シロナガス/星景写真と科学本のブログ

「暮らしの中の星空」=星景写真+サイエンスノンフィクション書評。PENTAX使い。

足摺海洋館SATOUMIに行ってきた話

はい。

一雨ごとに春が近づいてくる気配がします。

3月は天候が不順でほとんど撮影にいけていませんね。なので、先日行ってきた、土佐清水市にある足摺海洋館SATOUMIについて、書いておきたいと思います。

このブログには、博物館や科学館について更新するというカテゴリーがあったのでした。

久しぶりに思い出しました。

 

SATOUMI

昨年オープンした、足摺海洋館、愛称は「SATOUMI」。

足摺とはついていますが、厳密には竜串地域にある水族館になります。

土佐清水市には、高知市から自動車で約3時間くらいでしょうか。

結構かかりますが、コロナ禍の中でも、割と人気で、来場者も多いようです。

 

展示は、土佐清水市を含む高知県西南部・幡多地域の山から、川をくだり、海岸部、海、深海部という展示順で、幡多地域の動植物や海の生き物を展示しています。約350種15000匹が展示されているとのこと。

土佐清水市の海岸部というのは、暖かい海流・黒潮が流れる関係で、亜熱帯植物が生え、幡多地域の中でも、少し植生も違います。

景観も切り立った崖が多く、岩がち、奇岩の多い、面白い地形が多く、写真に撮っても面白いですね。

 

では、せっかくなんで、SATOUMI、写真で振り返ってみたいと思います。

しかし、最近、昼間はほとんど70mmのレンズで撮っているので、撮りづらかった(笑)

もっと広角があればよかったのと、後述するように、ウミウシを撮るのには、マクロレンズもあると良かったかもしれません。

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カワウソ。かつては、野生でいたようですが、最近はほぼ全滅してしまっていると思われます。結構活発に動き回っていたのと、意外と大きかったのが印象的。

 

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最初の部屋では、プロジェクションマッピングで、水の揺らめきが投影されています。

 

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川魚も展示。繁殖の季節でしょうか、きれいに婚姻色が出ているように見えますね。

 

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ウミガメ。この地域の砂浜には、ウミガメの産卵ポイントもあります。

 

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海に入ってきました。イワシ。あと、写真に撮れなかったんですが、沿岸部、いわゆる磯を再現したコーナーなどもあります。

 

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大水槽。ちょうど、餌やりの時間にあたりました。多種、色鮮やかな多くの魚が集まって餌を食べる様子は壮観です。たぶん、オキアミを上げていたように思います。

 

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クラゲも展示。こいつは、猛毒を持っている奴ですね。

 

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そして、SATOUMIの目玉展示ともいえるウミウシ

あまり大きな生物ではないですが、カラフルで、愛嬌があり、面白いと思います。

ウミウシを、展示のシンボルにしたというのは、なかなか、コンセプトとして興味深いです。実際に、併設のストアでは、ウミウシのバッジの多くは売り切れでした。

結構うけているようですね。

でも、私も、小さいころから割と磯でも遊んだのですが、野生のウミウシというのは実は見たことがない。気づいてなかっただけでしょうね。

地域に、こういう生物がいるというのを、知ることができるというのも、やはり地域の水族館展示の面白い、強みになる部分ですね。

上の朱色の方はそこそこでかいのですが、あとは小さいのでマクロレンズがあると撮りやすかったのではないかと思われます。

 

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カフェとストアも併設。

 

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入口にはウミウシモチーフのマスコットが乗ったポストもあります。

 

と。

この日はいきませんでしたが、近くには、海のなかが見れるグラスボートや、海底におりていく足摺海底館もあり、合わせて回ると、竜串の自然を満喫できると思います。

 

日本の端っこの高知県でも、さらに端っこなので、足を延ばすのは、なかなか大変ですが、行ってみる価値はあるのではないかと思います。

コロナ禍の中で、あまり、旅行もできないとは思うのですが、機会があれば、ぜひ。

 

ではまた。