シロナガス/星景写真と科学本のブログ

受信者としてのサイエンスブログ。「暮らしの中の星空」をテーマにした高知県内の星景写真、スタータイムラプスと、ポピュラーサイエンス/サイエンスノンフィクション(一般向け科学書)の書評。PENTAXで撮影しています。

星撮り用装備について

うむー。

前回、書いた、K-50のラバーグリップ交換サービスは、ピックアップされていきましたので、もはや後戻りはできない。

どんな仕上がりになるだろうか…。

shironagassu.hatenablog.com

 

これ帰ってくるまでにもうしばらくかかりそうなので、その前に、先日、ステイホームが高じて、撮影用カバンの中身の整理を始めてしまい、全機材を展開して写真を撮ったので、それをもとに、普段持っていく、星撮り用装備について書いておこうと思います。

 

YFH星撮り用標準セット

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カバンには、大体こういう感じで、装備が詰まっている、ということのようです。

私も、全部出して、並べてみたのは初めてです。

 

まずは、

1、カメラ・レンズ

カメラは、PENTAX KPがメイン機。だいたいISO4000を基準に、使っています。高感度耐性はなかなかのもので、冬場はISO6400くらいでも、行けるという感触。

 

レンズは、だいたい3本持っていくのが常です。

PENTAX HD DA★11-18mmがメイン。最近は、これで撮ることが多いですね。

そして、何ものにも代えがたい画角が得られるDA10-17mmフィッシュアイズームをバックアップに。対角180度の画角で広くとれるので、天の川を一枚で写したい時などにはかなり重宝します。

そしてより標準画角に近い、HD DA20-40mm LImitedも常連。一つの星座と、前景を撮るにはちょうどいい画角です。もしくはここは、DA35mmに置き換える時があります。どちらかを持っていきますね。

11-18、10-17、20-40はそれぞれズームなのも使いやすい。三脚を据える位置と欲しい画角によっては、単焦点では対応できない場合もあるので、星景撮影にズームというのは利点があります。

カメラ2台で運用するときは、これに、K-50がつきます。そうすると、なかなか荷物としては重くなりますが、何とか許容範囲内でしょうか。

 

2、フィルター類

フィルター類は主に3タイプ。

ひとつは、11-18mm用の82mm径のフィルター群。ソフトフィルター、自作したパーシャルソフトフィルター、クロスフィルターなどが入っています。

ふたつ目は、55mm&49mm径の小型のフィルター群。こちらは、昼間の撮影にも多少使うので、C-PLやNDフィルターなども含めて、入っています。こちらもソフトフィルターとクロスフィルターは常備。

三つめは、角型フィルター。といっても角型は、主に地上減光用に使うグラデーションNDフィルターしかまだ持っていません。ここも充実させていきたいところですが、なかなか高い。KANI PREMIUM SOFT GND1.2 は、街灯などの光源に向けてもゴーストも出ずに、かなり信頼性が高いです。

www.loca.design

 

3、三脚・雲台

三脚は、なぜかマンフロットに妙なこだわりが。

現在メインで使っているのは、マンフロット190アルミ3段

そこそこ重いんですが、その分、安定感はあります。

これに、BENROのボール径44mmの雲台をつけて運用しています。バッテリーグリップ+11-18mmをつけて2㎏弱のKPをのせても、割と構図も決まりやすく満足。

場合によって縦位置用にL型ブラケットを使う時もあります。構図がより安定します。

マンフロットのミニ三脚は、主にフラッシュを焚く時(パンフォーカス星景時)にフラッシュをつけて、手に持ったり、横に設置するために使う場合がほとんどです。フラッシュ用。

 

www.manfrotto.com

 

4、フラッシュ類

フラッシュは、あまり、使わないのですが、前述のようにパンフォーカス星景の時には使います。パンフォーカス星景というのは10-17mmを使って、過焦点距離で撮ることにより、前景(主に花など)から星まですべてフォーカスを出すという撮影法。

