シロナガス/星景と科学本のブログ

受信者としてのサイエンスブログ。星景写真、スタータイムラプスと、ポピュラーサイエンス/サイエンスノンフィクション(一般向け科学書)の書評。

低予算で始める星空写真 カメラ選び編

というわけで、天体観測をはじめてからというもの抱いてきた、星空の写真を撮りたいという思いを実現すべく、一歩を踏み出してきました。ワナビー言ってる場合じゃない。生き急がねば。

 

予算の制約

が、しかし、厳しいのは予算の制約…!

これはなんとも、いかんともしがたい。

まずは、「子どもの運動会も近いし、カメラが必要なんじゃないかな?」と、家庭内でのカメラ購入に向けたコンセンサスを得るロビー活動から……。これをあせらず綿密に2か月くらいかけて、合意を積み上げるところからだ。あせってはいかん。

 

ネゴシエーターばりの高度な家庭内交渉を経て、運動会を含めてこれからも子どもの写真も撮るということで、いくばくかの目的補助金をゲット…!

それを含めて、なんとかかんとか手元に5万円の予算を確保することができました。これは、私のお小遣いからいくと半年くらいはほかの趣味には全くお金を使えないレベル。

よし。これを元手に…スタートラインに立たねば。失敗は許されない。

まずは下調べが必要だ。

 

星空の写真にもいろいろと種類があるみたい

星空の写真を撮りたい、ということで、話を進めてきたのですが、いろいろ調べてみると一口に星空の写真といっても、いろいろと種類があるようだ。

まず、天体写真といわれる分野。

これは、星の日周運動を正確に追う赤道儀というものに、望遠鏡を載せ、それとカメラをつないで、星雲や星団などの写真を撮るというものらしい。

キラキラと青白く星が生まれる暗黒星雲の星のゆりかごなんかが、自分の手で撮れれば確かに熱い。

ただ、星雲の色などをきれいに撮ろうと思ったら、カメラもそれ用のものになるようで…。

上の記事を見てみると、なんと、42万円のカメラ…。

そして、赤道儀というのも、10万円くらいするし(本格的なのはもっとお高い)。望遠鏡ももちろんしっかりしたものが必要だ。

全部やると100万円くらいかかりそうだ……w 完全にノーチャンス…!

 

つまり、この方向は無理ポイ。

ただ、天体写真の分野でも月とか惑星という明るい天体は、コンパクトデジカメを、望遠鏡にのぞかせて撮影するコリメート法という手軽なやり方もあるようだ。

赤道儀もポータブルなものがあって、これなら5万円~2万円くらいで購入できそう。

しかし、どちらかというと星座や天の川なんかを撮りたいのだ…。あれはどういう分野なんだ??

 

さらに調べていくと、どうやら星景写真という、風景と星を同時に写す分野があるようである。

 

もちろん極めようと思えば奥は果てしなく深いは深いのだが、これなら、カメラと三脚があれば、「基本的」には撮れるらしい。ハードルがだいぶ下がった。

これだな…。

 

カメラ選び

というわけで、乾坤一擲…カメラ選び。

カメラも、コンパクトデジカメ、ミラーレス一眼、一眼レフの順に、基本的には高くなっていく。もちろん高級コンパクトデジカメなるものもあったりで一概にいえないようなのだが。

この中から、一眼レフのエントリーモデル(入門機)をチョイス

星景写真を撮るうえで、大事なのは、暗所に強く、高感度で撮ってもノイズがなるべく少なくなるものが向いているということ。それは一眼レフが得意とするところのようだ。

 

数ある候補の中から最終的に選んだのは、ペンタックスのK-50という一眼レフカメラ

選んだ理由をいくつかかくと。

・カメラの感度を表すISO値が他のメーカーの同程度のカメラに比べて高いこと。

・エントリーモデルには珍しく防塵防滴なこと。

・バッテリーが単三電池が使えること。

ペンタックスには、GPSユニットが別売りで出ていて、これを購入できれば、簡易的に赤道儀をつかったような星を追う撮影ができるということ。

 

 

 

お値段は、約46,000円。いける…!

これをネットでポチり、さらに三脚と充電池をゲット。うん。これで、完全に予算オーバーした…。オーバーフロー。

もう、しばらく水しか飲めないぞこれは…。

 

本当は、手ぶれを防ぐ、リモートコントロールもほしいし、持ち運び用のバッグもいる。なるべく明るいレンズもほしい。

上げればきりがないが、しかし三脚とバッテリーがないことにはスタートラインに立てない。

もろもろ目をつぶって、なんとか、最小限ぎりぎりの機材をそろえました。

うん…なんとか、今後少しずつ必要なものは、揃えていこう……。長期計画だ、もう年単位で水しか飲めない

 

しょうがない。

なんとか、機材をそろえたところで、何はともあれ撮ってみなければ!やる前から心配してもしょうがない。

というわけで、次回は、撮影デビュー編。こうご期待を。

しかし、春の夜空はすぐに曇るから困る。

 

追記。

一応、こういう感じで撮れたよというのを先行して一枚。

画像の処理の仕方がまだまだわからない。

ううーむ。要勉強。

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夏の天の川と、夏の大三角、ヴェガ、アルタイル、デネブ。とりあえずのデビュー作です。

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