シロナガス/星景写真と科学本のブログ

「暮らしの中の星空」=星景写真+サイエンスノンフィクション書評。PENTAX使い。

ペルセウス座流星群2024を反省する

うむ。

ペルセウス座流星群も極大日を過ぎ、若干の撮影に行ってきましたので、それで更新をしておきたい。

 

ただ、先に言い訳をしておくと、私は、極大日は、また京都にいまして撮影していません。

夏の京都といえば、……そう、下鴨納涼古本まつりですね!昨年はコロナを患って高熱で唸っていたので、二年越しに行ってきました(今年に入って3度目の京都で、ちょっと二年越しの感は薄い)。

 

というわけで、来週は、古本市の話で更新しようと思うのですが……、ひとまずは、極大日の翌日、14日の深夜から15日未明にかけて撮った中からの、更新といきましょう。

 

ペルセウス座流星群2024

南西にかかる夏の天の川、小さな小さな流星がひとつ

PENTAX K-3 MarkⅢ レンズ HD DA☆11-18mm  焦点距離 11mm

ISO6400 SS15秒 F2.8 アストロトレーサーType2使用

2024.08.15 高知県にて

 

半月ほどの月が沈み、南西に傾く夏の天の川が浮かび上がります。天の川を挟んで、右側にベガ、左側にアンタレス、天の川の中にデネブの夏の大三角が見えます。

天の川の一番濃い部分は、もうすでに沈んでしまっています。

 

と、肝心の流星ですが、…どこでしょうか…。

左真ん中ほどに、極小の流星

ここ…ですね…。

小っさあい。

 

流星の拡大、左上から右下へ向けて小さな流星状の光

 

審議入り

うむ。これは、…小さい云々の前に、はたして流星なのだろうか、確信が持てない。

まず、少なくとも、ペルセウス座流星群の流星ではなく、散在流星のようです。

この時間北東に昇っているペルセウス座放射点とするわけですから、南西のこちらの方角なら、ペルセ群の流星は縦に近い角度で流れるはず。

それに、流星特有の色づきも見られません。必ず色づくわけでもないと思いますが、緑色に色づいているなら、ほぼ流星と言えるとは思うのですが…。

 

そして、色づきがない光り方から、人工衛星のフレアである可能性も否定できません。

人工衛星が太陽光を受けて輝くフレア…。月が沈んだばかりではあるので、高さによっては、太陽光も反射する可能性はあるのかも…しれない。衛星フレア自体は、太陽の影響が強い、明け方や夕暮れに多いですけどね。

 

というわけで、撮れたのが流星なのかどうかも定かでないですし、約250枚撮影して、流星(に近いもの)が撮れていたのは、この一枚でした。

 

反省会

うん。KP売ったのが最大の敗北要因。

そう、単純に、カメラが2台から1台になり、半分の確率でしか流星を捉えられない状況になっているわけですからね。わかっていて売ったので、後悔はないですが、反省はする。

こうなると思っていた。

 

そして、京都から約6時間を走り、その後、撮影に出て、次の日仕事という状況で、十分な撮影時間も確保できませんでした。

なるべく、手軽に行けるところに向かったのですが、一番、アクセスが容易な、仁淀川河口は、例の「巨大地震注意」が出されていたので、さすがに、やめておきました。

津波が怖すぎるので。

 

一日、極大日から遅れたことで、月もその分、居残っている時間が長くなったのも、撮影時間が短くなった一因。

 

うーむ。

というわけで、敗北は必然ではあったのですが、撮りに行ったので偉いと思う。

偉い…。

 

シルエット部分をミニマルに構成し、天の川を対角線上に捉えたこの構図自体は気に入ってます。

 

というわけで。今年のペルセ群も見事に反省会でした。

ではまた。

 

 

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