さて。このブログは一応、星景写真と科学本のブログと銘打っていて、書評を書かねばならないのだが、最近、サボりすぎて書評を書かなすぎなので、ツイッターで本の感想をつぶやいたのを備忘録として張り付けておきたい。
そして、ちゃんとこの中からいくつかは書評を書いておこうと思う。
ピーター・ウォード&ジョゼフ・カーシュヴィンク著「生物はなぜ誕生したのか」を読み終えた。
2000年代以降の科学的知見も踏まえて生物の絶滅と進化の歴史を紐解いていく。生命の起源が火星にあるというパンスペルミア説や酸素濃度が生物の進化に及ぼした影響などなかなか興味深く読みました。
— YamamotoFHironaga (@fourier2010) 2016年9月22日
まず、先日読み終えた奴。この本の冒頭で紹介されているリチャード・フォーティ「生命40億年全史」も実は読んでおきたい一冊。
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池内了著「科学者と戦争」を読み終えた。日本の政治の軍事化が進み、これまで世界でも特異な「軍事研究をしない立場」を守ってきた日本の学術界にも軍事化の波が襲っている。著者は科学者版経済的徴兵制を批判し、科学者の社会的責任と本来の科学の目的を問う。「戦争は発明の母」論への反論も明快。
— YamamotoFHironaga (@fourier2010) 2016年9月6日
サイエンスライトの範疇に入るかどうか。ただ、日本の現状から科学を俯瞰して語ろうと思ったらこの側面も外せないとは思います。
この夏の宿題としていた種の起源を読み終えた。
— YamamotoFHironaga (@fourier2010) 2016年8月28日
うーむ。とりあえず、何はともあれ読み終わったことでホッとしている(笑)
長らくの懸案事項となっていた種の起源(下)を何とか読み終える(笑)。今年の宿題は完了。
ダーウィンが書きたかったという「ビッグ・ブック」(種の起源はその要約・一般向け版とされる)も見てみたかった…。彼が書きあげずに亡くなったのでかなわないことだが…。
グールド著ワンダフル・ライフを読み終えた。
— YamamotoFHironaga (@fourier2010) 2016年8月10日
カンブリア期の生き物の面白さも単純に興味深いが、何といっても生命史全体の偶然性を様々な角度から言及していく部分が肝。
知性を持つ人類は歴史を繰り返してもまた生まれ得るのか?生命は進化して知性につながるという固定観念を揺さぶる一冊。
ダーウィニズムの奇才スティーブン・ジェイ・グールドのマストな一冊を読み終えた。今となっては、最新の知見というわけではなく、時代的な制約もあると思うんだけれども、グールドらしい、知的でウィットに富んだ一冊でした。
これは書評書いておきたいですね。
あとは、家で積読になっている、彼のライバル的存在ドーキンスの「利己的な遺伝子」は早めに読んでおきたい…。これもなんだかんだでマストだと思う。
村上敏夫著「宇宙最大の爆発天体ガンマ線バースト」を読み終えた。ガンマ線バーストの発見からその理論的な解明までを描いて、さらに、強力ガンマ線バーストを使った宇宙で一番初期に生まれた「一番星」探しの試みも紹介。ブルーバックスらしい良い本でした。
— YamamotoFHironaga (@fourier2010) 2016年7月25日
ここら辺になると、だいぶ記憶が薄れてきている(笑)
これ一本に絞って内容を掘り下げていて、ガンマ線バーストについて知りたいなら最適な一冊でした。
マイク・ブラウン著「冥王星を殺したのは私です」。大変面白く1日半ほどで読み終えた。分類の科学的な側面と文化的な側面とのギャップは以前読んだ自然を名づけるにも出てきたモチーフ。
— YamamotoFHironaga (@fourier2010) 2016年6月10日
このギャップ、科学的概念を定義していく上でいろいろな分野で起こっているようにも思う。
これは、おそらく、今年読んだ中ではベストのサイエンスノンフィクションだった。今年発売ではないけど。
惑星探査を本業とする著者が、その過程で冥王星を惑星から外す決定打を積み重ねていく様子は、自伝的でもありドラマチック。そして、彼自身の人生と重ねて書かれていて、そこがまたなかなか良い。子育ての一幕の描写なんかはひかえめにいっても非凡。彼の研究人生と家族との相互関係を通じて、一人の人間としての科学者をしっかりと描き切っていて、かなり質が高い。
これを科学者の著者が書けるというのが憎い。
ちょっと、書評を書いておきたい。うーむ
ヨーン著「自然を名づける」を読み終えた。分類学の歴史を独自の観点で振り返る本作。古来より人間が育んできた自然に対する認識感覚が、科学とぶつかり合う現代の様子に、著者は科学の正しさを認めつつ人間本来の認識感覚の意味も肯定する。なかなか考えさせられる一冊でした。うまく消化したい考え方
— YamamotoFHironaga (@fourier2010) 2016年5月27日
著者は、環世界センス――人間が自然観を分類するために発達させてきたセンスと、現代の分類学がたどり着いた分岐学の考え方の対比を主題にこの一冊をまとめている。人間本来の認識感覚が失われていく過程の中で、自然の破壊も進んでいってしまうという著者の論には飛躍があるかなとは思いつつ、議論の入り口として面白いユニークな考え方で、興味深かったです。
アポロ13を読み終えた。20年前の本だが、非常に面白かった。
— YamamotoFHironaga (@fourier2010) 2016年3月4日
非常に丁寧に取材されていて、アポロ13号の事故を取り巻く状況が多面的に臨場感をもって明らかにされている。
価値あるノンフィクションでした。
映画にもなった、アポロ13。ドキュメンタリーとして、大変面白い一冊でした。
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今日は休みだったのでGoogle earthで行く火星旅行という本も読み終えた。火星の地形が色々出てくるのは面白い。読みやすかったし。
— YamamotoFHironaga (@fourier2010) 2016年1月19日
これは、火星のグーグルアースで旅をするというユニークな一冊でした。読みやすかった。
ゲイブリル・ウォーカー著「命がけで南極に住んでみた」を読了。南極というのは本当に魅力的な土地だ。科学的にも調査研究の最先端にあるし、自然も豊かでその面でも面白い。また、人間模様という意味でも、誰の領土でもない大陸に間借りし交じり合う人間同士のドラマも感銘を受ける。良い本でした
— YamamotoFHironaga (@fourier2010) 2016年2月6日
南極で実際に暮らしてみたというのは、それだけで価値ある体験で一冊の本にするに値する。
色々な役割をもって南極で暮らす人々のコミュニティーが覗けて面白い本でした。
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今年は1冊目として極寒のシベリアに生きる高倉浩樹編を読み終えた。
— YamamotoFHironaga (@fourier2010) 2016年1月2日
シベリア文化への入門書で知らないことだらけだった。トナカイ牧畜のこととか、凍った川を道路として使うとか。地球温暖化も主要なテーマ、気候の変動に伴い変化するものとして文化を捉えているてんもユニークでした。
これは、サイエンスライトなのか、どうなのか。シベリアという寒冷ではあるが豊かな自然の中で暮らす人間の文化が魅力的でした。
ここになるとさすがに、細かいことは忘れて、もはや、印象しか残っていない(笑)。
極寒のシベリアに生きる トナカイと氷と先住民 [ 高倉浩樹 ]
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というわけで、ツイッターでつぶやいていた本の感想を抜粋。ツイッターに感想書かなかったのもあると思うけどもさすがに思い出せない…(笑)
この中からもいくつかは書評を…。まあ、なんとかしよう…。