うむうむ。
先日、開幕した県展行ってまいりまして、特に写真作品はじっくり見させてもらいました。いやいや、なかなか、レベルが高い…。357作品あるので、いろんなジャンルのものが並んでいて、勉強になりました。そして、いくつかは、完全にしてやられたというか、さぞ名のある使い手だろうなと…思わされるものも。
いや、そもそも、審査員の野町和喜氏の作品からして、砂漠の星景色でして、…これがまた当然ながら、美しい…。月明りが照らす砂漠なんですが、星の並びから、春先東の空を向いて撮ったのかなと、スピカとからす座が見えた…ような気がします。
星景といえるのは9作品だったかなと。
私の出した奴は、会期が終わった時にサルベージするようにしましょう。10/25まで、かるぽーと(写真はこっち)と県立美術館です。
と、今回は、先日撮ってきた、火星と街並みを出しておきましょう。
火星と街並み
PENTAX KP レンズ HD DA☆11-18mm アストロズーム 焦点距離18mm
ISO400 SS 10秒 F4 約1時間分を比較明合成
前にも書きましたが、今、火星が見頃です。とても明るい。
都市部でも、肉眼で見えるはずです。21時ごろ南東の空に赤く輝く星が見つかれば、まず間違いなく火星です。すぐに見つかると思います。
この写真だと中央の赤みがかった星の光跡が火星。
昇ってきた月をアクセントに。実は月の位置は偶然なんですが、木の向うから昇ってきて、枝をシルエットにしてくれました。
KANIのグラデーションNDを使って地上の明かりを軽減しています。
しかし、グランドの明かりが強すぎて、完全には軽減しきれず、そこだけ白飛びに近い状態になっています。明るすぎた。
街並みの色と、星の色を出したかったので、ボディ内現像をし、ポップチューンでTIFFに書き出した後にLrで調整しています。
人の暮らしと星が交わる。
コロナ禍の中でも、災害の上でも、星が輝くのはある意味残酷なのかもしれませんが、しかし、変わらず、揺るがず続くものがあるというのは、大事なことだと思います。人知を超えて、人の支配を超えてある自然というもの、その超克的性格を忘れないようにしたい。
ではまた。