さて。
ふたご座流星群の極大日が終わりました。
私は西の方に陣取っていたんですが、高知県西部は、前半部こそ少し雲が多かったですが、特に夜半過ぎには良く晴れて、たくさんの流星を見ることができました。
今回、流星群の記事なのに、タイトルが「なぜか」反省していないことにお気づきの方がいらっしゃるかもしれません。
そう…そういうことです。もったいぶるのも性に合いません。
結論から行きましょう。とうとう、この日が来たのです。
火球を捉える日が…!
【目次】
やがて立ち上がる者へ
PENTAX K-50 レンズ HD DA 20-40mm Limited 焦点距離20mm
ISO2500 SS20秒 F2.8 ソフトフィルター使用
火球を正面からとらえることに成功した初めてのカメラとレンズは、K-50&20-40mm。ああ、なるほど、そう来たか。と。
K-50は、今はKPのサブ機として防湿庫に入っている時間が長くなってしまっています、そして、同じように20-40mmも星用としては最近はもっぱら15mm Limitedがエースになっていまして、出番が少なくなっていました。
そもそも、この日はK-50は、50㎜F1.4をつけて、輻射点を追う予定だったんですが、現着(現場到着)した時点で、ふたご座が見えなかったんですよね。
なので、急遽プランが変更され、リザーバーとしてカバンに入っていた20-40mmの出番が来たという。
こういうこともあるんですね。
まあ、この日は、本当に、たくさんの流星が流れていて、伝説の2001年しし座群ほどではさすがにないにせよ、とりあえず私ランキングでその次には確実に入る見事な流星群でした。
目視できたのはもう数えられなくて(誇張ではなく途中で数えるのを放棄した(笑))、約6時間で200以上ではないかと思います。写ったのだけでも、50を超えてきました。
K-50覚醒
実はこの日、K-50は、完全に覚醒していまして、ビッグショットを連発してくれました。北向きに撮った約2時間分の流星を合成するとこうなります。
いやー、写ったね。
いや、もう本当に、この日は流れてる量が半端じゃなくて、途中、「5秒で3つ見える」といっても過言ではないくらいだったので、まあ、この日写らなければ、写せるときはないなとインターバルかけながら思ってました。
いやあ、それでも、確認するまでは怖かったですが、K-50が見事にやってくれました。
この真ん中の奴も相当の流星ですね。
おそらく上のはすべてふたご座群の流星だと思います。向きがずれているのは、時間経過に伴って、背後にあるふたご座が西へ動いたからと思われます。
やがて立ち上がる者へ#PENTAX K-50 #20_40mm リミズーム #星景写真 #ふたご座流星群
— YamamotoFHironaga (@fourier2010) 2018年12月16日
立ち上がることが、パフォーマティブに生起させる小さな力があるとすれば。
そして、その力が今は地に伏す者にこそ潜んでいるのだとすれば。
私は「それ」を信じるでしょう。何度敗北を味わうとしても、なお。 pic.twitter.com/nFknpaLBL9
最近、ツイッターに出すときには、ガッツリとステートメントを書くようにしています。いや…これはステートメントとはいわないか…なんだろう。何?(自分で書いていて謎)
社会問題をテーマに数々の名作を生み出した写真家ユージン・スミスが、ルポルタージュ的に、自分の写真に、テキストをくっつけているんですが、それが、写真+文章の相乗効果ですごく印象的なので、テーマにする被写体は全然違うんですが、私もやってみようというのが発端。
タイトルは「やがて立ち上がる者へ」としました。
立ち上がるという行為には、何かを変える小さな力があるのではないかと思います。そして、いつか立ち上がれるのは、今、膝をつき、地に伏している者だろうと思い、そういうあり方に共感を持ちながら、このテキストをかきました。まあ、必ず立ち上がらないといけないわけではない、寝れるだけ寝ているのもまたひとつのやり方かなとも思いますが。
とにかく、今回は、非常に大きな仕事をしてくれたK-50と20-40mmへの敬意をこめて。
【中古】【1年保証】【美品】PENTAX K-50 ボディ ブラック
- ジャンル: デジタル一眼レフカメラ
- ショップ: プレミアカメラ 楽天市場店
- 価格: 33,800円
PENTAX KP レンズ DA 10-17mm Fish-Eye 焦点距離10mm
ISO6400 SS50秒 F3.5
23時前ごろの様子。南向きです。こんな風に、最初は、雲がかなり出ていましたが、2時くらいには、雲がなくなり満天の星空になりました。
今年は、少し暖かいのですが、それにしても外でずっと星空を見続けるのは、寒かった…。まあ風も吹いていたので体感温度は下がっていたかもしれません。でも、せっかくの流星群なので、外で粘りました。
いやー、しかし、体力を奪われた。まだブルーアワーが始まる前の5時過ぎには切り上げましたが、完全に冷え切っていました。おなかに張り付けた携帯カイロだけはあったかかったですけどね(笑)
タイムラプス化
極大日、前々日の撮影と合わせて、タイムラプスにしました。
今回は、流星は、無数に写っています。途中、永続痕が流れていく様子も見えますし、最後のカットでは、山のところにカノープスも昇ってきています。
色々、見所がある出来になったかな…と。
ただ、うちのYouTubeアカウント、謎の過疎チューブになってまして、あまり再生されないんですが…。こっちもまじめにやらないといけないかもしれないが、ま、良いか。
よし…ようやく…。感慨深い。
目標にしてきた、火球を捉えるということになんとか、年内に成功した。
今度は、火球を捉えつつ作品になる星景写真を撮るということを目標にして、また、立ち上がって、歩き始めたいと思います。
まあ、でも流星群撮影は、撮れても撮れなくても楽しくて良いですね。
来年早々のしぶんぎ座が条件良いらしいですけど…。また、ロケハンしておかねば。
ではでは。また!
そうそう。
11-18の試作機が、お目見えしたらしい情報をツイッターで捕捉しました。5月くらいかと思っていたのですが、実は、もっと早いのかもしれない。続報を待ちたいですね。今回も流星をとりながらやはりF2.8の超広角が欲しいと思ったので…。待望。
ここで予想した値段の範囲に収まるか…どうか?
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