シロナガス/星景写真と科学本のブログ

「暮らしの中の星空」=星景写真+サイエンスノンフィクション書評。PENTAX使い。

冬の風物詩・ふたご座流星群を反省する2020

さて。師走。

師走と言えば…そう、ふたご座流星群ですね。

今年は、月の条件も良く、一晩中、月明りのない状態で、観測できる当たり年でした。

本当は、13日(日)から翌14日(月)が極大日でベストの日取りだったんですが、残念ながら、月曜の朝からそこまで飛ばせないので、一日前の12-13の夜に行ってきました。

ただ、結果的に、13-14の夜は雲が多かったので、天候を見ると12-13の夜がベストだったかもしれません。

 

うむ。

いつもの通り、小物をいくつかしか捕まえられませんでした。無念。

 

ふたご座流星群2020

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PENTAX KP レンズ HD DA★11-18mm アストロズーム 焦点距離11mm

ISO4000 SS30秒 F2.8  アストロトレーサー使用、ほぼ固定撮影

2020.12.13 高知県安芸市にて

 

今回は、この一枚がベストだったか…。

ベストというには、あまりに小さいですが(笑)

なかなか、大きいのも流れていたのですが、画角があたらず。

これは、オリオンの横、冬の大三角の中という、狙い通りの位置に流星が走ってくれた、までは良かったのですが、いかんせん小さい。

ここでもう少し大きいのが走ってくれれば、文句のつけようがなかったのですが。

 

だいたい23時くらいから翌朝の5時まで、6時間観測。KPとK-50で計12時間分の撮影。ずっと見上げていたわけではないのですが、目視では51を数えたので、なかなか、良く流れてはいました。

 

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少し構図を変えて。これは、シリウスの右横と下とダブルで流れてくれました。悪くない。悪くはないのだが、…悪くない…うーん。

 

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3枚まとめて。

分かりますかね。それぞれ、オリオンや下側下側、水平線との間に、細やかな流星が。

うーん。もう少し光れば…。

位置は良い…。く。

 

と、ここまでがKP。

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K-50は残念ながら、これ一つでした。わかるでしょうか、右側に薄くひとつ…。

 

恒例の反省会2020

いやー、何でしょうね。

この間、少し疲れがたまっているのか、MP(メンタルポイント)不足でして、メンタルをつくりあげることが出来ず撮影日を迎えてしまいました。

いや、私のメンタルの仕上がりと、流星が画角に入るかどうかは全く関係がないと思うのですが、研ぎ澄まされたアスリートのような感覚(野生の勘)が、さっぱり働きませんでした。

まあでも、メンタルが仕上がっているときでも、そんな勘は働いたことがないんですが(笑)

 

いやーしかし、徹夜をすると大変疲れる、今日にいたるまで疲れが抜けきらずに、身体が重いです。あとガムを噛みすぎて、顎も若干痛いです。ダメだ。

 

今回はセオリー通り、KPは11‐18の超広角で広く狙いつつ、20-40mmをK-50に着けて、画角を絞って、大物狙いもしてみたのですが、両方不発。

うーん!

いつものように、こうなるともう、運ですね。

まあ、写っていないわけではないので、火球クラスが来てもおかしくはなかったと思うのですが、今回も奇跡は起きず。

静かに朝を迎えました。

 

まあ、冬の風物詩。これが終わると一気に年末感、師走の差し迫った空気を感じ始めます。

この撮影の時は、ふたご座流星群とは思えない暖かさだったのですが、今日あたりから寒波が到来して寒いです。

寒暖差に身体がついていかない。

少しずつ、徹夜ダメージを緩和しながら、年末までにもう何回かは撮影にいきたいですね。

しかし、もう今年も残りわずか。

早いですね。

いやはや。

 

そういえば、2021年版のスターウォッチングガイドも買っておきました。もうそんな時期です。

5月に皆既月食があるんですね。

撮りたいなあ。

というわけで、反省会でした。

 

ではまた。

 

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