さて。
季節は9月。長月です。
長月の語源のひとつに、良く雨が降る季節だからということで、「長雨月(ながめつき)」から来ているという説があるようですね。
たしかに、よく降る。今日も高知は雨です。
この時期の夜は、だいぶ涼しくなってきます。季節の変わり目で、湿った空気が流れ込みやすいのか、機材が夜露に濡れる可能性が非常に高まります。曇りを防止するためにも、レンズヒーターが必須になってきますね。
レンズヒーター用のモバイルバッテリーはいざという時の災害時の電源としても役立つので、満充電しておこう。
というわけで、サルベージ。
晩夏を連れて
PENTAX KP レンズ HD DA 15mm Limited 焦点距離15mm
ISO3200 SS40秒 F4
記録では0時52分の撮影となっています。
夜半過ぎ、東の空には、早くも冬の星座が昇り始めます。
昇って来たのは昴(プレアデス星団)とおうし座。おうし座のアルデバランが、オレンジの光を水面に落としています。
この日もすでに夜は涼しく、上着を忘れたこともあり、水面を渡る風は少し寒いくらいに感じました。
この時は、まだハーフソフトフィルターはつくってないですね。全面のソフトフィルターを使用したので、街灯が強くにじんでいます。しかし遠くなので、まあ、雰囲気の範囲内でしょうか。逆に、岸辺にうつる街灯の光が少しにじんでいるのは雰囲気プラスかもしれません。
雲が、ちょうど、真ん中に昇ってきたおうし座に視線を向けるような形で両サイドに残ってくれたのも良かったかもしれません。
ああ、夏が終わるなあという感慨を込めての一枚。
この写真は、毎年(といっても今年で2回目らしい)開催されている、長野県の南牧村の公募展「星のある風景」に応募をしていたのですが、昨年に引き続き入選をいただくことが出来ました。一切の合成なしというレギュレーションが、それはそれで魅力ですね。
公募展「星のある風景」入選結果について|信州・みなみまき村(長野県南佐久郡南牧村)ホームページ
http://www.ytg.janis.or.jp/~bijyutsu/kikakuten1403.htm
(↑こっちは、会場の南牧村美術民俗資料館のサイト)
これ、何か上の方の賞をもらえれば、副賞でホテル宿泊券がもらえるんですが、来年もそれを目指して頑張ろうと思います。それで、いつか長野に星を撮りにいくのを目標に…。
最近、ちょっと入選が続いている気がしますね。悪いことではない。まあ、ひとえに、出し続けているだけなんですけどね。継続していると良い時もあるし、悪い時もある。
ペースを乱さず、季節ごとに撮るべきものを撮っていこうと思います。
あくまで自分のスタイルで、一歩一歩いくのが大事かもしれませんね。
現場で被写体と向き合って、自分の心象にも寄り添いつつ、丁寧に撮りながら、少しずつ進んでいきたいと思います。
ついでに、本も読んで、写真論も深めていきたい。
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今はこれを読んでます。うーむ。写真を撮るとはどういう行為なのかについて、深めていっています。
お前は何を目指してるんだという話ですが、ただ、私のフィールドである弁証法的唯物論(歴史に適応した場合には史的唯物論という)の思想と写真というのは、どうも深くかかわっているように感じますね…。
この世界を、連関する動的な(変化する)実在として見る弁証法的唯物論…、写真というのもたえず揺れ動く世界を撮るものなんですよね。しかも被写体と撮影者の連関(動的な関係性)の中に写真が生まれてくる。そういう意味で、カメラは、被写体と撮影者を止揚する、弁証法的な「止揚する機械」といえるかもしれない。…。
また、史的唯物論というのは、社会は主体者によって変革されていくという思想なんですけれど、まさに、写真を撮るという行為には主体性が結びついていて、主体的に構図やシャッタースピード、絞りなどを選ぶ、そのことによって、目の前の世界が一枚の写真として形成されるんですよね…。色々と符合しているように思います。うーむ。
写真が産業革命以後に発達してきた表現である(史的唯物論もその時期からの思想)という背景も多分大きく関係しているんだろうと思います。
この立場で誰かが何か展開しているような気もしつつ。
まだ、何か体系だって書けるほど深まってないですが、そのうち、形になったら何か書きます。誰も求めてないだろうというのは思いつつ。
と、サルベージでした。
ああ、そういえば!
篠原ともえさんが、図書館・オーテピアに来て、プラネタリウムで星空解説をするイベント(9/30)の申し込みが無事完了しました。実は、これ、この半年くらい、かなり楽しみにしていたので行けることになって良かった…!
プラネタリウム、日曜日にいっても人気で、年間パス持ってるのになかなか入れないんですよね。平日はなかなか行けないしなぁ…。
真・ハーフソフトフィルター
この前、少し、クリアラッカーの吹き付けを薄くして、ハーフソフトフィルターを作り直しました。プロトタイプは、どうも吹き付けが濃かったらしくて、小さな星を盛大に食うということがわかりまして、試行錯誤。
この前、新ソフトフィルターを使ってみると、改善されて微光星をつぶしてしまわず良い感じでした。それもまた、おいおい載せましょう。
微妙な吹き付け加減で、なかなか言葉で伝えられないのですが、元がガラス板なので、クリアラッカーを除光液で何度ふきとったとしても劣化はしないので、いくらでもやり直しが出来るのが強みです。
納得がいく加減を追求したら良いですね。
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テクニカルグラス、他にも色々使えるかもしれないなぁ…。模索してみよう。
ああ、それと、この間、KPに液晶保護ガラスを装着しました。液晶モニターの質感が向上して、なかなかいい感じです。
グラマスの奴です。ちょっと高いんですが、実は、PENTAXのファミリークラブの年度更新時ポイントを活用して、リコーイメージングのオンラインストアから入手したので実質無料(?)でした。これ、液晶画面が見やすくなるし、おススメです。
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小さく物欲を分割して、解消していってます(笑)次は、安めのフラッシュをいこうかなという機材計画…。
最近、謎の情報量の多いブログになっています。この記事も、情報量が謎に多い。
記事を分けろという話なんですが、全部詰めていくスタイル。すいません(陳謝)