はい。
いや、本日、四国地方、梅雨あけ発表されたようですね!めでたい。
いやー、K-3markⅢは一度曇りの日に撮影に出て以来、撮影に出るチャンスすらなかった…がいよいよ始動できるか。
そろそろ月が、半月を越えて、満月に向かっていっている…。く、急ぎ撮りにいかねばならないじゃないか。
というわけで、この間、雨が降りしきる中、ユーザーモードを星景撮影仕様にするために、色々いじったので、とりあえず、載せておきます。
まだ、使用はこれからで、使い勝手がどうなのかは…全くの不明です(笑)
夜な夜なユーザーモードを詰める
うむ…。サムネイル用にほぼ曇りの日、唯一撮影に行けた一枚を貼っておきます…。
以前KPのユーザーモードを記事にしているのですが、今回もこれがベースです。
ユーザーモード1=STARRYSCAPE
ISO6400、F2.8、30秒、
カスタムイメージ・風景、ホワイトバランス・蛍光灯W
2秒セルフタイマー
アストロトレーサーType2 ON
各種補正、ノイズリダクションはOFF
RAWファイル保存
基本の設定。「 ほぼ固定撮影」用。
ほぼ固定撮影というのは、アストロトレーサーを使いながら、星があまりぶれない秒数だけ露光する「固定撮影」をすることで、星と地上のブレのバランスを撮る撮り方のことです。ほんのちょっと星追尾するので「ほぼ固定撮影」なわけですね。実は、ずっと言ってますけど、特に広がりません(笑)(詳しくはこの項の末尾のリンク記事参照)
KPはISO4000を基本にして、ユーザーモードを組んでいましたが、とりあえず、K-3markⅢは6400で試行してみようかという…。
カスタムイメージがこれまで「フラット」でしたが、K-3markⅢはAdobe Lightroomのカメラマッチングの対象となっているため、疑似的にカスタムイメージが使えるということで、「風景」に設定して色味を見てみることに。
Lightroomの画面。左上から、「鮮やか」、「ナチュラル」、「雅」、「人物」、「風景」の疑似カスタムイメージ(らしい)。
ちなみに上のサムネイル用写真は、カメラ風景で現像しています。Adobeの風景より、黒が締まるのとマゼンタが少し混ざるのが特徴です。
アストロトレーサーについては、まずは新装されたType2を使いこんでみようと。
一度使ってみた感触だと、Type2は、露光時間を引っ張るというよりも、地上のブレを抑えることが主眼なんだなと言う感触。なるほど、それはそうだな。勘違いしていた。
星の日周運動ブレを多少許容して、その分、地上のブレを抑えるモードなわけだから…。
これは、だから、(今まで地上ブレをいかに抑えるかと考えていた)考え方を逆にして、どの秒数までなら、星のブレが許容できる範囲に収まるか…ということになりますね。
なので、露光時間は、今まで(上のリンクのKPは40秒でしたが、その後30秒に修正しました)と同じ30秒から、まずは試行していってみます。
ユーザーモード2=INTERVAL_ASTRO
ISO6400、F2.8、30秒、
カスタムイメージ・風景、ホワイトバランス・蛍光灯W
2秒セルフタイマー、インターバル撮影(撮影間隔・最短)
アストロトレーサーType2 ON
各種補正、ノイズリダクションはOFF
RAWファイル保存
これは、アストロトレーサーインターバル用の設定。
撮影間隔を「最短」に設定。
これ現場ではまだ試していないんですが、夜な夜な設定を弄り回して試した結果、「最短」、ほぼ間違いなく使えるだろう…と。試行では、ほぼ間隔なしで連続して、インターバルが回ります。
KPにも、実は「最短」設定あったんですが、ISOを上げ露光時間を伸ばすと、最短が4~5秒くらいに伸びてしまうという弱点があったのです。
もしかしたら、連写機として、連写バッファがKPからはかなり増加しているようなのですが、その同じリソースを使っているのかもしれない(違うかもしれない)。
とにかく、K-3markⅢの「最短」はちゃんと使えそう。
ということで、設定。
これも、現場で少しずつ詰めていってみます。
ユーザーモード3=INTERVAL_COMPOSIT
ISO6400、F2.8、30秒、
カスタムイメージ・風景、ホワイトバランス・蛍光灯W
2秒セルフタイマー、インターバル合成(撮影間隔・最短)・途中画像保存(元画像)
アストロトレーサーOFF
ローパスフィルター強
各種補正、ノイズリダクションはOFF
RAWファイル保存
比較明合成用の設定。
おそらく、ローパスフィルターレスのため、星の軌跡にモアレが起こるだろうということで、ローパスセレクターを「強」で設定。
アストロトレーサーもしっかり切る。ここら辺を忘れないのがこのユーザーモードの役割ですね。
K-3markⅢから、設定できるようになった、途中画像保存=「元画像」を選択。
「合成後」保存が良いのか、「元画像」保存が良いのか。「元画像」にしておくということは、より柔軟に、PCでの編集が可能になるということ。
最終比較明合成画像が、それでそのまま使えるならそれでもいいし、Adobe PhotoShopで編集しても良いしという2段構え…。
これは…良いのでは(妄想)。
ユーザーモード4=LONG_EXPOSURE
ISO160、F2.8、1200秒(20分)、
カスタムイメージ・風景、ホワイトバランス・蛍光灯W
2秒セルフタイマー
アストロトレーサーOFF
ローパスフィルター強
各種補正、ノイズリダクションはOFF
RAWファイル保存
私が良く使う20分長秒露光用の設定。
基本的に、KPの時のものを踏襲していますが、基本ISOを6400に上げたため、対応するようにISOを160に。ここら辺も、現場で調整してみないといけないですね。
ローパスセレクターの入れ忘れがないことと、アストロトレーサーをしっかり切ることが、このユーザーモードを設定する一番大事なところですね。(まあアストロトレーサーがONだと、20分露光できませんが)
というわけで、設定だけ詰まってしまった。
今日は、月曜であるが、出なければならないか??
そうそう、K-3markⅢ、ダブルスロットでカード2枚挿せるので、最安な64GBのものを2枚買い増してみました。スロット1はUHS-Ⅱに対応していて、連写をするなら欲しいところですが、私はむしろ、シャッターユニットの耐久がもったいないので、連写しないと思います(笑)ので、UHS-Iのもので当面は行けそうです。
カード2枚挿しは、容量増加の意味もありますが、カード不具合が万が一生じた場合の物理的バックアップという意味合いの方が大きい気がしますね。KPもバッテリーグリップの中に一枚予備が仕込めるのですが、意味合いとしてはそれとほぼ同じです。
うむうむ。
ではまた。