シロナガス/星景写真と科学本のブログ

「暮らしの中の星空」=星景写真+サイエンスノンフィクション書評。PENTAX使い。

星景サルベージその76 交錯する宇宙

とても。忙しい。

疲れ。

何とか、…ここは、サルベージで、時間を稼ぐ一手。

 

というわけで、別々に応募したものを2枚一組にして組写真としてサルベージ

前々回のサルベージその74「潮騒」と同じ日(正確には同じ晩)に撮ったものですね。この日はなかなか色々なイメージが撮れた。良き日でした。

shironagassu.hatenablog.com

 

いやまあ、こっちはいつものようにただの選外だったんですけどね。

もしかするとここへ、ふたご座流星群撮りに行こうかという気もあるが…。しかし南に月があると微妙か。…色々考えてみましょう。

 

交錯する宇宙

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PENTAX KP レンズ HD DA☆11-18mm アストロズーム 焦点距離11mm

ISO4000 SS30秒 F2.8  自作パーシャルソフトフィルター使用、ほぼ固定撮影

2019.8.1 高知県四万十町にて (2つとも同設定)


前の「潮騒」の記事では、7月31日付の写真だったんですが、夜半を粘って、0時14分との記録。

波に洗われる流木を、銀河とともに撮影しました。この時間、さそり座はほとんど水平線の向うに沈んでしまいました。今年は、木星土星が天の川を挟むようん輝いていますね。

 

交錯する宇宙。

交錯しているのは宇宙と私、でしょうか。波の満ち引きと、星の巡りがシンクロし、この場所と宇宙がつながるという感覚。しかし、それは単なる感覚ではなく、まぎれもない事実でもある。人類が、地球という小さな星の上、宇宙の片隅にいることを意識させてくれます。

 

両方とも波が来た瞬間に、フラッシュを焚いて写し止めるという手法をとっています。

もっと流木に寄るという選択肢も考えたんですが、ご覧の通り、これ以上寄ると、波をかぶる。いくら防塵防滴でも、塩水をかぶるというのは、避けたい。

カメラの寿命が完全に縮む。いや、まあ、海での撮影率高いので、確実に少しずつむしばまれているとは思うのですが、こういう撮影をした後は念入りに手入れすることにはしています。

 

2枚目は、構図として、本来は、1枚目と同じように水平をとっていたのですが、現像するときにふと思いついて、斜めにしてみました。斜めにすることで、強く波しぶきが上がった様子と合わせて、画面に緊張感がでましたね。そして、1枚目と対にすることで、シークエンス(順序)的な要素も出てきて…うーん、これは組でそもそも出すべきだったのかもしれない。

波が来て、カメラが倒れこんだようにも見えますね。(実際そうだったら、やばすぎますが)

 

ツイッターで、トリミングするならもう少し大胆にしてみるのも良いのでは、というご指摘を受け、なるほど、と。トリミングは最小限にしないといけないという謎の固定観念がありましたね。今度は大胆なトリミングも考えてみます。

 

と、サルベージ。

うん。

しかしまあ疲れの極み。

 

ではまた。

 

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