シロナガス/星景と科学本のブログ

受信者としてのサイエンスブログ。星景写真、スタータイムラプスと、ポピュラーサイエンス/サイエンスノンフィクション(一般向け科学書)の書評。

ソフトフィルターをDIYした結果

うむ。

というわけで、表題の件なのですが。

ソフトフィルターを自作してみました。

 

shironagassu.hatenablog.com

 

上の記事の通り、サムヤン14mmを破損してからというもの、DA10-17mmフィッシュアイズームの出番が劇的に増えておりまして、これに星景用のソフトフィルター効果(星がにじんで大きく見える)を使いたいというのが事の発端です。

 

しかしフィッシュアイズームはいわゆる出目金レンズなので、フィルター取付枠がない。

そして、世の中には角型フィルターというものもあるわけですが、まあ、お高い…。

残念ながら、現在そこにまわす資金はありません。

というわけで、3cm角のフィルターを自作して、後玉の後ろのフレアカッターに自作フィルターを両面テープではりつけるという、いささかプリミティブな機構を採用しました。

 

いろいろネットで情報を探してつくってみましたが。

ほんと、世の中には、なんでもやってる人がおりますね。

 

材料は以下の通り。

透明アクリル板…ホームセンターで500円くらい。

透明ラッカー…こちらもホームセンターで500円くらい(200円くらいの金属用という安いのもあったけど、プラスチックやガラスにも使えるというものを買いました)

 

それと、また別パターンで。

いわゆる液晶画面用保護フィルムを、ソフトフィルターに流用できないだろうか?ということで、これも百均で買ってきました。

透明フィルムA4サイズ(フリーカット用)…108円

アンチグレア(低反射)フィルム…108円

ということになります。

 

f:id:shironagassu:20171210005244j:plain

まず、アクリル板+ラッカーバージョン。(手元のメモでは名称「B」)

かなり強くソフトフィルター効果が出ているのが分かります。

地上部にもかなり効果が出ますね。最初あまりに地上部の光のにじみが大きくなりすぎたので、例の黒紙での遮光法で、減光しています。

(理論上は例えば、3㎝×1.5cmのフィルターをつくればハーフソフトフィルターをつくることは容易ではありますが…、使えるかわかりませんが作ってみましょうか…)

 

f:id:shironagassu:20171210005304j:plain

続いては、アンチグレア加工されたフィルムを二枚接着面で張り付けたもの。

これは、つくるのがめっちゃ楽でしたが…。(手元メモ名称「Ⅱ」)

残念ながら、みたところ、地上部の光には効果が出ていますが、星には効果が薄い。うーむ。革命的手法だとおもったのだがそううまくはいかず。

下のノーフィルターバージョンと比べてみてください。

 

f:id:shironagassu:20171210005320j:plain

これは、ノーフィルターバージョン。

 

結果御覧のように、アクリル板に透明ラッカーを強めに吹き付けたもので、星へのソフトフィルター効果が出ました。

焦点距離が長いほど、ソフトフィルターの効果は大きいという話なので、かなり強めにしないと10mmでは効果が出ないということなのかもしれません。

 

保護フィルムだと加工が容易なので、こちらにラッカーを吹き付けたものも作ってみようと思います。

まあ、アクリル板も普通のカッターで切れ込みを入れてパキッと折るときれいに切れましたが、コツをつかむまで(私が雑なんだと思いますが)何回か割ってしまいました。

あと、一番上のは、透明ラッカーは十分離して(40cmくらい?)、2~3回強めに吹き付ける感じです。もっと弱いのもつくりましたが、残念ながら効果が見えなかった。

 

ということで。

ソフトフィルターDIYでした。

しかし、ケンコーのプロソフトンAは優秀だな…ということを実感。あれでも強すぎるという方もいるみたいですが、私の好みとしてはあれくらいほしいかもしれません。

Kenko レンズフィルター MC PROソフトン(A) 77mm ソフト描写用 377888

Kenko レンズフィルター MC PROソフトン(A) 77mm ソフト描写用 377888

 

 

現在、色々なことを試行錯誤しながら、星景を撮っていますね。いやはや、この道を行くと、一体どこにたどり着くのか…迷走しているだけなのか…?自分でもよくわかりません(笑)

  

にほんブログ村 写真ブログ 星景写真へ
にほんブログ村


星景写真ランキング

星景サルベージその20 マンインザミラー

12月に入って、なんとなく気忙しくなってきています。

ひとつ、軽めに撮っておきたい題材もあるので早く撮らないといけないのですが…。

いやまあ、寒い…。 

 

まあ、それはそうと、いつもの、サルベージです。記念すべき20サルベージ目。

 

マンインザミラー

f:id:shironagassu:20171130200928j:plain

PENTAX KP レンズSMC PENTAX 50mm F1.4 焦点距離50mm

ISO6400 露出8秒 F1.4  ソフトフィルター使用

2017.11.16 高知県土佐市にて

 

これ、ツイッターで出した時とは改題をして改めてブログに乗せておきます。

先日のKP紹介記事のトップ画像にもしたので、三回目です。

使い倒すなあ…(笑)

 

写真としては、どうなんだろう、ありがちと言えばありがちなんですが、こういうのも撮ってみたかったという意味ではお気に入りでもある一枚です。

 

改題「マンインザミラー」

いわずもがな、マイケル・ジャクソンの有名な一曲からとっています。

自分が変わることで世界を変えていこうという、強烈なメッセージソングですね。

いや、おい、それはいくらなんでも名前負けしてるだろうというのは致し方ないとして、オリオンを撮っているようで、そこには、実は、自分自身も投影しているんだぞ、ということも含めての意味合いになります。

