シロナガス/星景写真と科学本のブログ

「暮らしの中の星空」=星景写真+サイエンスノンフィクション書評。PENTAX使い。

星景サルベージその33 月が沈む街

 

前回は、このまま梅雨入りして、星枯渇期に入るのかなと思っていましたが、週末の土曜日になんとか晴れ間が広がりまして、撮影に行ってきました。

高知県下では、ホタルがチラホラ飛び始めていて、もう少しするともっと見えるようになると思うのですが、先週末の時点ではいまひとつというところでした。

 

しかし、この間、定期的に撮ってはいるんですが、なかなか、先入観というか、ここはこう撮るべしという固定観念が強くなってしまっていて、どうにもそれに撮らされている感じがします。

まあ、イメージした通りの光景がそこにあれば、あとは撮るだけなんですが、そんなに条件が良い状態というはなかなかなく、またそれを探し求めてロケハンをし続ける時間も基本的にはない、という。

なので、現場に着いた時に、自分が撮りたいイメージと、現場の実際とを両方受け入れて、バランスを持って、撮影に臨まないといけないと思い始めています。

こういうのが撮りたいというのはあるんですが、撮りたいと思っても撮れないから、良い写真に意味が出ても来るわけで、まあそこらへんはバランスを考えながら、少し、撮り方をブラッシュアップしていかないといけないかな…と漠然と。

 

というわけで、サルベージです。

 

月が沈む街

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PENTAX KP レンズ HD DA 20-40mm Limited 焦点距離33mm

ISO1250 SS1秒 F3.5 

2018.5.19 高知県高知市にて

 

※タイトルを「月の沈む街」としていたのですが、「月が沈む街」に改題。星景写真として、あくまで街よりも月が主だろうということで。でも、どっちかというとという感じです、ちょっとだけ月が主、6:4位の関係性ですね。人の営みがあってこその星景なので。「月の沈む街」の場合は、街が6:月が4になる気がするので…と無駄にこだわるスタイル。

 

高知市の街並みの上に沈む、月齢4の月を。

今回は、カスタムイメージ・フラットで撮って、全面的にLrで色づくりをしました。

多少彩度をあげていますが、色んな色の照明が街を照らしていて、意図せずカラフルに写りました。

街並みの形も、月の形に照応するように、三日月型に切り取れていて、対比が面白いかなと。

 

街と月というのは、色々撮ったら面白いように思うのですが、もう少し夕暮れ時がいいかもしれませんね。露出が合わないので。うーむ。

人の生活そのものである街並みというのは、星景では実は大事なテーマなのかなと思います。人(地上)と星(月も含め)の関わりの中に意味を見出すのが星景写真だとするならば…。

 

そして、地上(夜景)と星(月)の露出を合わせようと思うとハーフNDフィルターが欲しくなる。

なんか名のあるメーカーの角型フィルターは鬼のように高いのだが、安いのでも使えるだろうか、ないよりましポイ気もするが…さて…。

どうなんだろう。

 

そして、こういうのは…。高い。

なぜ、これほどまでに価格差があるのか…。ううーむ…。謎だ…。確かに良いものなんだろうけど…。

 

しかし、写真を撮っていると、欲しいものが次から次へと、いろいろ出てきて収集がつかない。

何が本当にいるのか、よくよく考えて優先順位を決めなければ…。

とりあえず、49→55mmのステップアップリングがいる。

これは、安いので、悩んでないで買うべきだと思うな…(笑)

 

ああ、そういえば、こういうフォトコンがあるらしい。

reflexions.jp

ふーむ…。審査員の星景が、当たり前だがうまい。

しかし、フォトコンの応募を減らすといいながら、何か、面白そうなのがあると送ってみたくなるという。もはや病。これで入選するならいいんですが、特に何もひっかからないから…笑うしかないな。HAHAHA…はぁ…。

 

というわけでサルベージでした。

 

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