シロナガス/星景写真と科学本のブログ

「暮らしの中の星空」=星景写真+サイエンスノンフィクション書評。PENTAX使い。

月と彼岸花の夜

うむうむ。

今日の方が良く晴れているんですが、先日、かなり雲がちだった日に、なんとか、撮れないかと撮影に行ってきました。

 

あまり悠長にしていると彼岸花が終わるということで、かなり、無理目な日程&月も中秋の名月3日前と大きかったのですが、まあ、行ってみることに。

 

月と彼岸花の夜

月と彼岸花、棚田にて

PENTAX K-3 MarkⅢ レンズ HD DA10-17mm Fish-Eye 焦点距離 10mm

ISO800 SS2.5秒 F4 カメラ内HDR機能使用

2023.9.27 高知県にて

 

ご覧の通りかなり雲が多い中で、時折月が見えるという状態。条件としては、なかなか、厳しいものがありましたが、しばらく待ちながら、チャンスを待っていました。

この後、もう少し星も出るのですが、まあ、4時間ほどいた中で、星が出ていた時間は計30分もなかったかな…。

もっと晴れる日に行ったらいいのに、なぜか、この雲を見て、出るという判断をしてしまった。

 

この一枚は、現場で、HDR撮影機能を使っているのですが、元は、かなり暗い画像です。スライダーにしてみましょう。

左は、月の周囲が白飛びしてしまわない範囲で、露出を決めて、後は、HDRで何とか地上部のディテールを、捉えてくれないかなと狙ったもの。で、それを現像して右になりました。

一応、経験則的には、月のある夜にある程度の露出をかけていれば、一見真っ黒でもRAW現像でだいぶ、地上部はあぶり出せるという算段でしたが、うまくいきました。

良かった良かった。

 

で、終わったら良かったのですが。

 

後日談

実は、この時、私の腕には、異変が起こっていまして、実は、田んぼで撮影していたことで、この時期に田んぼに大量発生するブユに、めちゃくちゃかまれていたのでした。

ブユというのは、小さなハエのような昆虫なのですが、こいつが、蚊のように血を吸いに来る。そして、蚊と違うのは、近づく時、無音なのと、血を吸われるときに、少し痛い。どうも、針を刺すタイプではなく、かじるようなのです。マジか。

一応、この時期だし、虫もいるだろうと思い、長袖で行ったんですが、なぜか、この日は暑く、腕をまくってしまったんですよね。そしたら、私の腕をドリンクバーのように、吸いまくる。

 

こちらは、雲の流れを見極めて、シャッターチャンスを待っているので、防ぐ手段がない。いや、多少は、倒したのですが、多少では多勢に無勢

結果的には、後日、ボコボコに腫れて、皮膚科にお世話になることに。

先生も、「ここまで、かまれているのに、気づきませんでしたか…?(困惑)」、と若干、困惑気味だったのですが、「いやー、夜だったので……(笑顔)」と誤魔化しておきました。

薬を塗りながら数えたところ、両腕だけで、94か所の噛み痕。強い薬なので、顔には塗らないでくださいと言われたので、顔や首筋が噛まれたのは数えませんでした。なので、たぶん100ヶ所を超えて嚙まれていました。

 

でも、皮膚科の薬が良く効いて、一応、山は越えました。後は自然治癒力でなんとかなるでしょう。

 

皆さんも、撮影時は、お気を付けください。

虫よけを携帯しておくべきでした。

 

 

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