I'm starting with the man in the mirror 
I'm asking him to change his ways

 

私が、この曲に出会ったのは、JOJOの奇妙な冒険」に名前が使われている洋楽を片っ端から聞くという、よくわからないことをしていた時期になります。もう10年くらい前だったろうか。久々に聞きましたが、やはりいい曲ですね。

この時出会ったフー・ファイターズとかは今でもお気に入りだったりします。

 

というわけで、サルベージでした。

寒い。寒いけど、撮りにいかねば…。

 

にほんブログ村 写真ブログ 星景写真へ
にほんブログ村


星景写真ランキング

南極寿星(カノープス)を求めて

というわけで、このシーズンになると、どうしても拝んでおかなければならない星があります。

そう、りゅうこつ座の一等星カノープスです。

 

古く中国では、老人星、南極寿星などと呼んだそうです。南極孤南寿星というのもあって、なんとなくかっこいいですね。ちなみに、カノープスというのはギリシャの水先案内人の名前だそうです。

 

カノープスを求めて

f:id:shironagassu:20171204203150j:plain

PENTAX KP レンズTAMRON 90mm MACRO 焦点距離90mm

ISO2000 露出10秒 F2.8  クロスフィルター使用

2017.12.02 高知県須崎市にて

 

夜半過ぎ、南の空高くに登った青白いシリウスの下に目を移すと、水平線から少し上に、オレンジに輝くカノープスを見つけることができます。記録では1時43分とあります。

海上まで良く晴れた冬の日のご褒美ですね。

高知は、南側は海が広がっていますので、条件さえ整えばカノープスは見やすいのですが、それでも、この寒いシーズンの限られた時期にしか見えないので、ありがたい感じは、やはりありますね。

 

野尻抱影著「日本の星 星の方言集」では、この星のいろいろな異名が記されています。この本はいろいろな星の和名が乗っていて星好き必見ですね。

この本の中では、いろいろな伝承があるんですが、総じて、カノープス「嵐の前に見える星」とされています。

 

うーん、良く晴れた日でないと見えないはずなんですが、どうしてでしょうね?

どうも、冬は、よく晴れていても、低気圧と高気圧の気圧差が激しい日があって、強く風が吹き、それで波が高くなるということがあるようです。そういう日の前後にカノープスが目立ったということでしょうか。

 

あと、讃岐地方では、「土佐のオウチャクボシ」と呼ぶとのこと。

讃岐から見て土佐の方角に見えて、すぐに沈んでしまう横着な星だからだそうです。

なるほど。

なんとなくディスられてる感がありますが(笑)まあ、なんとなく土佐っぽいので、よしとしましょう。

 

前回のブログが、やたら長かったので、今日は、ここらへんで終わります。このくらいが書く方も読むほうも、ちょうどいいですね(笑)

 

ちなみに、前回のは、今も、日々加筆修正しているので、軽くどうかしています。

↓なんとなく、自分が使ってるものをべた褒めできない性分なんですが、良いカメラだと思いますよ。

shironagassu.hatenablog.com

 

にほんブログ村 写真ブログ 星景写真へ
にほんブログ村


星景写真ランキング

星撮影用としてのPENTAX KP

さて。

なぜか、今、KPがなんとなく、売れているらしい。本当だろうか…?

いや、どこ情報かといわれると困るのだが、価格.comのランキングで一眼レフで5位、一眼カメラ(ミラーレス含む)で12位。ということらしい。(11/30現在)

この順位は…どうだろう、高いのだろうか…?え、あんまり高くないな…(笑)

ただ、PENTAX機の中では一番順位が上ではあるようです。

(というか、価格.comを見ると高いカメラが売れてるんですね。うーむ…率直にすごいなあと…。)

 

KPも、当初の価格設定=13万円くらいだったのが、ここにきて最安値9万5千円とかになってきたことで、選択肢に入ってきたというのは、あるんだろうと思います。

 

ということで、標記の件なのです。

本当は、半年くらいじっくり使ってみてから、「星撮影用としてのPENTAX KP」という記事をおこそうと考えていたのですが、何か、この年末&年始商戦を控えた、今こそ、この情報が求められているような気がして、妙な使命感がわいてしまい…。

あと、機材の話はアクセス多いんですよね。

本当は、星景写真を、なるべく、たくさんの人にみてもらいたいんですが(笑)

いやまあそんなにたくさんでなくてもいいか、たまに思い出してみてもらえるようなのが理想ですね。ささやかに。

shironagassu.hatenablog.com

 これはうちの記事で一番アクセスが多いK-50についての記事。

 

冬は冬で星景を撮るにはいい季節ですしね。12月のふたご座流星群と1月のしぶんぎ座流星群は年間3大流星群です。とっても、寒いですけどね!

