シロナガス/星景写真と科学本のブログ

「暮らしの中の星空」=星景写真+サイエンスノンフィクション書評。PENTAX使い。

星景サルベージその60 COSMOS

というわけで、このところ、星景以外の話が続いたので、通常運転に戻ります。

書評も書かないといけないですけどねぇ…。

読んでないわけではないが、なかなか書き出さない。

グリップばっかり作っている場合ではない(笑)

 

まあ、とにかく、サルベージ。

 

COSMOS

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PENTAX KP レンズ DA 10-17mm FISH-EYE 焦点距離10mm

ISO4000 SS60秒 F6.3 約30分をカメラ内比較明合成

2018.10.9 高知県越知町にて

 

COSMOS。

調和を意味するこの言葉は、この宇宙を指すと同時に、花の名前にもなっています。

その語源が何なのかは寡黙にして知らないのですが…今度調べてみなければ。

 

なので、ここは、カール・セーガンの「COSMOS」から、冒頭に近い一節を引用しておきましょう。

私たちは、はるかな宇宙(COSMOS)から生まれ、育ってきたものだ。それは、はるかかなたのことで、私たちの毎日の暮らしとは無関係なように思われる。

しかし、科学は、宇宙が、めくるめき、うっとりするほど壮大であり、人間が理解できるものであることを明らかにしただけではない。科学は、私たちが、真の意味において、宇宙の一部分であり、宇宙から生まれたことも明らかにした。そして、私たちの運命が宇宙と深くかかわり合っていることも明らかにした。人間のもっとも基本的な出来事も、もっともつまらぬことどもも、もとをたどれば、宇宙とその起源のところまでさかのぼることができる。(カール・セーガン「COSMOS」、1980年)

 

うむ。

セーガンのいうように、138億年の時をこえて、それぞれがたどりついた宇宙の片隅の星で、ヒトと花と宇宙が出会い一枚の写真が出来上がるという調和。それは、本当に多くの偶然の先にある奇跡でもあるのですが、本当に何気ない、なんでもないただの日常のワンシーンでもあるわけです。

そういうことがこの広い宇宙の中では、日々起きている…のかもしれないし、あるいは、この広い宇宙で人類は、孤独な存在なのかもしれません。

その答えも、あと20年もすればわかっているのかもしれませんが、そういう時代。

片隅で、写真を撮りつつこの世界の調和(COSMOS)に思いをはせると。

 

この写真は一枚目だけ、フラッシュを焚いて、カメラ内比較明合成で撮影。パンフォーカス星景の作品です。パンフォーカス+比較明合成。これもありだな…。

 

昨年末の高新写真コンテストで、佳作をいただいたもの。

しかし、名前だけ出て、写真は紙面に出なかった…。うーむ。まあ、でも、ありがたいことです。ありがたいのだが、いつかは紙面に載れるように送り続けたいと思います。

 

うむうむ。

なぜか、せっかく佳作をいただいたのに、サルベージをし忘れていたという。

思い出したので、サルベージしておきます。

 

ではまた。

 

shironagassu.hatenablog.com

 

 

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