昼間は晴れて、すごく暑いのですが、夜は、雲がどこからともなく現れて曇るという日々。
ということで、星を撮りにいけてないので、久しぶりにサルベージをしておきたいと思います。
寂寞の銀河
PENTAX K-3 MarkⅢ レンズ HD DA★11-18mm アストロズーム 焦点距離 11mm
ISO12800 SS30秒 F2.8 アストロトレーサーType2使用
2021.12.11 高知県にて
サルベージということで、これは、最後のペンタックスリコーファミリークラブフォトコンにて、最後の選外となった一作。
非常に、暗いですね。
うん。
黒い。
前景の暗さの中に見えるごつごつした石の質感と、はるか遠くの冬の天の川の冷たい質感が気にいってはいるのですが、まあ、うん、暗いですね。
ということで、ペンタックスリコーファミリークラブフォトコン、6月末に発行された2022年夏号で会報誌が休止となったことにより、第214回をもって(休止という名の)終了となってしまいました。
私は、第198回から17回にわたって投稿しました。
年に4回の応募でしたので、丸4年と1回。長かったような、短かったような。
結局、入選したのは、3回でした。
「立ち昇る」
「星の港」
「波のオベリスク」
の、3作品でした。
席次は、どれも入選という、一番下のカテゴリー。
結局、その壁は超えられませんでした。予選通過となったものは、確か3回だったと思います。最後から一個手前の回でも、予選通過まで行ったんですが、最後に入選しておきたかったですね。惜しかった。
これ、3ヶ月に一度という頻度は、実は結構きつくて、特に私は、星景写真しか応募しないと決めてしまっていたので、星の写真を最大で5つ用意しないといけない…。これに加えて、同じ頻度で、地元紙のフォトコンもあったので、三か月で7~8作品はつくらないといけないという、今考えるとちょっと無謀なペースでした。
このペースを保って撮り続けたことは、一つの貴重な経験にはなったかなとは思うものの、やはり振り返ると相当無理があったなとも思います。
今は、基本的に、年単位のフォトコン(例えば、高知県展など)に出すやつを撮ろうというペースに見直した結果、一度撮影に出たら、何か作品になりそうなのを撮って帰らなければという謎のプレッシャーから解放をされております。
なかなか、このプレッシャーが重く、一度撮影に出たら、かなり長時間撮ってしまうという感じでしたが、今は、その日、欲しいイメージをある程度思い描いて行って、それが撮れたら満足して帰るという、ある意味、適切な負荷のかかり方に変わりました。
この方が、撮影は楽しいですかね。
いや、ファミクラフォトコンへの応募も、楽しかったですし、やっぱり入選するとうれしかったですけどね。
ずっと、このペースで撮り続けるというのは、実際問題、難しかったかもしれません。
ふむふむ。
ということで、思い出深いファミクラフォトコン。
本当に初入選するまで、10回連続で選外出しているんですよね。2年半。とても長かったですね。その分、嬉しさもひとしおでした。
星景縛りというのは、私のめんどくさい性格に加えて、夜しか腰を据えて撮影できないという事情ゆえですが、この4年間の間にも、割と、星景写真が市民権を得ていくというか、一つのジャンルとして存在感を増していく、(私も撮り出したように)撮る人も増えていく過程とも重なっていたかもしれません。
もちろん、もっと前から星景写真自体は撮られていましたし、日本星景写真協会は2006年から活動しているようですので、少なくともそのころから、今につながる星景写真というものが撮られていたといっていいのだと思います。
しかし、近年のデジタルカメラの性能向上が著しく、ノイズ耐性もかなり上がったことで、星景写真が撮りやすくなったのも事実です。
今後、このジャンルは、もっと発展していくかもしれません。
私も、星景写真自体は撮り続けていく予定です。色々、考えながら、試しながら、楽しんで撮って行きたいと思います。
ということで。
ファミクラフォトコンの思い出でした。
ではまた。
そうそう、今年は、県展出してみようかなと思います。
でも、…選に入るかは、五分五分くらいかなと思います。可能性はあるけれど、同じくらい無理かもしれないとも思っている…。
まあ、しかし出してみましょう。(でも、出展料高いのよね(笑))