まあ、夏も天の川がいいし、春も大曲線のあたりやしし座なんかがいいし、秋は秋で少し夜空の寂しい感じがあってそれもまたいとをかしなんですが…。

なので、とりあえず、わかる範囲で書いてしまって、新たなことがわかったら、そのつど書き足していこうか、ということにしました。

 

f:id:shironagassu:20171130200928j:plain

KP+オールドレンズの組み合わせで撮ったもの、偶然にもオリオンがカーブミラーに写っているタイミングでした。

 

星撮影用としてのPENTAX KP

主に、これまで使ってきたK-50との比較になる部分が多いと思います。

そして、星撮影用と書きましたが、基本的には、私が書けるのは、星と風景を一緒に写す星景写真というジャンルについてになります。

 

1、高感度

とりあえず、KPで星を撮ろうと思っている人のほとんどがISO819200の高感度耐性について期待をしていると思います。まず、ここを書かないといけないでしょう。

が、ここは、本当は、熱ノイズの関係で、条件が悪い夏の撮影をしてみなければ、確かなことが言えないというのが正直なところです。

ただ、間違いなく6400は使えます

(※RAW保存、ノイズリダクションは長時間、高感度ともにoffです。)

ちなみに、ライトルームの輝度ノイズ低減50%をかけるというのをひとつの基準にしています。私の基準だとK-50では星景用で常用1600、3200でつま先が向こう側に、6400は無茶(でも流星を撮りたいのでたまにやる)でした。(日常スナップだと3200まではOKな感覚でした)

K-50との比較でいうとK-50の1600が、少なくともKPの6400くらいのような気がします。4倍=2段分は違うと。(少なくとも、です。ここは使い込んでいくと、もっと使えると思い始める可能性もあります)

あと、ISO感度のことでいうと、設定すれば1/3ステップ毎にあげていけるようになりました。ので、6400の次は8000ということになるのですが、この部分も、地味ですが、ありがたい機能です。熱ノイズの乗り方などもふまえて、今日はちょっとISO下げとくかな、それとも上げて短時間の方がいいかな、など細かく設定が可能ということになります。

 

星野写真なら、もっとガツンと高感度にして、短い時間で多くの撮影枚数を稼いで、別ソフトで、コンポジット処理をしたらノイズは消えてしまうと思います。

その場合、後述しますが、インターバル撮影とアストロトレーサーがカメラ本体の機能として併用できるようになったのは大きなアドバンテージです。

むしろ、この星野の分野は、KPの機能としてはかなり強みが出るのではないかと思います。

 

ただ、星景写真だと、私の場合は、基本は一発撮りで撮っています。

星空と地上風景を別々にとって合成する手法もあります。しかし、フォトコンなどに出そうと思うと、合成不可になっている場合が多いというのが主な理由で、私は一発撮りをする場合が多いです。

 

2、電子水準器について

K-50にもついていましたが、これは、星景写真には必須です。星のある「風景写真」である以上、まずは水平が撮れていることが大事になります。電子水準器はもちろんKPにも搭載されています。

そして、KPの電子水準器は、天頂付近に向けた時に、かなりの角度まで粘って表示してくれるようになりました。実際に三脚にのっけて、KPとK-50で比較してみました。天頂が90度とすると、目測でだいたいK-50は70度くらいまででしたが、KPだと80度くらいまで粘ります。あくまで目測です、写真も撮りましたが、部屋が乱雑すぎたので、載せません(笑)

少しの差に思えますが、使い勝手としては結構違います。ここは嬉しい改善点です。

 

3、バッテリーについて

ハッキリ言ってしまうと、バッテリーのもちは、悪いです。

特に私は、アストロトレーサーの身軽さという特性も生かして、歩きながら場所を変えて星景を撮影していくというスタイルをとることがあるのですが、その場合、かなりの頻度で、背面液晶で画像を確認します。ピントが出ているかとか、色味とか。これが、大量にバッテリーを食うようで、そんな調子で40~50枚ほど(1時間から1時間半くらい?かな)撮ったら、バッテリーまるまる一本使ってしまうほどです。

逆に言えば、背面液晶の画像チェックをそれほど頻繁にしなければ、もっともつと思います。インターバル撮影をさせておく分には、問題ないでしょう。

私は、スペックを見たときから、バッテリーの容量には不安があったので、バッテリーグリップ付で購入しました。これがあることで、星景撮影時のバッテリー切れに対しては、だいぶ余裕がもてます。そして、バッテリーグリップには、容量が大きなバッテリーも入れることが出来ます。将来的にはそれも欲しいなと思っていますが、今は、とりあえず、バッテリー3個で運用しています。(残念ながら2個は社外品)

あと、バッテリーグリップについてきた交換グリップLが、日常ユースでもしっくりなじみました。Lグリップもいうほど出っ張っていませんよ。コンパクトさはあまり損ないません。

ただ、バッテリーグリップつけると値段的にも重量的にも、KPのアドバンテージはほぼなくなります(笑)ここをどう考えるかは後述します…。

 

PENTAX バッテリーグリップ D-BG7 38598

PENTAX バッテリーグリップ D-BG7 38598

 

 

 

4、アストロトレーサー+インターバル撮影

別売りのO-GPS1を使用することで、アストロトレーサー機能が使えるわけですけれど、アストロトレーサー+インターバル撮影がKPから出来るようになりました。

これ、なぜか今まで出来なかったんですが、ブレイクスルーしてきた。

これは、例えば、タイムラプスなどをつくるときには便利です。特に天の川とかを中心にしたタイムラプスだと長時間露光したいから、この組み合わせで使えるのはかなりのアドバンテージです。そして、星雲や星団などの比較的大きめの天体をアストロトレーサーインターバルで撮って、後からコンポジット処理すれば、赤道儀を使わずに、なかなかの星野写真が撮れてしまいます。PENTAX独自の優れた機能といえます。

 

ただ、逆に、比較明合成をするときは、アストロトレーサーはオフにしておかないと上手く星の軌跡が描けないと思いますので、注意です。そして、カメラ内ではなく、別ソフトをつかって比較明合成をしているのですが、K-50よりもKPの方が、写りが繊細になったことで、かなり拡大した場合に星の跡切れがやや目立ちます。上手く補完してくれるソフトなどもありますが…ここらへんは要研究ですね。

