シロナガス/星景写真と科学本のブログ

「暮らしの中の星空」=星景写真+サイエンスノンフィクション書評。PENTAX使い。

冬の京都でまた本を買ってきちゃった話

うん。

いや、若干、体調を崩していまして、結局、まだ星を撮りにいけていません。

流石にこのご時世、とうとうコロナかなと思って、PCR検査を受けたんですが、陰性でしてね。ただの風邪のようでした。

この風邪が、全く熱は出ないのに、とてもダルイ。

確かに、このごろは、どこでも体温を測られるので、熱が出るタイプの風邪は淘汰されたのかもしれませんね。その結果、熱は出ないのに、のどが痛く、鼻水が出続けて、最終的には、身体が重い…でも熱がないので、下手に動けるため治りが悪いという、長引く風邪でした。

だいぶ良くなってきたので、今週末あたりには、星を撮りに行こうと思っているんですが…。頑張らねば。

 

ということで、更新をするネタがない。

ただ、なぜ、風邪をひいたかというと、冬の京都に行っていたんですね。

雪が降ったりはしなかったんですが、想定よりも寒く、体力を消費したのだと思います。

 

京都で何をしていたかというと、まあ、いつも通り本を買ってました(笑)

 

冬の京都スナップ

本屋をうろうろしながら、街中でスナップも撮っていました。

 

(多分)鴨川。

 

少し曇りがちではあった。

 

 

入手した本

「シャッター以前 岡村昭彦写真展目録」

中古本で、ゲット。

ヴェトナムやラオス、ナイジェリアなどの戦場を取材した報道写真家・岡村昭彦の写真展目録。

豊富な写真が掲載されていて、お得な一冊でした。

 

以前、この本を読んで気になっていた写真家でした。

良い出会い。

 

「写真分離派宣言」

鈴木理策鷹野隆大、松江泰治、倉石信乃、清水穣の各氏が参加した写真分離派宣言。

何からの分離なのかは、明確に示せるものはないということらしいのですが、ゆるやかなまとまりのもと、写真とは何かをそれぞれの視点で考える一冊。

2012年の刊行。

動画からの切り出しで、必要な写真が手に入るようになっている2023年の現時点から振り返ると、スチールとしての写真の持つ特異性を問題にしていた…のかもしません。

スチールだからこそ紙にも焼けるというような記述も出てきますし、写真を撮り損ねる意味(逆に言えば、動画は一部始終を撮るので、そういう意味で撮り損ねない)の考察なども、なるほど写真らしさを捉えているなと思いました。

 

「物語」

金サジ氏の写真集「物語」。

いや、これが、今回最大の衝撃的出会い。

昨年末に刊行されたできたての写真集ですね。

金氏の「物語」というシリーズを一冊にまとめたものになります。

言葉が、日本語と英語とハングルで書かれていて、それが渦巻くように、順番を変えながら物語を進めていきます。

そうやって言葉として示された物語も魅力的なのですが、しかし、その物語が写真として構成され創出されることで、その存在感は鋭く研がれていきます。

写真として、ビジュアライズされたことで、物語が肉体を得たといっても良いのかもしれません。いや、こちらが主で、その肉体こそが、言葉を語っているという主体性を感じます。

写真集の形でプリントされることで、その刺さるような存在感が物質的に担保されていますね。

これ、機会があるのなら、オリジナルプリントでも、見てみたいですね。

写真集でこの存在感なら、オリジナルプリントで見ると、もはや息遣いを感じるのではないかなと期待してしまいます。

 

www.akaaka.com

 

ということでした。

このように、冬の京都を自転車で駆け抜けた結果、最終的に風邪をひいたということですね。

いやはや、早く万全の体調に戻して、星を撮らねば。

頑張ります。

 

ではまた。