というわけで、極大日が過ぎた2020年のペルセウス座流星群。
極大日前の一晩を夜半過ぎまで、極大日当日の夜を朝まで撮影してきました。
うーん。
結論からいうと、タイトルにあるように今回も反省案件でした。
うむうむ。
ちなみに昨年のペルセ群反省会はこちら。
ペルセウス座流星群2020
PENTAX K-50 レンズ DA 10-17mm フィッシュアイズーム 焦点距離10mm
ISO2500 SS30秒 F2.8 固定撮影
今回も、K-50とKPの2台稼働で、それぞれ、10-17mmと11-18mmをつけて両方とも広角いっぱいでの撮影となりました。
上の流星が、おそらく今回最大のもの。
魚眼でこれだけの大きさで写るならば、悪くはない。
K-50の時計では3時11分の撮影ということです。
私は、主に少し離れたKPの方にいたんですが、たしかに、そのころ、目の端っこで、大きな流星が長れたのを捉えた気がします。
中央上のやや左にある明るい星が、今-1.4等級の火星ですので、それと同程度の輝きではあったようです。
悪くはない、まったく悪くはないんですが…。もう一歩。
PENTAX KP レンズ HD DA★ 11-18mm アストロズーム 焦点距離11mm
ISO4000 SS30秒 F2.8 アストロトレーサー、プロソフトンクリア使用、ほぼ固定撮影
こちらは、日付が変わる直前、KPで捉えたもの。
もう少し明るいものだったなら、構図的に、狙い通りと言えたのですが、少し暗かった。無念。
良い位置には来たんですけどね。
ケンコーの新ソフトフィルター、プロソフトンクリアを使用しています。
星景用に、従来のソフトフィルターの効果を半分ほどに弱めたものらしいですが、なかなか使いやすい。
前面に着けるソフトフィルターは、端の星像が伸びてしまうのですが、これはちょうど良い強さで、2等星くらいの星にはほとんど効果が出ないので、結果的に、あまり星像の伸びが気にならない。
もちろん、さすがに、木星を端に置くと、伸びます。ですが、写真のように中央にあるなら、伸びずに使えますね。
なので、時と場合を考えて使い分けないといけませんが、有効な選択肢の一つだと思います。
ということで、以下、いくつか捉えたものを、魚眼はK-50、そうじゃない方はKPの撮影で、撮影条件は上のものと同じです。
天の川の右、アンタレスの左を短い流星がひとつ。位置は良かったが…小さい。
左にひとつ。おそらく人工衛星ではないと思うのですが若干自信がない。
もう少し中央よりだったら…良かったのですが…。今一つ、うまくいきませんね。
西の空へ沈む夏の大三角の左(南)に、流星。もう、最終盤、3時51分の撮影です。
K-50撮影。中央下に流星。左から明るい星は火星、土星、木星と見えています。
これも中央にひとつ。流星の左の星は秋のひとつ星フォーマルハウトですね。
信号の近く岩の上にひとつ。大きな月が岩肌を照らしています。火星がだいぶ南側に動いていますね。
というわけで、この極大日の晩は、KP4つ、K-50も4つの計8つ。
反省会
うーん。なんというか、悪くはない結果なんですが、逆にこれと言って特筆すべき流星も撮れず。
今回は、新型コロナの影響で、夏休みに関西に行けなかったので、高知の暗い夜空で撮れたのは良かったのですが…。(ちなみに、京都下鴨神社で開かれる夏の古本まつりとトレードオフになりますね。楽しみにしていたが今年は行けず)
数えた流星は56。夜半過ぎからは月もありましたが、それなりに多くの流星を目視することができました。
目視できた火球クラスはいくつか、2、3個といったところでしたか。
残念ながら、私の運では画角に入りませんでしたね。
K-50は、対角180度、KPの11-18は、たしか107度(104度でした)だったと思うので、空のかなりの範囲をカバーして、大火球を待っていたのですが、大火球は来ず…。無念。
サブに20-40mmをもっていっていたので、最終盤これにチェンジする場面はあってよかった。画角を狭めて、大きく流星を写すという方向はありでした。
しかし、結局、そのカードを切らず、来ない大火球を待ってしまいました。
まあ、悪くはないんです。両方のカメラとも良く捉えてくれた。
しかし、火球を捉えて作品に仕上げるという今回の目標には到達できずでした。
この目標は、また次の流星群に持ち越したいと思います。
うむうむ。
もう一晩行くという選択肢もあったのですが、この日、MPを使い切ってしまいました。流星は、良く見えたので、良しとしましょう。
無念ですが、しょうがない。
ではまた。