シロナガス/星景写真と科学本のブログ

「暮らしの中の星空」=星景写真+サイエンスノンフィクション書評。PENTAX使い。

初月の出と今年の星景写真展望

能登半島地震発生から1週間、時が経つにつれて犠牲者が判明しつつも、まだ全容は明らかでない大変な被害の大地震となってしまいました。被災された方にお見舞いを申し上げ、またお亡くなりになった方のご冥福をお祈りいたします。

 

南海地震を控える高知も、けして他人事ではない

救援物資もしばらくは満足に入って来ないことは高知でも起こり得ますし、地震が起こった場合の動き方などシミュレーション・訓練しておかなければならない……。

日本全国で、地震が頻発している反面、土佐湾沖は不気味に静まり返っているんですよね。相当なエネルギーが溜まっているはず。警戒してもなすすべはないかもしれませんが、心づもりだけはしておきます。

 

今回は、1月1日の夜に撮ってきた月の出=初月の出から更新をしておきたいと思います。

 

初月の出2024

浜辺で海を臨む。早い雲が流れ、水平線上の雲の上に1月1日の月が昇る。

PENTAX K-3 MarkⅢ レンズ HD DA☆11-18mm  焦点距離 11mm

ISO640 SS30秒 F2.8 アストロトレーサーType2

2024.01.01 高知県にて

 

水平線付近に低い雲があり、月が出てくるまで少し時間がかかりましたが、無事に撮影。1月1日に出てきたので初月の出です。

雲の流れが描写できるように、ISO感度を下げて、30秒の露光時間を確保しています。

街灯りが、人の営みを感じさせます。

 

このところ10-17mmでの撮影が多かったのですが、やはり、11-18mmは良いですね。

星像が鋭い。

 

1月1日から撮影に行くとは、今年のYFHは、違う…のかもしれない(違わないかもしれない)。何とか、1年間、無事に撮れればありがたい。

 

今年の星景写真展望

というわけで、星景写真で今年狙うべき天文現象を、挙げておきたい。

アンチョコはやはり、「藤井旭天文年鑑スターウォッチング完全ガイド 2024年版」。冒頭を見ると、亡くなった藤井さんに代わり、

「より多くの人に、星を身近に感じてもらい、気軽に星に親しんでほしい」

との氏の思いを継いで、これまで製作に携わってきたスタッフが継続して刊行していくとのこと。

今後ともよろしくお願いいたします。

 

1/28 水星と火星が、明け方、東の空で接近。金星も見えます。

3/25 水星が東方最大離角となり、夕方の西の空低くに出てきます。水星なかなか抑えられないので、狙いたい時間帯。

4/21 P12/ポン・ブルックス彗星近日点。夕方晴天の低空に見えるとのこと…。これは見たい。

5/3-6 明け方の東の空に、月と土星、火星が並びます。星景映えしそう。明け方パターンは難しいのですが…。

7/22 水星の東方最大離角。また夕方の空に水星が戻ってきます。金星もあるので、この時間帯も星景は面白そうです。

8/12 ペルセウス座流星群極大。23時ごろがピークの予報。月が沈んだ後から夜明けまでがチャンスか。かなり、条件は良さげです。

9/18 金星とスピカの接近。夕方、西の空。金星とスピカでは、スピカを目立たせるのは難しいだろうか…。

10月中旬 紫金山・アトラス彗星の接近。肉眼彗星になる可能性が示唆されます。10/12ごろ西の空低い位置から、10/20ごろにかけて、少しずつ高度も上がっていくとのこと。アストロトレーサーTYPE3の出番。

11/17 満月過ぎの十六夜(いざよい)の月が木星と寄り添い、冬の一等星の真ん中に輝くとのこと…。21時ごろ。うーむ、ほぼ満月の月を真ん中に構図を考えるのは、とても撮りづらそうですが、撮れれば印象的な一枚が撮れそう…。どういう形が良いだろう…。

12/14 ふたご座流星群極大。午前10時がピーク予報。12/15が満月のため、かなり明るいですね。なのですが、晴れれば行ってみないといけませんね。月に照らされる地上風景と火球という一枚を狙いたい…。

 

というような感じでしょうか。

まあ、予定は未定のため、この通りに撮れることはほぼないのですが、なんとか、無事に撮影を続けたいということで、今年一年頑張っていこうと思います。

 

ではまた。

 

 

 

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