シロナガス/星景写真と科学本のブログ

「暮らしの中の星空」=星景写真+サイエンスノンフィクション書評。PENTAX使い。

天の川(中心部)の季節が到来

というわけで、明け方東の空に、天の川の中心部が昇ってくる季節になりました。

 

昨日は、夜前半は、あいにくの小雨がぱらつく天気でしたが、明け方には、雲一つない快晴になって、新月期の週末をたのしませてもらいました。

本当は今日も天気が良いので、行けばいいのですが、子守なのと眠いのとで行けそうにありません。コーヒーでも飲みながらブログを更新するのが関の山。

 

まあ、まあ、なんにせよ天の川中心部というのは、否応にも目を引きますね。

冬場のオリオンもそうなんですが、こればっかり撮ってはいけないと思いつつ、気づいたら撮らされている、という。

 

とりあえず、今シーズン初物をゲットしてきました。

 

10万光年の孤独を想う

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二枚とも

PENTAX KP レンズ DA 10-17mm FISH-EYE 焦点距離10mm

ISO6400 SS60秒 F5.0  アストロトレーサー使用

2018.2.17 高知県土佐市にて

 

時刻は4時過ぎ。天の川の中心部が、ゆっくりとせりあがるように水平線から顔を出してきます。

目が慣れるにつれて肉眼でも、ぼんやりと見えてきました。肉眼では、水平線上の雲のように見えますね。

二枚目の方は、天の川が海に少しだけ反射していますね。それくらい、天気は良かったです。

 

今、明け方の空には、木星、火星、土星の3惑星が輝いています。

画像で言うと、右の大きな白い星が木星、天の川中心部の少し上にある2つ並んだ赤っぽい星の左側が火星(右はアンタレス、今は、ちょうど同じくらいの明るさで赤さ比べをしていますね)、天の川の中にある比較的明るい白っぽい星が土星です。

 

天の川銀河の大きさは、差し渡し10万光年といわれています。

その片隅から、孤独を想いつつ、銀河の反対側でも、もしかしたら、何者かが見上げているかもしれないとも思いつつ。

 

10-17mmフィッシュアイズームは、けして光学性能が良いわけではないので、絞りを少し絞りつつ、さらに少しトリミングをして周辺の解像の甘い部分を切り取っています。こうすれば、わりと細かい星まで写し込んでくれます。

ただ、色々目をつむっても、180度の広い画角がこの長く横たわる天の川を切り取るには必須です。

 

 

 以前同じ場所で故障させた、これ、直したいなあ…。ううーむ。静かに防湿庫で眠っています…。

 

なので、酷使される10-17mm。絞ってもフリンジは消えないので、現像でなんとか頑張ってる感じです。中心から外側に向けて、パープルフリンジが出る。そういうものなのか、私のが、酷使しすぎて、もう、何か不具合が起こり始めているのかは、わかりません。

F5.0まで絞ると星の像は割ときれいですけどね。

 

11-18mmに向けて、地道に貯金中です。

 

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