カメラ内合成の場合はどうでしょうか。ここはまだちゃんと試せてないので、試してみたいと思います。

PENTAX GPSユニット O-GPS1 39012

PENTAX GPSユニット O-GPS1 39012

 

 これはペンタックスで星を撮るなら是が非でも手に入れてほしいです。無類のユニークネス。

 

 

5、モニター

バックモニターは、チルト式になりました。K-1のフレキシブルチルトや、K-70などのバリアングルと比べると可動範囲が多少物足りないかもしれませんが、角度をつけて星を撮るときや、低い位置から撮影するときなどには便利です。これはプラスポイント。

あと、暗い場所に慣らした目にやさしい赤色表示もできます。ただ、私は、写真の色味も見たいので、赤色表示あまり使っていません(笑)

それと、基本的にこのモニターを使って、星のピントを出すわけですが、ライブビュー時に16倍まで拡大できるようになりました(K-50は6倍)。これは大きい。

なので、ピント合わせは少し、やりやすくなりました。加えて、高感度が強くなったからなのか、モニターで星がよく見えるようになって、中心に一等星などを導入するのも簡単になりました。ただ、それでも、カッチリとピントがあってるかどうかは一度撮って試してみるようにした方が間違いありません。

 

shironagassu.hatenablog.com

 こちらも参考にしてください。秋でも冬でも、夏でも春でもあまり変わりません(笑)

 

6、レリーズ

星景写真を撮るときにはぶれないようにレリーズがほしい。KPは3.5mmのプラグ(普通のイヤホンの太さ)のものにレリーズの差込口が変わりました(K-70から導入)。

純正品レリーズはけっこう良いお値段がするので、今までの社外品を使いたいのだが…ということで調べていたら、2.5mm→3.5mmの変換プラグをかますと普通に動作しました。数百円です。

ただ挿し口がマイクと共用なので、設定でどちらか選ぶようになっています。そこで、レリーズを選択しておかないといけません。

そして私は、変換プラグをまっすぐなものにしたのですが、L型のものにした方が、縦位置にしたときに、縦位置ブラケットなどに干渉せずにいいと思います。

ここは、どれがいいのかわからないので、プラグの商品リンク貼りません。すいません。探してみてください。むしろL型のいいのがあったら教えてください。

(このブログはコメント機能をつけていないことをこの前思い出しました。だいたいツイッターにいますので…!)

 

 つまりプラグをかませば、これが使えるということです。

 

7、ダイヤル

KPはやたらダイヤルがついてます(笑)前面に1つ、上面に3つ、背面に1つ。

色々ボタンやダイヤルの機能をカスタマイズできるんですが、スマートファンクションにISO感度を入れておくと(ここらへんはマニュアルをみてみてください)、ワンアクションでISO感度がいじれます。でF値も、シャッタースピードもそれぞれ独立したダイヤルで設定できるので、3つのダイヤルを駆使することで、非常に柔軟に最適値を探せます。例えば月を撮るときなどは、必ずしも、開放F値を使うわけではないので、そういう場面にはこの操作性が活きてきますね。

あと、バルブモードでタイマー露光ができます。これもプラス査定。5分までいけます。

 

と…、これで、大体、思いつくことは書いたかな。どうかな…。

電子水準器の角度、タイマー露光、アストロトレーサー+インターバル、チルト液晶などの部分で、星景用カメラとしてKPは進化しているといえると思います。

 

総評

で、KPがベストなの?ということですが。

予算が許すならフルサイズや中判センサーの方が、理論上はノイズは少ないはずですし、諧調も豊かなはずです。これは身もふたもない。そういう意味ではベストとは言えないと思います。

が、KPが、APS-Cのセンサーサイズの制約の中で、かなりの高感度耐性を獲得したのは事実で、APS-Cでの撮影を考えるならベターであったかなと思います。システム全体が比較的軽量に組めて、画質も比較的高いものが望めます。APS-Cならレンズもリーズナブルなものから選ぶ事も可能です。

そして、K-3ⅡsないしK-3Ⅲは、名前は何になるかわかりませんが、KPの高感度耐性をフィードバックして、しっかりしたものが出るなら、のちのち名機と呼ばれるカメラになるのかもしれません。

でもそれならK-1Ⅱが出たときに安くなるK-1がいいんじゃないかとか。

さらにいうなら、そもそも、ちゃんとPENTAXは続いていくのかから考えないといけないので(笑)…まあ、なんとかなるでしょう。

 

少し脱線しますが、KPというカメラが一番活きるのは、実は、日常ユースだろうと思います。しかも、かなりミニマルな構成にして、スナップショットするような。

例えば、35mmリミテッドマクロとか、21mmリミテッド単焦点をつけて、とか。

高感度や、強力な手ぶれ補正、シーン解析技術などが、素早さの求められるスナップショットを裏から支えてくれます。そして、その場合は、視野率100%のファインダー機という、いささか、時代的になりつつある機構が、最大限に生きます。

「目の前にあるものを光学的に見て、フレームを決めて、撮る」というシンプルでミニマルな行為。これは、これまでの歴史がつくってきた「写真」という存在、そのものだろうとも思うのです。

日本で初めて一眼レフカメラをつくったPENTAXが、今の時代に送り出したKPというカメラはそういう価値観に根差しているんだと思います。

レフ機がいいとか悪いとかの話ではなくて、あくまで価値観の問題ですね。それに共感する人もいるだろうし、あまりピンとこない人もいるはずです。

 

