さて。
少しずつ春が近づきつつあるように思います。
今年は、1月に大寒波が来ましたが、そのあとは、例年より暖かいくらいで、冬の醍醐味のようなものを感じずに春になりそうな気配。
いや、まあ、しかし、大寒波はここ数年で一番の冷え込みで、-5℃よりも大きく下がった(高知市中部では珍しい)ので、その夜に朝まで撮ったということで勘弁願いたい。まあ、確かに、1日だけでしたが、冬を体感したのはしましたかね。
ということで、冬と春のはざまに昇る星座たちを撮ったので、更新しておきたいと思います。
The boundary between winter and spring―冬と春のはざまで
PENTAX KP レンズ smc DA10-17mm フィッシュアイズーム 焦点距離10mm
ISO6400 SS50秒 F5.6 アストロトレーサー、Lee No.3使用、ほぼ固定撮影
日が変わったころ、1枚目は東を、2枚目は西を向いて撮影をしています。
東から昇るのは、北斗七星からアークトゥルス、スピカを経てからす座に至る、春の大曲線。
西へ沈もうとしているのは、冬の一等星6つ(シリウス、リゲル、アルデバラン、カペラ、ポルックス、プロキオン)を結んだ冬のダイヤモンド。
星空の中でも、とりわけ大きなアステリズム二つが同じ時刻に並存しています。
フィッシュアイズームの広い画角を生かして、写しましたが、さすがに、東と西の対面で同時に撮ることは難しい。
全天球カメラがあれば、一度に撮れるでしょうけども。
↓これが…あれば…。
ソフトフィルターのLeeNo.3を後玉付近に張り付けて出目金レンズながらソフト効果を出しています。なので一等星クラスがよく強調されていますね。
ラインを引いたものも、掲載。
春の大曲線はとにかく広いので、フィッシュアイズーム向きの被写体です。
冬のダイヤモンドはそれよりは少し小さいでしょうか。しかし、おそらく全天のアステリズムの内でもっともラグジュアリーな領域がこの冬のダイヤモンドでしょう。
Lightroomのカラーグレーディングを半分寝ながら適用したら、何か、見たことない色味になったんですが、そこから、3割程度戻して、ある程度落ち着かせました。
最初はもっと、真紫のようなえらい濃い色味になっていました(笑)
冬の星座は、これから少しずつ早い時間に沈むように。春の星座は、早い時間に昇るようになって、季節が廻っていきますね。
ということで、冬と春のはざまでの撮影でした。
ではまた。