シロナガス/星景写真と科学本のブログ

「暮らしの中の星空」=星景写真+サイエンスノンフィクション書評。PENTAX使い。

2022年星景写真展望

あけましておめでとうございます。

2022年、1月1日から撮影に行ってきました。良く晴れた夜で夜半過ぎ頃まで撮影して帰ってきました。

昨年末にお迎えした、マンフロットの金属スパイクと、中古のアルカスイスモノボール雲台は、なかなか使い勝手が良くスムーズに撮影ができました。

正月は、少し時間があったので、三脚の分解清掃もしてみました。結構、海岸部での撮影が多いため、砂が噛んでいる感じもあったので、丁寧に清掃しておきました。

三脚の清掃には、パーツクリーナー(↓)が便利ですね。三脚にはプラスチック部品も使われているので、プラスチックにダメージを与えないものが良いと思います。

 

というわけで、2022年。

星景写真の題材になりそうな天文現象をピックアップしておきたいと思います。

アンチョコはいつものように、「藤井旭天文年鑑スターウォッチングガイド2022年版」です。

 

2022年の星景向きの天文現象

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1月1日に、撮影した一枚からグリーティングカードを。

 

2月13日 金星が最大光度

金星が明け方の東の空で、-4.9等の最大光度を迎えます。

この日の日の出が6時43分ということですので、その1時間前、5時半ごろが見頃でしょうか。朝早いなあ…。

ただ、この日に拘らなくても、この光度なら、都合の良い日で、いつでも見えるはずです。

 

4月27日 金星、火星、土星木星(+月)

これも明け方東の空。金星、火星、土星木星が並びます。25~27には、細い月もそこに加わり、なかなかフォトジェニックな眺めになりそうです。

4月27日の日の出が5時22分。月の出が3時35分。

4時ごろが見頃と思われますが、最もつらい時間帯ですね(笑)

 

5月1日 金星と木星が大接近

明け方が続きます。金星と木星が見かけ上の大接近をします。

4時30分ごろ薄明が始まります。その頃がねらい目でしょうか。アストロトレーサーType3で狙ってみたい一枚。

 

5月2日 水星とプレアデス星団が接近

夕方、西の空で、水星とプレアデス星団が、接近します。

これも、Type3向きかな。

4月末あたりから5月初旬にかけて、見れるようです。これは、都合の良い時に、押さえておきたい。

 

7月~10月頃 パンスターズ彗星(2017 K2)

パンスターズ彗星が、さそり座付近を移動していきます。これもType3で狙ってみたいですね。

今年のレナード彗星のように、新しい彗星が見つかる可能性もあるので、情報を要チェックですが、少なくとも、このパンスターズ彗星は、確実に来るでしょうから、チャンスを待ちたいと思います。

 

8月13日 ペルセウス座流星群極大

極大時間は13日10時。満月が12日ということで、悪条件ですね。

ただ、晴れれば、撮らないわけにもいかない。

12日宵~13日明け方の晩がチャンスのはず。晴れてくれると良いのですが。

 

9月~12月ごろ 火星とヒアデス星団の接近

接近し光度を増す火星が、冬の星座の中を、ゆっくりと移動していきます。

9月頃、ヒアデス星団(おうし座の頭)と接近します。

これもType3向きかもしれませんね。

 

11月8日 皆既月食

これは外せませんね。皆既月食。去年も2度月食があったのですが、天候が悪かったのと旅先だったということで両方撮影できませんでした。今年こそは。

夕方、月の出から、半影月食が始まり、20時には皆既月食を迎えます。

観察しやすい時間帯ではありますね。

撮影場所をロケハンしておかないといけませんね…。ふーむ。

 

12月14日 ふたご座流星群極大

14日の22時頃が極大と時間帯は悪くありませんが、半月前の月が22時16分に昇ってきますので、月明りの影響は微妙なところ。

ただ、明るい流星が飛ぶのはほぼ間違いない(写るかどうかはともかく…)ので、撮りに行かないわけにはいきません。

順当にいけば14日の夜が、最良でしょうね。天候が良いことを願いたいです。

 

という感じでしょうか。

何にせよ、1年無事に撮っていくことを目標に、一歩ずつ行きたいと思います。

 

皆さんにとっても良い一年になりますように。

 

ではまた。

 


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