の明かり。
光を当てることで、開花をコントロール(日照時間が短くなると開花するので、夜間光を当てることで開花を抑制できる)し、菊の通年出荷を可能にしています。
この技術は、大葉の栽培などでも、使われているらしく、菊ではないかもしれませんが…。
どちらにせよ、お仕事でやっていることなので、私が文句を言うような筋合いではない。
が、しかし、明るい!
この写真も今見れば、若干、天の川が写ってはいますが、天の川の中にあるはずのデネブ(一番左端の一等星)がこれだけ高く昇っているのに、天の川が肉眼で見えない。
確かに、さそり座のあたり、一番、天の川が濃い部分をちょうどライトアップするように強烈に照らされている。これは、きつい。
そして、しばらく撮っていると。
あれ、電照菊の照明消えた??と喜んだのもつかの間。
撮ってみると、なぜかまだ明るい。
山の向うに、もう一つ電照菊があるらしい。(多分)
この時点でだいぶ、あきらめ気味。
ただ、まあ、このように、現像してみれば、春の天の川写ってはいますね。
で、しょうがないので、帰ろうとしていたら、この最後の電気も消え、冒頭の写真が撮れたというわけです。
良かった。
今年も春の天の川を撮ったぞ。偉い。
昨年の記事はこちら。
三脚の整備
で、帰ったら、すぐに寝れば良いものを。なぜか、三脚のメンテナンスをし始める。
ネジに錆が出てしまっていて、ちょっとメンテナンスしておかねば、まずいな、と。
KURE 5-56で錆を落としたいのですが、ゴムやプラスチックにはあまりよくないので、まず分解。5-56を浸透させて歯ブラシで磨いてから、KUREのパーツクリーナーで5-56を落として締め付け直しました。
結果的に、だいぶましになりましたが、完全には錆は取り切れずでした。
ただ、上のネジの方が、下よりも錆が少なかったので、上のを下に持ってきて、交換しておきました。これでだいぶましだろう。
ただ、こういうのは徹夜明けではなく、もっと時間があるときにやるべき。
朦朧とした意識の中、組み直しました。
ではまた。
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