シロナガス/星景写真と科学本のブログ

「暮らしの中の星空」=星景写真+サイエンスノンフィクション書評。PENTAX使い。

星景サルベージその93 立ち昇る

うむうむ。

これが年内最後の更新になるか、もう一度くらい更新するかどうか。

年末なので、撮影機材、雲台、三脚などのお手入れをしていました。

特に自由雲台は、油切れでカスカスになっていたので、ボールをグリスアップしておきました。いい感じに馴染んだかな。

 

ということで、とりあえず、サルベージをしておきたいと思います。

 

サルベージということはいつものように、応募したけど、ということなんですけれど。

今回は、珍しく、選に入りました。

 

ペンタックスリコーファミリークラブの会報誌のフォトコンテストに…。

長かったな。11回目でようやく。連敗が10で止まることに。

shironagassu.hatenablog.com

ここで10連敗の軌跡を振り返っています。

いやー、長かったな。

 

立ち昇る

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PENTAX KP レンズ HD DA★11-18mm アストロズーム  焦点距離11mm

ISO4000 SS40秒 F2.8 アストロトレーサー使用、ほぼ固定撮影

2020.06.27 高知県土佐清水市にて

 

また、暗い作品ですね。

今年はもうこの感じで、一年押し通した感じです。

夜の暗さというものを、どう表現するかということで試行錯誤した一年でした。

 

岩の向こうに立ち昇る天の川を縦構図で捉えています。

「岩が大きすぎる。半分で良い」という選評をいただきました。

いや、たしかに。

 

その時の心理を書いて、言い訳にかえたいと思います。

 

いやー、この30分ほど前、以前も一度、書いたと思うんですけど、私は、別の岩場で撮っていて、私の乗っている岩だけ残して、四方を波に囲まれるという、かなりスリリングな…というよりも、相当やばい状況に追い込まれていたんですね。

この夜は、なかなか、波が激しかった。夜の闇の中で波に囲まれてしまう。完全な判断ミスが招いた窮地でした。

波がおとなしくなった一瞬を見抜いて、何とか、そこからはまさに命からがら脱出できたんですが、そのあと、とにかく、岩と波にひたすら注意を引き付けられてしまいまして。

この、別の岩場に移った時も、岩の横を白波がさらっていく中での撮影で、もう、視線が星空というよりは、岩と波から離れられなくなった結果、写真の中でむしろ岩がメインになる写真となってしまったというわけです。

 

立ち昇るというタイトルも一つは、この場所にも由来していて、(場所を言ってしまうと、土佐清水市竜串なんですが)竜の姿と天の川を重ねているのですが、あわせてダブルミーニングにもなっています。

私は、写真において、生と死ということをよく問題にするんですが、この時は、薄皮一枚隔てて死が傍らにあるような、ピリピリした感覚がどうしても抜けず、天に昇るというような意味で、死を暗示するようなタイトルになったわけですね。

 

なので、岩がでかいのは、私が、かなり強く恐怖を感じてしまって、足元の岩と波をことさらに強調してしまったということなんです。

ああ、いやー、あの日は、怖かった。

ご覧のように、空の状態はすごく良くて、天の川も濃く写ったのですが、ぶっちゃけ、心理的にそれどころじゃなかったという(笑)

私は、基本、生活圏内で撮っていて、比較的危険はないようなところなんですけれど、それでも、自然を相手に撮るというのは、気を付けて撮らないといけないなという教訓を得た一夜でした。

 

選評では、岩がでかいというご指摘とともに、技術的には完璧という言葉もいただいて、それは少しだけ自信にしようと思います。

 

まあ、しかし、何とか、11回目で入選。最終選考まで残ったのが、これまで2回だったので、3度目の正直。重い扉でした。

星景一筋で、押し通したことについては、私の拘りの強い気質が出ていますね。この先も各種応募は星景一筋で行こうと思います。

星景の表現力を高めるために、昼間もなるべく撮りつつ、それを還元していきたい。

 

何を表現するのか、どう表現するのか…。

また考えながら、進んで行きたいと思います。

次は10連敗しないといいなぁ、でもするかもなぁ。

また何連敗するかわかりませんが、一歩ずつ地道に続けてみようと思います。

行けるところまで。

 

ではまた。 

 

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