シロナガス/星景写真と科学本のブログ

「暮らしの中の星空」=星景写真+サイエンスノンフィクション書評。PENTAX使い。

星景サルベージその24 折れそうな月をさがして

はい。

昨日は、皆既月食だったわけですが。

ええ、もう、全然ダメでした。

 

翌日(今日)の地元紙をみるとそれでも県内で、皆既になった月をおぼろげながらとらえた写真が載っていたので、プロはえらいな…と。

高知市は、部分食が始まる直前まで月がきれいに出てたんですが、直前に厚い雲にのまれてしまいました。

途中から、みぞれまじりの雨も降りだして、完全に心が折れて撤退しました。

あそこでもうひと粘りしたら見えたのか?そもそも、高知市では見えなかったのか?

 

まあ7月にももう一回皆既月食あるしな。明け方だから撮りづらいけど、最近、朝早く(夜遅く?)目覚める(加齢か…)ので、たぶん晴れてたら撮れる。と慰めておこう。

皆既のまま西の空に沈むので、だいぶ低空まできれいに晴れてないといけないですが…。どうだろう…。

 

折れそうな月をさがして

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PENTAX KP レンズSMC 50mm 焦点距離50mm

ISO320 SS2秒 F不明 トリミング

2018.1.18 高知市にて

 

これは、いつもの定点の鏡川で、月齢2(だったと思う、1?かも)の細い月を撮ってきたもの。

夕暮れの西の空に、折れそうな月が傾いていきます。

凪いだ鏡川にもその月が写ってなかなかの風情。

 

鏡川は隠れた(いや、隠れてもないのか)月の名所といえると思います。

月ノ瀬橋というそのものずばりの名前の橋もあります。

鏡川は、高知市を東西に貫くように流れているので、昇るときと沈むときと両方が楽しめます。

 

何度か言ってますが、このくらいの月がやはり美しいですね。

私の月の形のウォーターマークもそこから来ています。

 

この時はリアルレゾリューションシステムを使うこともできたんですが、これは使わなかったものです。確か。

月は、ISOあげてシャッタースピードを稼がないとリアルレゾリューション使うと滑る感じになるんですよね。なので、無理に使わなかったです。

ただ、なしでもバンディングも起きずにきれいにグラデーションが出てますね。レンズはマニュアルフォーカスのオールドレンズなので、解像感はそれほど感じませんが、諧調性は悪くないかも。

 

このタイトルが、昨日の皆既月食が撮れずに折れた私の心と、細く折れそうな月のダブルミーニング(掛詞)になっていることは言うまでもない。

無念。

 

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