私は、といえば、その価値観には一定のシンパシーを感じます。感じますが、むしろ、私は、KPというカメラを持った時に、小さなボディに詰め込まれた高機能性が放つ奇妙さ、を強く感じます。

ミニマルなスタイルでこそ生きるはずが、おそらくは後付けの都合もありながら、詰め込まれた様々な機能が凝縮した、ISO819200の高機能カメラとしてのKP。あえて、レフ機で、APS-Cで、逆説的に、今だからこそ生まれた特異なカメラでもあるわけです。そこに、バッテリーグリップも含めた広いカスタマイズ性を持たせてきた。

KPの持つストレンジネスを、私は、良いも悪いも含めて、PENTAXらしいなと思うわけです。

 

と、かなり脱線しました。

星景写真用のカメラとしてのKPは、ISO819200の実力に支えられて色々な表現ができる面白いカメラだと思います。

今、つめていっているパンフォーカス星景にしてもそうですし、O-GPS1を買い足してアストロトレーサーを使うこともできるし、使わなくても高感度に強いので露光時間を短くした固定撮影も十分いける。バッテリーグリップもコストや使い方との兼ね合いで買うかどうかを決めていいと思いますし、ともかく、必要な時には使えるということが大事で、もちろん使わないという選択もありでしょう。多様な選択肢が用意されているというのが、KPの特徴で強みです。

とにかくいろんなことがこの一台で出来てしまいます。

状況に応じて最適なカメラとレンズシステムを用意して撮るというのが一方の理想ですが、それにはそれ相応の予算も求められるわけで、普通はなかなか難しい。

 

その時、その場面に合わせた撮り方を選択できるカメラがPENTAX KPなのだと思います。それは、高いカスタマイズ性と高機能が織り交ざった柔軟性のなせる業だといえるでしょう。なので、今日は、こんな撮り方をしてみようかな、と考えさせてくれる、面白いカメラです。

これで星景を撮ってみる、という選択肢はありだろうと思います。

私はアマチュアとしての意見しか言えませんが、本気の撮影にも十分応えてくれる高いポテンシャルがあると思います。六切りサイズでプリントした時には、画質の良さも実感しました。もっと大のばしもしてみたいですが、プリント代が高いので(笑)これぞというものが撮れたら、いずれしてみたいと思います。

 

でもレンズキットがないので、初めて買うならレンズごといかないといけませんね。

純正がいいんでしょうけど、コスパの高いタムロンの↓これとかで始めてみるのがいいのかもしれません。

そして、来年夏に出るというHD DA★11-18mmという星空用レンズを買ってやってください…! 

 

そうそう、KPには、PENTAX独自のリアル・レゾリューション・システムが搭載されています。でも星景で使えるのかな。どうなんでしょうね。可能な場面では積極起用してデータを蓄積してみようと思っています。

shironagassu.hatenablog.com

 リアル・レゾリューション・システムで星景を撮るというのも今後も研究してみます。

 

追記 文章書くだけ書いて、作例をほとんど載せてないというカメラの紹介記事にはあるまじき状態だったことに、先日気づいたので、いくつか作例を載せておきます(笑)

 

f:id:shironagassu:20171210215248j:plain

PENTAX KP レンズSAMYANG 14mm 焦点距離14mm

ISO800 露出1/40秒 F2.8 

 

f:id:shironagassu:20171210215435j:plain

PENTAX KP レンズSMC  PENTAX 50mm F1.4 焦点距離50mm

ISO12800 露出2秒 F1.4  

ソフトフィルター、リアルレゾリューションシステム使用

 

f:id:shironagassu:20171210220018j:plain

PENTAX KP レンズDA 10-17mm FISH-EYE 焦点距離10mm

ISO1600 露出15秒 F3.5 

 

f:id:shironagassu:20171210220325j:plain

PENTAX KP レンズDA 10-17mm FISH-EYE 焦点距離13mm

ISO6400 露出60秒 F4.0 

 

にほんブログ村 写真ブログ 星景写真へ
にほんブログ村


星景写真ランキング

星景サルベージその19 紅葉(もみじ)と昴

この前、撮ってきた、パンフォーカス星景の習作をサルベージ。

なかなか、完成に至りませんが、少しずつ方向性は見えてきたか。どうなのか…?

KPで高いISO感度が使えるようになったので、ある程度の短時間で露光できるようになったのはプラスだし、絞っても、その影響による露光時間増加を相殺できるのも大きい。

とはいっても、F8がひとつの限界かなと思いますが…。

どうだろう。まだ絞れるかな…?

 

 とりあえず、以前の試行錯誤の様子はこちらで。

shironagassu.hatenablog.com

 

紅葉(もみじ)と昴

f:id:shironagassu:20171129124934j:plain

PENTAX KP レンズDA10-17mm FISH-EYE 焦点距離10mm

ISO8000 露出40秒 F8 アストロトレーサー使用

2017.11.20 高知県高知市にて 

 

モミジの向こうに、青い昴(プレアデス星団)がのぼってきます。

コントラストとしては悪くない。

ISOを8000まで上げることによって、露出時間を40秒まで短縮しています。

画質としては、ISO8000でも大きな破たんはないようには思います。

F8、ISO8000、40秒というのをひとつの目安にパンフォーカス星景をつめていきたいところです。(これだと、10mmならアストロトレーサーを使用しなくてもほぼ星は点像で写るのではないかと思います)

