うーむ。
一日千秋の思いで、待っております。しかし、千秋とはいったものの、千秋どころか日々があっという間に過ぎていく。もうすぐです。
と、それはそれとして。
先日、Lightroomに気になる機能が実装されたんですよね。
「ディテールの強化」。
公式の説明によると…
Camera Raw、Lightroom Classic、Lightroom CCに搭載された新機能「ディテールの強化」は、デモザイク処理に新しいアプローチを採用することで、微細なディテールの処理を改善し、偽色やジッパーノイズのような問題を解決するものです。ディテールの強化は、膨大なデータを学習させた畳み込みニューラルネットワーク(CNN)を用いた機械学習により、重要な画像に最先端技術を活用したクオリティを付与します。
とのこと。ディープラーニング技術ですね。良いね。
うーむ。星景写真は、低照度でのノイズと、常にたたかいを強いられる分野でもある。この機能が効果的なら、選択肢が増えてがぜん助かるのだが…。
そこで、実験には、どの写真が良いか、色々考えてたんですが、前に、熱帯夜でISO6400という全力を出した所、センサーの温度上昇により、輝度ノイズがもりもり出て、回復できなかった思い出の一枚を「ディテールの強化」してみることにしました。
ちなみに、真夏のノイズに関することの顛末はこの記事に詳しい。これを機に真夏のISO6400はヤバいということに気づいた奴。
漂流者【Rebooted】
上が、通常、下が強化。
手順としては、Lightroomで、RAWファイルに対して、右クリックするとメニューの中に「ディテールの強化」が出てきます。
Windows10の何かしらの機能を使うようで、Windowsを最新にしとかないといけなかった。
あと、強化の際の読み込みにネット通信をしている感じで、YouTube見ながら作業してたら、うちのナロー的光回線では、読み込みから先に進まなかった。
外部に計算を依存している??
うーむ。まあ、ともかく、効果はどうでしょう。
んー……、これは…いや…うむ、悪くない気がしますよ。
拡大してみてみましょう。
等倍切り出し。
同じく上が通常、下が強化。
こう見ると、明らかに輝度ノイズ(黒いギザギザしたノイズ)が減っていますね。
うーむ…。
悪くないぞ。いや、行けるぞ。
この状態で、プリントかけたら、かなり違うかもしれない。
上のAdobe公式のページでは、
ディテールの強化は、以下のタイプの画像においてその効力を最大に発揮します:
大きく印刷または表示したい写真
ノイズが多く含まれる画像
微細なディテールを多く含む画像
ということらしい。
どういう仕組みで、強化しているのかも詳しく書いてくれているので、一読してみると良いかもしれません。それはそれで、技術的読み物として面白い。
特に、私の環境(星景メイン)ではこのノイズ対策として、使えそうな感触ですね…。
ただ、いくつか他の画像でも試してみたんですが、目に見えて効果がある奴と、ない奴がある。たまに妙な線が入ってダメなのもある。あと全部、青みが増すという副作用もある。なぜだ??ま、まあ、いいか。なぜかはわからないが。まあ、万能ではないということ。(今後色々試してみます)
ぶっちゃけ、青くなっても、星景写真ならそれほど問題はない。青くても良い(笑)
いざという時の選択肢の一手として、この「ディテールの強化」、使わせてもらおう。
しかし、ますますAdobe帝国から離れられなくなるな。
…うーむ。
いやー、しょうがない。
あるものは使うとしましょう。
良い機能を実装してくれましたね。選択肢が増えた。素直に喜んでおこう(笑)
よし…ではまた!
そして、…次の更新はおそらく、もう、あいつが来る….。
STAY TUNED...!!!
※もう一枚追加
今度はK-50で真夏に撮影したもの。
入り江に眠る船を。
うーん。これも元はかなり輝度ノイズが乗っていたのだが、だいぶ回復した。
つまり、一枚高感度で攻めたの撮っといて、ディテール強化するというのは、選択肢にしてもいいかもしれない。
まあ、しかし、無駄にISO上げなくていいならそれがベストではあるけれど。
ただ、副作用で、もれなく青みがかる。
それはなぜかわからない。うん。
※なぜ、青くなるのかわかりました。撮影時に白色蛍光灯のホワイトバランスにしているのが、強化後のRAWファイルにもそのまま適用された結果、青みがかるようです。なので、太陽光や自動に戻すことで、青くさせないことができます。
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