うーむ。
今年は、暖冬の影響なのか、とにかく、色々な花が咲く季節が早く、室戸で早咲きの桜がすでに咲いてしまったり、四万十市では、菜の花がすでに咲きつつあるとのこと…。
早すぎる。
足摺の椿もチラホラ咲いているという話はありますが、近年の傾向として少しずつ咲いていっぺんに咲かないらしい。
咲いたのならそれに合わせて撮るだけではあるのですが、しかし…。大体一ヶ月くらいは早いんじゃないでしょうか。
DA☆11-18mmは全然間に合いませんね(笑)
まあ、というわけで、とりあえず、サルベージ。
立ち昇る
PENTAX KP レンズ DA 35mm 焦点距離35mm
ISO1600 SS10秒 F4 アストロトレーサー使用
2019.1.19 高知県高知市にて
このところ明け方の空に2つの惑星が、輝いています。上の明るく大きいのが金星、下のやや小さいのが木星です。
これは日の出1時間半前くらい(つまり5:30頃)に撮ったもの。
まだ、静かな街の上に、立ち昇るように上下に並んだ2つの惑星をとらえました。
この2つの惑星は、実は明日の明け方(23日の朝)が一番近づくらしいです。
が、そのあともしばらくは近くにいる感じですので、見てみてください。
6時ごろから空が明るくなってくるのでそれもまた綺麗です。
この写真は、自作ハーフソフトフィルターを使用。
この時つくったやつは、強すぎたので、その後効果を弱めるため、少し薄めに作り直した…のですが、薄すぎて、マイナス等級の星にしか効かないという代物に。
ということは、ほぼ惑星専用ということになります。いや…冬のダイヤモンドあたりの一等星領域ならシリウスを筆頭に明るいので、なんとかなるかもしれませんが。
が、面白いことに、光条は出つつ、ソフトにボケるという絶妙な効き具合でもあります。
これを元の素材にして、クリアラッカーを吹くことで、ソフト効果を出しています。
ハーフソフトフィルターは私にとっては、こういう夜景と星を撮るときに地上はぼかしたくないというのが、一番の用途なんですが、ただ、これただのガラスなので逆光にも弱く、角度はよくよく気を付けないとゴーストが出てしまいます。
使いづらい…。づらいが、しかし、まあ、これはこれで、…良いかもしれない。
角型フィルターも、欲しいんですけど高いんですよね~。
まあ、11-18mmの値段が出て、入手できる算段が付いてからの話ですね。
主に角型フィルターのハーフソフトフィルターが欲しい。
しかし100㎜角の奴で広角側が足りるのかどうか。足りると思いたい…。
でかくなればなるほど高いし…。
そして、この写真は地上部分は、明るくなりすぎないように、黒紙で、遮光して露光を抑えています。だからついでにハーフNDも欲しい。
まあ、しかし。
とりあえず、あるもので代用しつつ何とかその時を待とう。
そして、角型フィルターも欲しいが雲台も欲しい。
SIRUI K-10X シルイ 自由雲台「K-10X」 SIRUI
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うーむー。欲しいものだらけでどうしようもない。
何より11-18が欲しい。
が、そうこうしているうちに、色々な花が咲いてしまう。
間に合いそうな気配はないですね。
現行装備でなんとかしなければ…!
写真論
とりあえず、このところ写真論を読み漁ってきて、私の問題意識にかみ合って、もうちょっと深めたいと思ったのがヴァルター・ベンヤミンと、スーザン・ソンタグ。
ソンタグ「写真論」は読んでいたんですが、これよりものちに書いた「他者の苦痛へのまなざし」の方が、私には、問題意識がかみ合った。彼女の考え方も、色々な経験(特に紛争下でボスニア軍に包囲されたボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエボにとどまり、劇の演出を通じてサラエボの人々に連帯を示した…という強烈な経験もしている)を経て深まっていた(焦点がわかりやすくなっていた)ような気もします。
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ベンヤミンとソンタグ、ベンヤミンは1892-1940年に生きたドイツの思想家、ソンタグは1933-2004年に生きたアメリカの批評家、少しだけかぶりつつも、基本的には違う時代を生きた2人ですが、ともに戦争やファシズムへの批判的精神を基底に持ちながら、写真とデモクラシーの関係性について重要な視座を持っているという共通点を感じます。私にとっても、それは重要な視点になりそうです。ソンタグは必ずしも非暴力平和主義者ではなかったようにも思えますが。そういう意味では、立場の違いはどこかで、出てくるかもしれない。しかし、写真論の範疇でどう読み込まれるかということですね。私と思想的な立場が完全に一致するわけではないですが、私の立場は立場である重心に寄っているので、なかなか100%一致する知識人はいませんね(笑)
ちょっと二人に関連した本を集中的に読んでみようかと思います。
どこかで写真論もまとめねば、…しかし、まだ、その時ではない。今はまだインプットが足らない。
というわけで、色々読もう。
ではまた。
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