一番手前のモミジも、風による多少のブレはしょうがないとして、ピントは出ているようです。

これ一番手前が40~50cmかなと思うんですが、ここら辺を慎重に測りながら、どこからピントが出るのか、経験的なものを蓄積していかないといけません。

なかなか、まだ、花のしべが解像するレベルになりません。解像するのかな…どうかな。

それなりにピントが出てくれれば許容範囲なんですが…。

 

その上で、構図としても、いい形に落とし込めるようにならないと「作品」レベルにはならないかな、と。…。まあ、作品がつくれなくても、問題はないんですが、せっかくなので、水準を上げていきたいところです。

 

それと、照明に関しては、大きく課題が残る結果になりました。

照明の当たり具合で、色ムラになってしまっています。これが難しい。

これは…、ディフューザーといったら、かっこいいですが、白いビニール袋か何かにLEDを入れて照射することで、光を拡散させてみるような手法を試してみないといけないかもしれません。

パンフォーカス星景はかなり近いところを撮るために基本的には、光を照射しないと前景が写らないですね。これは、致し方ないところ。

途中で、花で試した時には、自分の手のひらをレフ板代わりにして、じんわり低照度でLEDを当てる方法を編み出しました。手のひらをかざした仏像みたいな格好で光を当てるので、菩薩ビームと名付けましたが…これは案外使えそうです。一様に当たるので、色むらにはならないし、間接光になるので、当たりすぎて白トビする感じもないです。 

というか、何かレフ板になるものを持って行った方がいいですね。この前つくった遮光用黒紙の裏が白っぽかったような気もするので、一つで二役をやってもらおうかな。

 

二台体制への道

えー。財政難で、厳しい折ですが、PENTAXリコーファミリークラブの会員になった時の3000ポイントがあることを思い出して、リコーのストアからマンフロットのミニ三脚を購入しました。ポイント、思い出して良かった。年会費が3240円なので、ほぼポイントで還元されます。リコーで何か買う予定があるなら、お得ですね。会誌ももらえて、会誌限定のフォトコンとかもあるし。

 

さあ、これでふたご座流星群はKP&K-50二台体制が組めます。

買ったのはこれですね↓。そんなに高いものではないですが、とにかく財政難なので、3000ポイントは助かった。

Manfrotto ミニ三脚 PIXIシリーズ PIXI EVO ボール雲台 ブラック MTPIXIEVO-BK
 

それにつけても、惜しいのは、サムヤン14mmの破損だな…。あれがあれば、空のかなりの領域をカバーできたものを…。でも、予算的にまったく直せる見通しが立たないです…。

無念。

 

KP+10-17mmフィッシュアイズームと、K-50+20-40mmリミズームの組み合わせかな。流星を捉える率が1.5倍くらいにはなりそうです。

あんまり、奇をてらったところにいかず行きなれたところにしようと思ってますが、場所は検討中です。ふたご座流星群極大は、12月14日(木)の15時のようです。なので、14日の未明か、15日の未明が狙いどころですね。天気がいい方に行こう。両方は…無理だろう…。身体がもたない。もう20時くらいに布団に入って2時ごろ起きてのコースかな…。平日なので、どちらにせよつらいですが、なんとか晴れてほしいですね。

 

そうそう、懸念材料だった、マンフロットの三脚の部品は、無事に海を越えてUKから届きました。発注から12日。世界の輸送システムは優秀だ…。

まあ、ダーウィンの時代にも東南アジアあたりからイギリスまで一か月くらいで荷物が届いたらしい(うろおぼえ)ですけどね。

でも、楽天で買えるみたいなので、その方が早い。同じパーツがそっちにもあれば…(笑)

 

しかし、もう12月になってしまう。

今年中に、一つは、書評書けるかな…。読んではいるんですけどね、セレンディピティがないというか、と言い訳をしつつ。後一か月か…。

にほんブログ村 写真ブログ 星景写真へ
にほんブログ村


星景写真ランキング

しし座流星群2017反省会、そして…

はい。

11月17日の夜から18日の未明にかけて極大を迎えたしし座流星群

残念ながらこの極大日は高知県は雨でした。ので、翌日の明け方、撮影をしに行ってまいりました。明け方3時ごろから5時半前ごろまでで、準備などの時間を除いて撮影できたのは正味2時間くらいだったでしょうか。

ちなみに、極大日の前日は、前回の記事にあるように、リアレゾ星景という粗削りな可能性の塊を探求していまして、流星撮影にはならずじまいでした…。今思えばもったいなかったかも(笑)

 

shironagassu.hatenablog.com

 

しし座流星群2017

では、まあ、さっそく、撮れた流星を。

この日は、2時間という限られた時間の割には、少なくとも3つは流星をとらえることが出来て、まずまず上出来でした。

 

撮影データは、全て、

PENTAX KP レンズSAMYANG 14mm 焦点距離14mm

ISO6400 露出60秒 F2.8 アストロトレーサー使用

2017.11.19 高知県土佐市にて

です。

f:id:shironagassu:20171121085709j:plain

これは中央下左寄りの雲のところに一つ短いものが。目視では割と鋭く光りました。

 

f:id:shironagassu:20171121090027j:plain

これは、飛行機の光跡とかぶって、中央右寄りに一つ。

これもしし座の方向から流れてきているように見えますね。しし座流星群に属しているものと思われます。

 

f:id:shironagassu:20171121090202j:plain

これは、中央上にひとつ(その右にも薄く一つ見える気がしますが、流星なのか…はたまた人工衛星なのか判断がつきません。明け方の空には無数の人工衛星が飛んでいます…)。

