はい。
というわけで。すごい暑さが続いていますが、皆さん、お元気でしょうか。
先日、ようやくD FA 21mm Limitedでの星撮影ができましたので、そのことを書いておきたいと思います。
と、その前に。
PENTAXがK-1MarkⅡ(およびK-1)用に、天体写真アシストという有償プレミアム機能を追加しました。
ほほう。
星のピント合わせをAFでできたり、リモコンフォーカス微動、天体画像処理などの機能を追加するもの。
いや、これはこれだけで記事が書けそうですが、今のところはK-3Ⅲへの実装はありません。もし来たら、ぜひ入れてみたい!お値段は10k+税のようです。
星のピントをAFで出せるのは非常にありがたい。リモコンフォーカス微動は、リモコンでAFの駆動ができ、マクロ撮影でも使えるようです。手袋をしている時などにも有効。
天体画像処理はカメラ内で、街明かりのかぶりや、天体の明瞭度、背景の明るさ調整などができるようです。
うーむ。良いですね。
というわけで、D FA 21mm Limitedで撮影した星空画像に行きましょうか。
D FA 21mm Limited 星撮影ファーストインプレッション
PENTAX K-3 MarkⅢ レンズ D FA 21mm Limited 焦点距離 21mm
ISO4000 SS15秒 F2.8 アストロトレーサーType2使用
2024.07.29 高知県にて
河口部で、橋と天の川を撮影。
天の川のコントラストが弱いのは、すでに、半月過ぎの月が昇っているから。
もう少し早い時間に行くべきでしたが、出遅れました。
薄雲があり、天然のソフト効果が出て、星が潤んだような写りになりました。
いくつか設定は変えながら撮影したのですが、最終的に、シャッタースピードは15秒、絞りはF2.8を選んでいます。
最初、いつもの感覚で30秒ほど露光したのですが、そうすると換算32mmの画角では、アストロトレーサーによる周辺星像の流れが顕著に表れたので、短くしていきました。
20秒でも、割と良い結果でしたが、ベストは15秒。15秒なら、アストロトレーサーの周辺星像流れをほぼ起こさずに収まりました。
同画像の左上隅の星像を拡大してみました。
わずかにコマ収差が見られますが、良く抑えられています。フルサイズ用イメージサークルをAPS-Cで使ってますしね。良い結果です。
15秒でも、わずかに星像が伸びてしまっているのがわかります。これは、レンズの歪曲収差が元凶の(と言われる)アストロトレーサー追尾による伸びですね。ただ、鑑賞サイズでは気にならない程度だと思います。
端でも微光星が良く写っていますし、星像自体の鋭さも悪くありません。
F2.4開放とF2.8がどれほど差があるかは定かではないですが、逆に差を感じないならF2.8で良い場面(今回は、月もありましたし、少しでも明るさが欲しいという状況ではなかった)では、F2.8で良いかなと。
固定フードなのでフィルターをステップアップリングなどで共用することはできません。67mmのフィルターを買う必要があるのは、マイナスポイントで、今、D FA 21mm Limited用のソフトフィルターなどは入手出来ていません。
なので、どちらかというとリア側でのソフトフィルター運用が良いかも。今回は試せていませんが、後玉レンズ自体は大きいですが、形状からしていわゆるシート型のソフトフィルターを貼ることは可能ではないかなと思います。11-18mmのように後玉が飛び出すような仕様にはなっていません。
ケンコーが出している、リアプロソフトンは、どこかで入手したい。他のレンズでも使えますしね。
あえて、このレンズを星空用として買うということが現実的かどうかはともかく、星を撮っても十分な写りを見せてくれました。改めて良いレンズです。
今後、少しずつ使ってみて、いつか「星撮影用としてのD FA 21mm Limited」を書けると良いですね。
とりあえず、ファーストインプレッションでした。
ではまた。
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