さて。
とうとう11月も終わろうとしています。
今年も最終コーナー入ってきましたね。
しかし、今年はまだ条件のよいふたご座流星群が待っている。撮らねば。
あー。そして、カノープスも撮らねば。
昨年のこの時期には、カノープス撮ってますね。
カノープスこの時期しか見れない風物詩ではある。
手元の「日本の星名事典」では、北限の星名伝承は、茨城県多賀郡平潟町に伝わる「メラボシ」とのこと。地図を見るに、海に突き出ている岬の町ですね。確かに南は海でさえぎるものがなく、カノープスがよく見えそうだ。
実は昨年の記事で、カノープスが見える=嵐が起こる伝承が多いので、なぜか考察してたんですが、この日本の星名事典では理由も書いてくれていますね。南の風が強いので雲が吹き飛ばされてカノープスが見えるとのこと。メラボシというのの、メラというのも、(風が強くて漁を)「休む」という意味を含んでいるようです。
「船は休みだ。これはだめだな、メラになっちゃうな」と由来を説明してくれたようですね。なるほど。
南風が強く吹いているから、雲がなくなるわけか。ふーむ。なるほどね。
今度カノープスが見える良く晴れた日の風向きを気にしてみよう。南から吹いてきてるのだろうか。
ただ、高知からは、時間さえ合わせば割と狙いやすい星なので、どこでどう撮るか。
…うーん。プランを練っておこう。
とりあえず、そのカノープスと、明け方に移った金星と、メタセコイアと星を撮るというのと3プラン抱えています。と、ふたご座流星群の場所選定とね。並行して準備せねば。
今回のサルベージは、11月追い続けた紅葉と星を。
しかし。納得のいくものが撮れたかというとなかなか難しかった…。また来年に持ち越しですね。どこで撮るのが良いかロケハンから1年かけて練り直しですが、それでも、まあ、今回撮れたものの中から比較的いきのいい奴を。
深まりゆく秋の夜に
PENTAX KP レンズ HD DA 15mm Limited 焦点距離15mm
ISO2500 SS20秒 F4.0 アストロトレーサー使用
2018.11.20 高知県本山町にて
PENTAX KP レンズ HD DA 15mm Limited 焦点距離15mm
ISO1600 SS30秒 F4.0 アストロトレーサー使用
2018.11.20 高知県本山町にて
この2枚は、月を背後に北向きに。月明りが強いので星がすくないですが、ポツンと見えるのは北極星(ポラリス)ですね。必ずしも満天の星空である必要はない…かもしれない。
もう4~5日早ければ、紅葉がベストだったように思いますが、月が前景を照らす月齢まで太くなるにはタイミングがあわなかった。あと自分の用事の関係も。
でも、散り残ったモミジが待ってくれていたようで、悪くはない。
PENTAX KP レンズ HD DA 15mm Limited 焦点距離15mm
ISO3200 SS40秒 F4.0 アストロトレーサー使用
2018.11.18 高知県仁淀川町にて
こちらはもう少し月が細め。わずかに月光が差して、山肌の色づく秋の彩(いろどり)を淡く浮かび上がらせます。
うーん。これくらいの暗いトーンも嫌いではないが、レンズもF4と暗いので、なかなか難しい。一番明るい50mmF1.4を持っていって、中望遠星景というのも面白かったかもしれない。来年の課題だ。
PENTAX KP レンズ HD DA 15mm Limited 焦点距離15mm
ISO4000 SS40秒 F4.0 アストロトレーサー使用
2018.11.14 高知県仁淀川町にて
上と同じ仁淀川町ではあるが、違う渓谷。こちらは月がない。一つ見える明るい星はデネブ(はくちょう座)ですね。
前景はライティングではなく、街灯が照らしていたのを採用。
ナトリウムランプ(オレンジ色)だったので、少し補正してます。
紅葉はちょうど時期だったような気もするし、少し早かったのかもしれない。ただ、真っ暗でほぼ見えませんでした。
今年は北と西にむかったので、来年は東を目指そうかな。ロケハンしておかねば。
私の星景ノートも東の情報が弱い…課題だ。
というわけでサルベージでした。ではまた!
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