東から登ってきた、しし座のタテガミ部分=ししの大鎌が、フレームアウトしようとするタイミングでしたね。

 

それにしても、全体を通じて、きれいに黄道光が写りました

黄道光 - Wikipedia

ウィキペディアを引用しておきます。

黄道光の光は太陽光と同じ連続スペクトルを示す。よってその正体は隕石火球と同様の物質、すなわち太陽系内部の地球軌道付近に存在する、主としてセンチメートルからマイクロメートルオーダーの惑星間塵である。この非常に多数の塵が太陽光を散乱し、黄道光として観測される。

ということで、天の川よりもだいぶ淡いのですが、海の方向で暗いのできれいに写すことが出来ました。

しし座と黄道光のコラボも悪くないですね。

 

よく、冬の天の川とこの黄道光をクロスさせた星景写真がありますが、あれ、換算21mmの画角ではまったく足りないことがわかりますね。

フルサイズのセンサーで、かなりの広角レンズを使っているのか、それとも対角魚眼ならAPS-Cでも可能性はあるかもしれませんね。

こんど機会があれば挑戦してみましょう。

 

で、ここまでは、よかったのですが、この後撤収作業中にとんでもないことが。

 

サムヤン自損事故

く。まさかまさか、レンズを抜き身で持ったまま、派手にこけるという大失態をおかしました。

あの角度と速度で、前玉を石に叩きつけたら、それはもう、疑いようもなく砕ける。

 

ということで、サムヤン14mmが無念の戦線離脱。

これ、ふたご座流星群用に買ったのに、まさか、本番を迎える前にこんなことになるとは…。

なぜあの時、もう少し落ち着いて行動できなかったのか、せめて、頭に着けていたヘッドランプを点灯させなかったのか、悔やんでも悔やみきれませんが…起こってしまったことはしょうがありません…。

叩きつけたのが、カメラ本体じゃなかったのは、不幸中の幸いだった…と思うしかありません。いやはや…悲しい

 

すぐに修理に出してあげたいところなんですが、三脚の修理もしないといけないし、カメラは新調したばかりだしということで、資金不足でまったく身動きが取れません。

メーカーに問い合わせたところ、最悪、全損で新品交換対応になるかもしれないということで、短期的には、それだけの資金を捻出できません。もっと軽い修理である可能性もないことはないでしょうが、とりあえずは、資金の目途が付くまでは、修理センターに送る訳にもいかない…という状態です。

完全な自損事故なので、保証期間中ではありますが、まったく保証が効く案件ではないですね。

家財保険や、自動車保険などの特約が使えないかというのもアドバイスをいただいておりますが、まだ、調べられてないです。ちょっとこちらも調べてみたいですが、うーん、あまりそういう保険をかけた記憶はない…。

 

これは、困ったな…簡単には、修理の目途がつきませんね…。

DA★11-18mmに向けて貯金もしなければならない…、どちらかというとその貯金が優先事項という事情もあります。

 

いやあ、…意気消沈とはこのことですよ…。

私の星景撮影史上、最大の反省事案です。

ちょっと、慣れもあって、夜の撮影に油断が生じていたかな…、暗所で色々とするということはこういうアクシデントがありうると思って丁寧にやらないといけませんね。

せめて、教訓にせねば。

 

サムヤンは、時機を見てなんとか、修理をしてあげたいとは思っていますが、いつになるかは見当がつきません。

これで、サムヤン購入後、星撮影用としてはあまり出番がなくなっていた20-40mmの星景使用頻度が増えると思います。20-40mmは日中撮影用にシフトしていっていたのですが、オールマイティに活躍してもらおう…。

 

 

もうね。

あれです。

何かのフォトコンに入賞して賞金が入る、というようなミラクルが起こらない限りは、この深刻な事態を打開できません…。

しかし、その可能性は限りなく低いでしょう。

奇跡など起こらないのが人生というもの…。それもまた仕方がない。

後悔を重ねながら、それでも進んでいくしかないということですね。

 

ふたご座流星群は待ってくれない

そして、来月にはふたご座流星群が来てしまうので、ここは、もう覚悟を決めて、我が魂の相棒・DA10-17mmフィッシュアイズームで挑むしかありませんね。

本体の高感度性能が上がったので、流星を捉えられる率はあがるかもしれません。

これを怪我の功名として、火球をとらえる事で、サムヤン14mmへのはなむけとするしかない。

さて、しかし、ふたご座流星群の観測は極大日を前後して、14日の朝か、15日の朝か…うーん、平日だし、晴れるかどうかわからないし、どうなるでしょうか…。すっきりと晴れてほしいですね。

このところ四国山地のこちら側は晴れてるけど、向こう側は雲というシチュエーションが多い感じもありますが…さてさて…。

 

んー。

そういえば、マンフロット(三脚)のスペアパーツ来ませんな。イギリスから送ってくるっていうのがいまだに半信半疑なんですが、本当に、無事来るんでしょうか?(楽天にあったので、そっちで頼んだらよかった…次はそうしよう…!)

