シロナガス/星景写真と科学本のブログ

「暮らしの中の星空」=星景写真+サイエンスノンフィクション書評。PENTAX使い。

今更ながら…夜の植物園の話

9月になりまして、一時期の8月の猛暑から比べると朝晩だいぶ過ごしやすくなってきています。

しかし、台風も量産されて、天候が悪く、星の撮影にはいけていません。

 

一日だけ、夏とは思えない(冬の空のような)星がきらめく夜空になった日があったんですが、その日は、なぜかお疲れモードで、足がでなかった……。今思うと至極残念。

 

というわけで、8月14日に高知県立牧野植物園で開催された第16回夜の植物園に行ってきた話を今更書く…。

夏の恒例行事ですね。

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これは夜に咲く月見草。なかなか、風情がある。

 

shironagassu.hatenablog.com

 これは昨年の記事。

 

ダーウィンの蘭

夜の植物園では、「夜の植物クイズラリー」が行われておりまして、園内に学芸員の方も出て、植物の解説を聞きながら、夜に咲く花をいろいろと知っていこうという企画。

学芸員の皆さんが生き生き解説してくれるのが素晴らしい。

自分の知ってることを人に話すのって本質的に楽しいですもんね。

 

そして、クイズラリーは初級、上級とあったので、両方、クリアしてまいりました。

色々なお話が聞けて面白かった。

そして、夜の植物博士認定証と無料チケットを一枚ゲット。前回のスタンプラリーでもゲットしたので無料チケット溜まっております!行かねば…!

 

で、初級編の中で、一番、印象に残ったのは、ダーウィンの蘭こと、アングレカム・セスキペダレに関する質問。これの花粉の媒介者の蛾の名前を答えるものだったのですが、この選択肢を見たときに、すぐに思い出すべきでした。

ダーウィン愛好家(自称)の名が廃る。そして廃った。

答えは、キサントパンスズメガという口吻が超長い蛾なのですが、こいつはダーウィンと縁が深いんですよね。

 

アングレカム・セスキペダレが、30cmもの長い管を持っていてその奥に蜜があるんですが、こういう構造である以上、これに対応する花粉の媒介者がいるはずだということで、口器が超長い蛾の存在をダーウィンが予言したわけですね。

それが、40年後発見されて、見事にダーウィンの予測を証明し、ひいては自然淘汰の裏付けになったというお話。

 

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これを、選択肢を見た瞬間思い出したらよかったんですが、結果的には、学芸員の方がお話しされたのを聞いて思い出しました。だめだ…(笑)

 

今回も、夜の植物園楽しめました。

牧野植物園…冬になる前に、また行っておきたいですね。

観月会とかもあるようですが、いつだったっけな。

 

とりあえず、放置状態のブログを無理やり更新(笑)

書評も書かねば。いろいろ読んでるし書きたいのもあるけど、書くにはエネルギーが必要。まずは、星を撮影にいかねばならんか…?

 


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