ごく弱めに、被写体からかなり離してフラッシュを焚くのがコツです。まあ、他に人がいるような場面では使えないのですが、ただ、私が撮影地で人と遭遇することは年に1、2回あるかないかの珍事なので、実際上問題になったことはない。

みんなどこで撮ってるんだ。

shironagassu.hatenablog.com

 

5、ヒーター

星景撮影に実は必須アイテムとなる、レンズヒーター。

湿気により、レンズが曇るのを防止します。

11-18は細い紐タイプのものに適合する溝が備えられていて、まさに星景用レンズと呼べる仕上がりとなっています。

www.astroarts.co.jp

もう一つはベルクロでつく発熱量の多いタイプ。私の環境だと、紐タイプの方で大体の場面は曇りなく、撮影できます。

これをつけずにインターバル撮影を始めるとすごくリスキー。なので、インターバル撮影や20分露光をする場合は、必ずつけるようにしています。特に、春や秋などの季節の変わり目が最高に曇ります。

角型フィルターに効果があるのか、未だに不明なのですが、とりあえず、つけておくと曇ってないので効果が出ているのかもしれません。

ヒーターの効果を高めるため、ヒーターを巻いた上からヘアバンドをかぶせて、保温しています。

 

6、バッテリー類

バッテリーは、予備が必須。

カメラ用のバッテリーも大小3~4個持っていきます。しかし、なかなかこれを全部使い切るのはむずかしい。

あとは、モバイルバッテリーです。主にヒーター用の電源になりますが、携帯の充電が減った時に応急処置的に充電するためにもつかったりします。モバイルバッテリーは2個持ってますが、Ankerの奴が、コンパクトで信頼性も高く良いですね。

 

7、ライト 

 ヘッドライトをひとつ。手で持つものよりは、頭に着けるタイプの方が両手が自由になって便利です。

今回荷物を点検してみて、思ったのですが、ライトがひとつというのは、バックアップがなく、心もとない。今後、買い増すかもしれません。

 が、しかし、いざとなれば携帯にライトがついているので、それがバックアップといえばバックアップ。

 

8、小物類

PENTAX機はだいたい、カメラ内でインターバル撮影の設定ができるので、使わない場合も多いのですが、レリーズリモコンも入れてあります。

あとは、モニター拡大用のルーペ。これで星のピントをシビアに出します。最近、星空AFを搭載した機種も他社で出てきているようですが、一度試してみたいですね。

あとは…、これ…は…ビノホルダーですね。双眼鏡を三脚に取り付ける器具。あまり使うことないのですが、入れております。

あと、小物類のところではなくて、カメラの横にありますが、メジャーもあります。これは、パンフォーカス星景の時に過焦点距離を出すのに使います。

 

9、双眼鏡

私は、インターバル撮影や20分長秒露光を好んで撮影するので、その間、手持ち無沙汰になることが多い。

なので、双眼鏡を携帯して、撮影の合間に星を眺めています。

夏の天の川などに向けると、細かな星がキラキラと輝いていて、なかなか見ごたえがあります。

双眼鏡もPENTAX。倍率は低めで視野の広い奴が、星を見るには、好適ですね。あまり倍率が高いのは、視野が震えて手持ちで使うのは難しい。

 

 

と、星撮り用装備。

 

今のところ、特段不満はないのですが、今後の展望としては、新型APS-Cが欲しいのと、フィルター類をもう少しそろえていきたい。

しかし、まあ、この状況下で、本当に新型が出るのかとか、スターリンク衛星をはじめとするメガコンステレーションがどんどん打ちあがる中で、今後の撮影環境はどうなっていくのかとか…不安はありますね。

スターリンクの方は、一応、少しずつ反射光対策はされてはいるようですが、注視していないといけませんね。

趣味で星を撮っていることへの影響もさることながら、電波で星を観測する電波天文学の分野は、メガコンステレーションが地球を覆った場合、大きな影響を受けると思うのですが…、うーん。

 

ということで。

星景用装備の回でした。

 

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