「PureRAWじゃないなら、PhotoLab5を入れればいいじゃない」
DxO黒い金曜日事件
中心の岩場、流れなどの粒状感を比べてみてください。
左の画像でも、悪くはないですね。少々の粒状感があっても嫌なノイズ感ではありません。が、PhotoLabを通すと、さらにきれいになります。
具体的には、AIを利用したノイズ除去機能「DeepPRIME」をかけるとこうなります。
星のディテールが強調され過ぎないように、レンズシャープネスを切っています。また、11-18mmと相性の悪い、周辺光量補正も切っています。
空の独特の青さは、月が出ていたことに加えて、Nik collection4のColor Efexを使うことで仕上げています。
ちなみに、ディストーション補正をPhotoLab5でかけるのと、Lrでかけるのとで、若干補正のかかり方が違います。その違いが、スライドした時にわかると思います。(どちらが正解なのだろうか…)
これも同じような処理をしています。
この場合、左の画像の方が、ぱっと見、ディテール感が出てるような気がしますね。ノイズが綺麗になったことで、逆にのっぺりとしたか。
ここら辺は、もう少し使いこなしを深めてみないといけません。
単純にPhotoLabをかければ万能というわけではない、と。
ただ、ノイズがなくなったことで、もう少し、Lrの方で、ディテールの強調をしていけば、ディテール感とノイズ感のバランスをとることは可能かなと思います。
【追記】つまり、こういう感じかなということで、再処理してみました。
Lrで、テクスチャ/明瞭度をプラスに振って、ディテール感をアップ。
加えて、Nik collection4のOutput Sharpenerで、スクリーン用にシャープネスを調整しています。
こちらは、ズームレンズ(55-300mmPLM)で撮った月。
PhotoLabを通したもの(右側)は、クレーター内の細かな質感など、本当にズームレンズでそこまでのディテールが写っていたのか、若干不安になるほど、ディテールがでてきました。
ちなみに、これは、レンズシャープネスも、光学モジュールによるレンズ補正も全入りです。
その上で、Nik Collection4のSilver Efex(モノクロ化プラグイン)を使用しています。
Nik Collection4についても、少し書いておきますと…。
Nik Collection2から4にアップデートしてみたんですが、3のバージョンの時に、非破壊ワークフローというのが導入されていたようで、一度かけたプラグインでの処理にもどって、再度調整することが可能になっています。
今までは、一度編集すると戻れなかったので、何枚も同じ画像を複製して処理しなおしていたのが、一枚の複製で済むようになりました。
ただ、4で、3から何が変わったのか、実は、良く把握できていません(笑)何か、パラメーターのコピーが出来て、同じような処理を別の画像にかける際に便利になっているぽいんですが、全容を把握できていません。
Nik4については、もう少し使い込んだ上で、また、いずれ記事にしたいと思います。
番外編で鳥。ミサゴ。
うーむ…。恐ろしいほど抜けがよくなりました。薄皮がはがれる感じでしょうか。
これは、やばい。
どこまで、シャープネスを強めるかは、少し気をつけないと、効きすぎ感もありますね。
というわけで、当初の予定になかった、PhotoLab5まで導入してしまった、DxO黒い金曜日の顛末でした。
ま、まあ、半額だったからね、もうしょうがない。
そろそろ、貯金モードに入らないと出血が続きすぎていてやばい。自重せねば。
ではまた。