うむ。
前回の記事の最後に、少しだけ書いたのですが、KP、導入から丸3年目を目前に、背面モニターが故障をしましてね。
撮っていたら、急に、ある角度以上にチルトさせるとモニターが、白くなってしまうという症状が…。
一応チルトしても表示される範囲がある程度あるので、撮れなくもないのですが、おそらく、このまま置いておいても症状が進むことはあれ、直ることはあるまいということで、修理に出してしまいました。秋のこの良い時期に。早まった(笑)
星を撮るときは、チルトを、大変よく使うので、良い耐久テストになったかもしれません。チルトモニターを3年酷使すると、やばい、と。チルトの使いっぷりには自信があります。
なので、長期間使用レポートの方も追記しておきました。
一応買う時に、こういうこともあろうかと、5年延長保証に入っていたため、保険対応で、送料のみで修理できそうな見込みです。ただグラマスの保護ガラスははがされてしまうようで、…また買わないといけないな…。
うーむ、そう考えると、ボディというのは、できれば新品でかつ保証をしっかりしておきたいところですね。中古ならK-1Ⅱとかも何とか手に入る値段になってきつつあるのですが…悩ましいところ。中古で買うなら、修理代が安くなるペンタックスリコーファミリークラブのプレミアム会員になっておくのが次善の策かもしれません。
修理料金が値上げするそうなんですが、うむ…えらく長い間据え置きだったそうなので、致し方ない…かな。
というわけで、修理の話を長い前振りにして、本題です。
そろそろ、紅葉が始まりかけてまして、KPが修理中のため、先日K-50で撮影に行ってきました。いや、実は初めてK-50に11-18mmをつけたんですけど、明らかにK-50の限界が引き上げられて、これまでにない解像感を出してきた。
秋めく
PENTAX K-50 レンズ HD DA★11-18mm アストロズーム 焦点距離12mm
ISO1600 SS10秒 F2.8 アストロトレーサー使用、ほぼ固定撮影
2020.10.31 高知県本山町にて
秋めく木々とオリオン。31日に日が変わった頃、紅葉に染まる木々は満月一日前の月光で照らされています。
雲が流れ、木々も風に揺れつつだったのでなかなか条件は難しかったのですが、この時は少し風がおさまった時間帯だったでしょうか。
紅葉する葉を、何とか解像して捉えてくれています。
K-50でも、ここまで撮れるのかと、ちょっと、想定外でした。11-18mmの底力おそるべし。
PENTAXフラッグシップ機
そして、そうそう。
いよいよ、PENTAXの新型フラッグシップAPS-C機の詳細がこの間出ました(詳しくは下の動画参照)。発売日自体は来年2月ごろまで延期の方向ということと、おおかたの値段が発表されたのが、重要情報でしょうかね。
画質の向上というのが言われているので、11-18mmとの組み合わせで撮った時の写真がどれほどの高画質なのかというのは、大変興味があります。
新APS-Cフラッグシップモデル詳報 ~製品名称、仕様、発売時期など~
ただ、20万円台後半といわれる価格、固定モニターという仕様を考えると、私の導入は現時点では、見通せないかなというのが正直なところ。
しかし、とりあえず、実際の小売店の実売価格の発表までは、貯金を継続してみようかと思っています。
その後、どうするかはよく検討して、自分の用途にあった良い道を選びたい。
私の用途というのは、あくまで星(星景写真)を撮るということですね。
まあしかし、今必ずボディを更新しないといけないわけでもなし、当面、KPで撮り続けるというのは、悪くない選択肢だと思っています。モニターも直って帰ってくるなら、またしばらく、行けるでしょうし…。いろいろと足りない点(一番はバッテリー容量かな)もありつつも、画質としては、不満はないですしね。
フルサイズであることに、憧れはないし、APS-Cの利便性もある(特にパンフォーカス星景を撮る時とか)と思っている口なので、次もAPS-Cが良いという思いもありつつの、難しい局面。
どちらにせよ、PENTAXの新製品が出ることは喜ばしい。各社ミラーレス機が群雄割拠する中で、あえてレフ機にこだわるという孤高の宣言をしたPENTAX。なかなか厳しい道ですが、活路を開いてもらいたいですね。このフラッグシップのために新型ペンタプリズムを開発したらしいので(無茶をしやがるぜ)、その見え味も大変気になるところです。
コロナ禍のこういう状況なので難しいんですが、関西行ったときには、リコーイメージングスクエア大阪あたりで実機を触ってみたいですね。
ではまた。