ただ、まだ、約束の2週間は確かに経っていないので、静かに待つのみです。今は、撮影現場にスパナを持参して(荷物が重い!)緩んできたら締める、という誤魔化しながらの三脚使用…。

もう、長くはもたないぞ…早く…来てくれ…。

 

追伸

KPのインターバル撮影について。

動作1(露光時間+間隔を設定)と動作2(間隔を設定)という2種類の設定があるんですが、動作2がうまく機能しない。何か見落としているのか、とりあえず動作1に戻して、1分露光+間隔ということで、1分1秒を設定するとRAWでも1秒で書き込んでインターバルしてくれます。のでひとまずこちらを推奨。…。

 

にほんブログ村 写真ブログ 星景写真へ
にほんブログ村


星景写真ランキング

リアレゾ星景という可能性

全国のPENTAXユーザーの皆さんこんにちは。そうでない皆さんも、ようこそ、PENTAXワールドへ。

色々と変な独創的な仕掛けを搭載しているPENTAXカメラの中でも、最大の「飛び道具」との呼び声が高いリアル・レゾリューション・システム(RRS)。

 

↓公式ページの説明はこちら。

www.ricoh-imaging.co.jp

CMOSイメージセンサーを1画素ずつ動かし、4枚の画像を連続撮影。24M×RGBの圧倒的な色情報から1枚の超高精細画像を生成するのがリアル・レゾリューション・システムです。解像力と色再現性が向上し、静止物の撮影時に高精細な画像を得ることができます。高感度ノイズも大幅に低減し、理論的には色モアレ(偽色)が発生しません。撮影には電子シャッターを採用してカメラブレを抑えます。 
※撮影時は三脚などでしっかり固定してください。

主に静物や風景撮影などに、無類の威力を発揮して解像を大幅にあげるとされていますが、やはり、皆さんの関心は、このRRSが、星の風景写真たる星景にも、使えるのかどうか!ということだと思います(関心がなくても聞いてください…)。

果たして、リアル・レゾリューション・システム・スタリー・スケープ、略してRRSSSが撮れるのかどうか。

 

K-50にはなかった機能ですが、KPには搭載されているRRS、新しいメカを手に入れたら試さずにはいられない…ので、昨日の晴れ間を利用して行ってまいりました。

本当は、今日は、しし座流星群極大日なので撮影にいきたいのですが、高知はあいにくの雨でございます。ので、ブログでもアップ…と。

 

試行回数が少ないので、まだまだ、確たることは言えませんが、一応検証してきました。

 

f:id:shironagassu:20171117191340j:plain

カメラはPENTAX KP、レンズは古いSMC 50mm F1.4、ソフトフィルターを使用しています。本当は、解像に定評のあるレンズとかもってたらいいんですけど、私の手持ちで一番解像するのはたぶんタムキュー272Eで、これだと焦点距離が長すぎるんです…。

 

まずは前提

RRSは、1回の撮影で4枚撮影するということで、4倍の時間がかかるというのがネック。

なので、4倍(2段分)ISO感度を上げることで、同じ露光量を得ようと考えました。

同じISOでなら効果ははっきり出るでしょうから、時間を4倍に伸ばせたらいいんですが、問題なのは、星の日周運動でして、じわじわとながら意外に星は動く…。一般的には、星が球形で写るのは、500/焦点距離(フルサイズ換算)・秒まで、といわれています。つまり50mmの標準レンズだと約10秒以上露光したら星が線形になって写ってしまうということです。

これ以下に、総露光時間を抑えないといけない…ということで、ISO感度を上げなければならない、と。

 

ちなみに、同じISOで撮ると当然ながら、上の説明分に書かれている通り、ノイズの低減や解像アップの効果が得られます。

ということで、問題になるのは、果たして感度を4倍にあげたときに起きるノイズ増加などのデメリットを、RRSの効果で覆すことができるのか、ということになります。

 

ちなみにこのRRSは、4枚画像を重ね合わせることから、RAWファイル1枚で120メガバイトくらいの巨大なものになります…。

 

検証の結果

ツイッターで、画像を交互に表示した方が比較しやすいと思い、そのまま引用しています。

 

うーむ。できれば、PCで見ていただいて、どうなのか、ご意見をいただけると助かる。

 

私が見るに、星の像自体のシャープさは3200のRRSオフのものが一番なのかなという気がするんですが、背景の輝度ノイズ(黒いザラザラ)が一番少ないのが、12800のRRSオンではないかな、と見えるんですが…どうだろう。

背景のノイズがすくないとすれば、現像処理でより追い込めて、結果的に星もシャープにすることも可能かもしれないと思います。

 

ちなみに、3200のオフは、8秒露光しています。なので12800では、2秒露光(を4枚で8秒)、25600は1秒露光です。1秒でここまで写るのもすごいといえばすごいですが。50mmレンズをAPS-CのKPで使って75mmなので、この8秒というのが、星が線形にならないギリギリのところです。(正確にはギリギリでアウト)

 

昨日帰ってきてすぐに等倍で見たときは、星のシャープさから3200のオフが一番かなと思ったんですが、背景のノイズを見比べてみると、そこにRRSの効果が出ているかなと…。

 

うーん。どうなんでしょう。

いや、まあ、悩むくらいの差なら、普通にとっても問題ないというのが、まともな結論だと思いますけどね(笑)

せっかくついている機能を、自分のフィールドである星景でいかしたい。といういささか無茶な要求。

うーむ…。果たして、この道に可能性はあるのか…?

 

あと、月に使ってみるとどうなんでしょうね??

 

 ↑一番最初にRRSが搭載されたK-3Ⅱ。後継機が出てくるのかも。

これ自体はかなりお買い得になってきていますね。

 

追記 Twitterモーメント 「PENTAXのリアルレゾリューションシステムで星景を撮ってみた」

 

 

にほんブログ村 写真ブログ 星景写真へ
にほんブログ村


星景写真ランキング