シロナガス/星景写真と科学本のブログ

「暮らしの中の星空」=星景写真+サイエンスノンフィクション書評。PENTAX使い。

散り際

うむ。

とうとう、撮ってきました!

最繁忙期を抜けたはずなのに、なぜか、全然、暇にならないのですが、もう、これは、無理やりにでも行かないといけないと思い、無理やり近場で撮ってきました。

 

最初、曇り空で、また、星のない夜に撮りに出てしまった……と思ったのですが、30分間ほど雲の少ない時間帯が訪れ、なんとか、撮影することが出来ました。

 

途中、長経路の火球が、緑色に輝きながらひらひらと落ちていったのですが、案の定、シャッターは切っていませんでした。

ちょうどシャッターが切り終わり、そのまま、もう一度、押しておけば、間違いなく写ったと思うのですが、なぜか、押していない。

持っていない。

4月こと座流星群なのか、みずがめ座η流星群なのか、はたまた散在流星なのか。

しかし、久しぶりの星撮影を、空も祝福してくれたということにしておきたいと思います。

 

散り際

PENTAX K-3 MarkⅢ レンズ HD DA10-17mm Fish-Eye 焦点距離 10mm

ISO100 SS30秒 F4 アストロトレーサーType2使用

2023.4.28 高知県にて

 

雲があったので、ISOを下げて、シャッタースピードを長くすることで、雲の動きを描写しています。

ちょうど、月の前を雲が横切ったタイミングで、彩雲だろうと思うのですが、なかなかいい色に色づいてくれました。

地上のつつじは、もう終わりかけ、散り際間近ですが、暗い中にほのかに浮かび上がる様もそれはそれで、趣があるように思います。

10-17mm特有の深い被写界深度が、地上から月へかけてのパンフォーカスを実現してくれています。

 

久しぶりの星撮影は、何か特別なものを撮っているわけではまったくないわけですが、やはり楽しく感じました。

まあ、火球も見えたし、曇りと思っていたら、何とか晴れ間ものぞいたしと、良かったです。

 

もう月がかなり大きくなってしまったので、あれなのですが、ゴールデンウィーク中も少しは撮影したいところですね。

 

あ、そうそう。

PENTAX K-3Ⅲのモノクローム、忙しくて全然情報を追えてなかったのですが、本当に出るんですね。

いわゆる、デモザイク処理をしないので、センサーの画素そのままの精密な描写が可能で、ノイズにも強いらしい。

これはこれで、モノクローム星景を撮ってみたいという思いはなきにしもあらずですが、日常用途も含めるとやはりカラー撮影もしたいしな…という。

モノクローム一本でいくぜ、と思いきれるなら、なかなか、面白いカメラだと思います。

www.ricoh-imaging.co.jp

 

ということで。

ではまた。

 

にほんブログ村 写真ブログ 星景写真へ

にほんブログ村


星景写真ランキング