うむ。
梅雨が長い。
四国の梅雨が長い。
雨が降らない日も雲量10に近い、ドン曇りの日が多く、何も撮れずにいます。星景メインの悲しさよ。
せっかく買ったレインカバーも、雨の降らないドン曇りという天気のため、使い用がない。参った。
ということで、先日、Adobeのアップデートで来た、スーパー解像度の使いどころを探って、いくつか現像してみたので、今日は、そのことを書いておきましょう。
スーパー解像度
正確にいうと、スーパー解像度機能は、以前、camera RAW用のものはリリースされていたんですね。それが、今回Lightroomの方にも実装されたということ。
Lrの方が使いやすいので、歓迎すべきアップデートです。
これは、以前のcamera RAWへの実装時に、公式がスーパー解像度を解説した記事。
ふむふむ。
機械学習の力を借りて、ピクセル間を補完しつつ、画質低下なく元の画像の辺を2倍化し、解像度でいうと4倍になるという代物。
ですので、上の記事によれば、古いカメラなんかを使ったときや、強くトリミングした時なんかに使うと良いようです。
というわけでさっそく試してみました。
これは、タムキューことTamron 90mmで撮影した月。
私はまともな望遠を持っていないので、これが一番大きく月をシャープに写すレンズです。
そのまま現像すると上の画像の大きさです。
換算135mmではこのくらいの大きさにしかなりません。
↓スーパー解像度を適用
そして、スーパー解像度を適用したものがこちら。
かなり月を拡大することができました。
実は、スーパー解像度だけでなく、その後、Photoshopに写して、アンシャープマスクをかけて、解像感を上げています。
なかなか、行ける。
上の写真からここまで大きくできるなら、使い道があるかもしれません。
そして、もう一つ。
秋に撮影した、紅葉と霧の風景。
…なのですが、11-18mmの広角レンズで撮ったために、せっかく紅葉している真ん中の山があまり大きくは写っていません。
↓これをスーパー解像度
スーパー解像度後、中心のごく一部、一番紅葉しているあたりにフォーカスして、トリミングしてみました。
こちらも単にスーパー解像度しただけではなく、現像の際に色々いじっています。
ひとつは、朝日の色を強調するために、ホワイトバランスを調整。全体的に暖色系のオレンジ色になるように調整しています。
そして、左から太陽が昇ってきているんですが、そのサイド光を生かすために、コントラストを強めることで陰影をつけ、立体感のある写真に仕上げています。
本来なら、最初から、望遠レンズを使って、このくらいで撮っておけばよいのですが、上でも言ったように、私は、まともな望遠を持っていない…。
とりあえず、どこかのタイミングでまともな望遠レンズを入手しないといけないとは思うのですが、とりあえず、それまでは、広角で撮ったものをスーパー解像度してしのぐという選択肢はあり得るかもしれません。
さすがに解像度が4倍になると、相当のトリミング耐性になりますね。
ただ、下の紅葉の写真でいうと、元は、29.3メガバイトのRAWファイルなんですが、スーパー解像度を適用すると319メガバイトになります。
でかすぎる(笑)
PENTAXのカメラには、リアルレゾリューションシステムといういわゆるピクセルシフトによる超解像撮影モードが実装されているんですが、これに、適用した場合(KPの場合)、約100メガバイトの画像が、320メガバイトくらいになります。そこは、やっぱり300メガくらいなんだな…。
↓スーパー解像度
リアルレゾリューションシステム×スーパー解像度。
これは使いどころがあるのか…どうか…謎…。
と、非常に大きなファイルが生成されるので、なんでもかんでも適用できるものではないですが、いざという時には使っていきたいですね。
うむうむ。
ではまた。