シロナガス/星景写真と科学本のブログ

「暮らしの中の星空」=星景写真+サイエンスノンフィクション書評。PENTAX使い。

星景サルベージその29 束の間の楽園

うーむ。

なんかですね、KPのファイル名のカウントが1周回ってまた1からになったので、気になってシャッター回数を調べてみたんですが、約10800という結果に。うーむ。ちょうど半年で1万回。

これは、割と早いな。思ったよりも多い。年間1万くらいかと思っていましたが、どうやら年間2万レリーズのペースのようです。

http://exif.regex.info/exif.cgi(Jeffrey's Image Metadata Viewer)ここで、調べています。

 

一応、KPは公式にシャッターユニットの耐久テストは10万回クリアと発表しているので、ひとつの目安はこの10万回でしょう。

このペースでいくと、5年。

まあ、そう考えるとちょうどいいくらいのペースかもしれない。

一応延長保証もはいっているので、どこかで、不具合が出るなら修理も何とかなるでしょう。たぶん…どうだろう。

 

あとKPは電子シャッターも使えます。星景を撮るときは、メカシャッターである必要はないし、ミラーショックも軽減できシャッター振動もないので、積極的に電子シャッターを使うことでシャッターユニットの寿命を伸ばしたいところです。

※後日試してみると、アストロトレーサーと電子シャッターが併用できない。なので、メカシャッター使っていくしかないですね。

 

 

まあでも、動きものを撮るわけでもなく、そんなに連射しないのですが、年2万ペースなので、動きものを撮る人は、年間3~4万とか簡単に行きそうですね。

 

と、それはそうと、サルベージです。

春のうちに出しとかないといけない感じなので。

あっという間に春が終わりますね。

 

束の間の楽園

f:id:shironagassu:20180410191015j:plain

PENTAX KP レンズ HD DA 20-40mm Limited 焦点距離20mm

ISO5000 SS30秒 F2.8  アストロトレーサー使用

2018.3.23 高知県香南市にて

 

ツイッターでも出したものですが、その時とは、現像方法を変えています。

shironagassu.hatenablog.com

この記事でたどり着いたように、カスタムイメージのリバーサルフィルムをあてて、まずTIFFに書き出しています。

ちなみに、以前の現像がこちら。

f:id:shironagassu:20180410191456j:plain

これは、元は同じRAWです。現像の方向性は同じなんですが、暗いところはより暗く、コントラストが強くなっています。それがカスタムイメージ/リバーサルフィルムの特性。悪くない。

とりあえず、しばらくはこの方向性でいってみたい。リバーサルフィルムベースで、細部をLightroomで仕上げるスタイルで。

 

この日は、このカメラの背後から半月そこそこの月が地上を照らしていて、花の咲き具合もベスト、天候もクリア、そして週末、というまれにみる星景日和でした。

この景色は、本当に少しタイミングがずれたら、撮れなかったので、そういう意味で束の間の景色です。そして、できれば、短い春の儚さが伝わるといいなあと思いつつ現像してますが、まあ、どうでしょうね。

 

これは、東を向いて、昇るスピカとからす座が写っていますね。春の星々ですね。

 

というわけで、サルベージでした。

ではまた。

 

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星景サルベージその28 月夜と影

今日は、金曜日なので撮りにいきたいのですが、子守り&くもり(韻を踏んでますね)です。なので、サルベージ。

明日は晴れそうなので撮りにいこう。先週は満月だったのと関西に行ってたので撮らなかったので。

 

実は、先日、パソコンのマザーボードが突然死しました。まだ買って一か月なので完全な初期不良交換で対応してもらえましたが、最近、パソコントラブルが続くので、写真のバックアップもより強力に、例えばクラウドしないといけないかなあと考え始めました。

どうするか、よく考えてみよう。

 

月夜と影

f:id:shironagassu:20180406204859j:plain

PENTAX K-50 レンズ DA 10-17mm FISH-EYE 焦点距離10mm

ISO1600 SS30秒 F3.5 

2015.12.31 四万十市にて

 

3年前の写真を今の現像の仕方で再現像したら、何か良いものができるのではないかと思いやってみた一枚。

f:id:shironagassu:20180406205315j:plain

こちらが、三年前に現像したもの。

うーむ。

テイストは違いますね。

 

そもそも、完全に同じ写真じゃないのが話をややこしくしているような気もしますが、もう一度現像するのはめんどくさいので、このままいきます(笑)

 

現在の現像は、まずカメラに付属の現像ソフトであるデジタルカメラユーティリティ5でリバーサルフィルムのカスタムイメージをあててTIFFに現像しておいてから、lightroomで細かく調整していくというスタイル。それで場合によってはPhotoshopを使う感じです。

追記※カメラ内現像とデジタルカメラユーティリティの現像ではノイズの処理の仕方がどうも違うようです。カメラ内現像の方がISOの高い画像の処理は、きれいになるような気がします。ノイズが粒状感のあるサラサラした感じになるので、あとからのLrでのノイズ処理でもうまく軽減できます。デジタルカメラユーティリティのほうは低ISOの処理はいいんですが、高ISOのノイズは強調されてしまってどうもいけません。

ここら辺は使い分けないといけませんね。

 

逆に、低いISO(少なくとも100では確認)の場合に、カメラ内現像をするとなぜかわからないのですがバンディング(グラデーションが縞状になる現象)が起こってしまう。何か解決策があるのかもしれませんが、こちらはデジタルカメラユーティリティで処理するとバンディングは出ません。

 

なので、低ISO(100~どこまでなのかは今後調査しなければ…)はデジタルカメラユーティリティで、高ISO(少なくとも6400~、3200とかもどうかは今後の調査対象)はカメラ内現像でという感じでしょうか。

 

うーむ。

今回の現像、…全体的に、メリハリはついたか。パリッとはしている。しかし、それも良し悪し。必ずしも、コントラストが高いから良いとも限らないが…。

難しい。

ここら辺は自分の評価軸をしっかりもたないと。

 

ただ、現在の現像は、方向性は明確になってきてはいる。

星景には、心象風景を投影したいというのが大テーマ。

でその際の心象というのは、明るく美しいものではなくて、夜に付きまとうような不安や孤独感や弱さのようなものを描きたいというのが、一つの今の方向性にはなってきています。

まあ、撮る物自体を積極的に暗く汚いものにしようということとはまた違うんですが、きれいなものを撮ったとしても、そこに夜だからこそ付随する寂寥感のようなものを出していきたい。

※もう少し付け加えるなら、そういうある意味でネガティブな感情を乗せながら、芯のところに優しさがあるような表現が理想です。アルデンテ構造のような。それは両立するものだとも思うし、究極的には両立をさせた時点でようやく完成する気もする。先は長い。

 

 

そういう味付けの現像にはしているつもりです。

つもりは、そうなんですが。

まあ、どうでしょうね。

どうだろう。

道半ばです。

 

というわけで、サルベージでございました。

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