うむ。
晴れません。なので、星を撮れません。困りました。
ですが、とりあえず、先週の土曜日に行ってきた高知県立牧野植物園の「夜の植物園」について書いておきます。
なんだかんだで、毎年行っている気がする。
でも、実は、今年から(かな?)、牧野植物園は土曜日は夜開園をするようになっています。今度、人の少ない落ち着いたときに、夜ぶらりと言って、月と植物とか、星と植物とか撮りたいなぁ…。
でも、「夜の植物園」はクイズラリーなどがあって楽しめるのでこれもこれで大事。
というわけで、「夜の植物園」に行ってきた話です。
夜の植物園
夜咲きの色々な花が見えるのが魅力の夜開園。
特に8時ごろ咲く、夜咲きのスイレンが、毎年、なかなか素晴らしい花振りで見事です。
なので写真をまずは4枚。
闇の中にライトアップされるスイレン。なかなか美しい造形ですよね。これを見るだけでも行く価値があるでしょう。
実際、これを撮影されている方も多かったです。
タムロン90mmマクロで。 KPは高感度がなかなか行けるので、こういうくらいシチュエーションは得意ですね。
クイズラリー
クイズラリーも、初級と上級と解いてきました。
毎年恒例のアングレカム・セスキペダレについてのクイズもありました。
ダーウィンがこの花を見つけて、その長い(約30cmの)距(蜜袋)に、それに対応する口吻をもった花粉媒介者が存在することを「予言」したという逸話を持つマダガスカル産の蘭。
そして、見事41年後、実に30cmの長い口吻をもち、この花の花粉を媒介するキサントパンスズメガが発見される…。なかなか、出来すぎたように出来た話。
つまり、花と、花の蜜を吸う昆虫の共進化を予測したわけですね。
距と口吻がちょうど同じ長さでないといけないわけです。花粉を運ばせるためには、ちょうどの長さでないと蛾の身体に花粉がつかない。
口吻に対して短い距の場合、蜜だけ採られるわけですね。なので、その遺伝子は花粉が運ばれず次の世代をつくれない…。そうすると、長い距のアングレカムが種を残す。そうして距が長くなる選択圧が強まるわけですが、そうなると、蛾の方も口吻が長い奴でないと蜜に届かなくなる(蜜が採れない≒餌が少なく子孫を残しづらい)。なので、こちらも選択圧が働いて口吻が伸びる。とすると…また距の方も…と。
共進化を続けた末に、30cmという長い距と口吻の関係がうまれた、と。
うーん。素晴らしい。まさに生ける進化論の証明。
ただ、今回、この蛾の名前を忘れて、なんだったっけと…考えながらあるいてしまいました。展示でキサントパンスズメガの名前を見たとき、めちゃくちゃすっきりしました。キサントパンスズメガ…もう一度、しっかり、覚えておこう。
それにしても、今回いただいた、この(上の写真)「まきの」マークのトートバックなかなか良くないですか?実用性はともかくデザインが最高だ。残念ながら、上級編は賞品が終了していて賞状だけしかもらえなかったので何かわからない。…無念。
スタンプラリーでいただいた牧野富太郎博士の百合をえがいたポストカードも、なかなか良い。
うむうむ。
もっと植物園にもいかないといけないな、と思いつつ、年一くらいしか行かない。
もっと行こう。
ではまた。
しかし、本当に、晴れないので、星が撮れません。
星景写真のブログということになっているんですが、責任を果たせません。次も多分、星景写真の記事ではないと思います(笑)よろしくお願いします。