シロナガス/星景写真と科学本のブログ

「暮らしの中の星空」=星景写真+サイエンスノンフィクション書評。PENTAX使い。

明けの明星を望む

うむ。

前回、HD10-17mmで春の天の川を撮ったことにより、とうとう、星撮影用としてのHD PENTAX-DA FISH-EYE10-17mmF3.5-4.5EDを書けそうな気がするのですが、あの手の記事を書くには、しばらく時間がかかるので、少し準備期間をとらねば。

 

というわけで、今回は、前回の撮影から一枚出しておこうと思います。

 

明けの明星を望む

薄明の中に残る金星。水辺に光の影を落とします。

PENTAX K-3 MarkⅢ レンズ HD DA☆11-18mm  焦点距離 18mm

ISO100 SS15秒 F2.8 アストロトレーサーType2、プロソフトンクリア使用

2024.2.12 高知県にて

 

現在、金星は、明けの明星として、早朝の東の空に輝いています。

先週の撮影で、最後、もう本当に帰ろうとしていたら、山の向うからこの金星が昇ってきて、ならば、しょうがないなと覚悟を決め、少し昇るのを待って最後の最後に一枚を、と撮影したものです。(真ん中、山の稜線の上の星が金星です)

今年は、金星、まだ、光度は控えめ。

 

今、明け方に撮ると、金星と火星が近づいた写真が撮れるようなのですが、あいにくの雨だし、そもそも、そう何回も徹夜で撮りには行けない(平日だし)。

 

撮影時間は6時5分

もう、薄明が始まり、天の川も消えてしまっています。

かなり明るくなってきており、ISOを100まで下げています。

星として、残っているのは、金星と、左上の方に少し星が見えますね。

おそらく、アルタイルかな。

4:5のアスペクト比にトリミングしています。

 

石川直樹氏は、Mamiya7Ⅱを愛機に中判フィルムで撮っているようなのですが、それで写された真四角に近い写真の安定感が大変心地よい。Mamiya7Ⅱのアスペクト比は、4:5に近いのかな…。いずれにせよ、たまに石川直樹氏の写真を思い出して、真四角に近い感じのフォーマット(だけど、真四角じゃなく、縦と横がある)を試してみたくなります。

ちなみに、Mamiya7Ⅱは10枚撮りで、あまり同じシーンを2枚写すということはないそうです。そういうの良いですね。デジタルだととにかく撮ってしまう。

私は、ギリギリ、フィルムカメラネイティブな世代で、20代の最初の頃は、Nikon F5を使って撮っていた時期があるのですが、その後、しばらく、写真から離れてしまったんですよね。

フィルムカメラは、まずフィルムを入手するのが難易度(とコスト)高いので、あの頃もっとフィルムで撮っておいたらよかったなぁ…という、取り返せぬ思い出。

 

何の話でしたっけ。

ああ、そう、真四角に近いフォーマットは、落ち着いて気持ちいいというお話でした。

Instagramにも使いやすいというのもあるのですが、3:2だと、間延びするかなという時も多いんですよね。

特に星の写真は、縦にせよ、横にせよ、見せたい部分以上に広く写ってしまうと、とたんに不安定(コントロール不能)になってしまうので、そういう時は、トリミングですね。

 

あ。

そうそう、レンズ貯金、マップカメラのLINE公式を登録しておいたら、毎日、レンズの画像を、「これを入荷したぞ!」と送ってきてくれるので、モチベ維持に大変便利なことに気づいた、レンズハック。

 

news.mapcamera.com

 

ということで。

ではまた。

 

 

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