さて、また、雑記を書く季節がやってきております。
まあ、とにかく、異常に忙しい。
(なんとなく撮った一枚をサムネイル用に)
本を買ってしまう病
忙しい時は、動けないので、本を見つけては買ってしまうということなのですが。
これが、また、このひと月ほどで、でかいのを連続で行ってしまいました。
同氏の写真集「CANARY」収録の写真について、その撮影行為をもう一度言葉で受容しなおすように、書かれたテクスト集。
以前、京都のPurpleに行ったときに、「CANARY」の方は見ることが出来たんですが、このカナリア門との対面はかなわなかったので、いつかは読みたい一冊となっていました。
読めるなら、手元に置く必要は必ずしもなかったのですが、図書館で他館に所蔵があるかを確かめてもらったら、美大の図書館にあるきりで、館を越えての貸し出しには対応してない、ということ。
いつか、チャンスがあれば、と思っていたのですが、私の良く使う日本の古本屋さんのサイトを見ていると、出てきているではないですか…。
一冊の本としては、なかなかのお値段なので、(早く…売れてくれ…早く…)と念じながら、数日過ごしたのですが、売れなかったので、私がゲットしてしまいました。
そして、これで終わっておけば良かったものを。
写真集「CANARY」の方も入手してしまいました。
正面からだと割ときれいに見えますが、実は、背表紙が破損している訳あり品。
なので、相場からいうと大分、お手頃でした。
これは、もう、迷うというか、どうせなら、もうカナリア門とセットで手元に欲しいなと思ってしまい、すぐに陥落。
背表紙の破損を自分で修繕できないか…というのを今検討しています。
やれなくなく(?)はない、…気はするのですが、結構大手術になりそうなので、初執刀は何か別の本で経験を積んでから、挑みたい気はしています(笑)
でも、読む分には困らないから、このままかもしれません。
カナリア門を読んで、CANARYを見ると、解像度が上がって素晴らしい。
しかし、いくら解像度が上がっても、なぜ、これがこういうことになってしまっているのかという、志賀氏独特の感性については、理解したとは言えない。
でも、カナリア門を読んですごく納得がいったんですが、方法論として、志賀氏はセットアップを使うんですが、その中に、偶然が起こる仕掛けを作っているんですよね。
これは、写真の特性でもありますし、もっと言えば、この世界そのものの特性でもある。いくら予測をして、セットアップをして準備をしても、偶然というのは、起こる。逆に言うと、その予定調和の中に納まってしまっていたら、CANARYという写真集は生まれていなかったのかもしれません。
いやー。憧れの本を2冊もそろえてしまい、思い残すことがなくなりかけていますが、まだ、世の中には読んでない本がたくさんありますのでね。
まだまだ、先は長いのかもしれない。
それにしても恐ろしいサイトです(↑)。
本好きには、おすすめ。
ではまた。
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