シロナガス/星景写真と科学本のブログ

「暮らしの中の星空」=星景写真+サイエンスノンフィクション書評。PENTAX使い。

野鳥撮り初め

実は、前回、「初春」として出した朝焼けの写真は、紛うことなき1月1日の朝のものなのですが、ロケハンをちゃんとしなかった結果、太陽が想定より南から昇ってきましてね。

太陽が昇る瞬間が撮影できておらず、謎の写真になっております。

その後、星も撮らねばと思いつつも、1日18時間くらい寝るというストイックな寝正月を極めた結果、月がだいぶ大きくなってしまい、チャンスを逃しております。

しぶんぎ座流星群も撮り逃した(これは、毎年、あまり撮ってないんですけど)。

…いやはや…。

 

なのですが、元旦に、早起きしたので、その流れで野鳥の撮り初めはしてきたので、それを更新しておきたいと思います。

星ももちろんなんですが、鳥の方も、季節の移ろいを感じる被写体ですね。

 

野鳥撮り初め

PENTAX K-3 MarkⅢ レンズ DA55-300mm PLM 焦点距離 300mm

ISO250 SS1/250秒 F8 1.7倍クロップ使用

2023.01.01 高知県にて

 

今年の初野鳥は、この子でした。メスのジョウビタキですかね。

元旦の朝日が昇ってきた方向を向いて、太陽の光を浴びています。

新年の始まりにふさわしい良く晴れた元旦でした。

気分的に晴れやかな感じで、気に入っております。

ただ、私、鳥撮りの経験が少なく、ジョウビタキは実はメスしか見たことがない気がするんですよね。オスの方が派手だと思うんですけど…遭遇したことあったかな…?

 

昨年、K-3Ⅲに実装された1.7倍クロップを使っています。

素数を犠牲にしながらではありますが、ぐっと寄れる感じはあり、私の用途(大伸ばしプリントとかしない)としては、適しています。

 

PENTAX K-3 MarkⅢ レンズ DA55-300mm PLM 焦点距離 300mm

ISO160 SS1/250秒 F8 1.7倍クロップ使用

2023.01.01 高知県にて

 

少し歩くと、日も高くなり、ちょうど山茶花が咲いていて、メジロが多数、花の蜜を吸っていました。

メジロも春を告げる鳥ですね。春・夏にかけて低地に降りてくるということのようですね。(多分)

メジロは、ちょこちょこと動き回るので、良い瞬間を撮るために、多数枚を撮ってしまいがち。

かなりの枚数を撮ってしまいましたが、このカットが一番、構図のバランスが良かったかな…と。

眼にもハイライトが入って、良い感じに撮れました。

 

1/250だとシャッタースピードは遅く、メジロが動くと被写体ブレが起こりますね。

本当なら、もっと高速シャッターにすればよいのですが、そうするとISOが上がって、画質劣化するので…。バランスが難しい。

55-300PLMの限界ですね。開放にしても、F6.3という暗さ…。

こういうのを考えていくと、明るい望遠レンズが欲しくなって、沼々しくなっていくのですが、私は予算を星景撮りに極振りしているので、望遠にはほとんど投資をする余裕がありません。

現状で、一応、レンズシステムとしては、最広角(魚眼から)、望遠まで揃ってはいるので、今年はレンズ買うかどうか微妙ですね。少し、貯金モードに入りたい気分ではあります。

もしかしたら、どこかで、PENTAXを使うなら手に入れたいLimitedレンズ(特にFA、DFAには何か手を出すかもしれない、いや、どうかな…。機材で言えば、マクロレンズがタムキューでかなり古い設計のレンズしかないので、ここの更新はやぶさかでないけども、元手がないという現状分析。

機材的には、今年は静かにしておきたい。

ただ、そうですね、いつもこの時期に言ってますが、PENTAXフォトコンに応募しているので、そこで賞金を獲得すれば…!(と言い続けて、一回もかすったことはありません)

 

もうひとつ、別カットのメジロ

メジロは、近くまで寄ってきて、花の蜜を吸うのでかなり大きく撮れます。

毛の質感もちゃんと出ていてよく解像してくれています。

55-300PLM、写りとしては、不満ないですけどね。明るさか…。

 

ということで、新年、野鳥撮り初めと、今年の機材の展望(現状は消極的)を書き散らかしました。

今年は、もしかすると、K-3Ⅲモノクローム専用機というものが出るかもしれません。

以前のイベントで示されたように、デモザイキングしないからなのか、ノイズ耐性がすごく高く、モノクロ星景という新境地を開いてくれそうな逸品ぽいのですが…。

元手があれば、欲しくないわけではないんですが、高嶺の花のお値段になりそうで、現実的には、購入は難しいでしょうね…。(応援はしてます)

PENTAXフォトコンで賞金を獲得しても足りそうにない(笑))

 

と、新年からの乱文でした。

ああ、星を撮りにいかねば、ならないのだが…(でかい月を見ながら…)。

 

ではまた。

2023年の星景メモ

さて、年が明けました。

実は、私は、毎年やっている残すべきRAWファイルの選抜作業…2021年分をさぼってしまっております。宿題を抱えたままの年越し。何とかせねば。

 

そして、藤井旭天文年鑑で毎年お世話になってきた、天文写真家・藤井旭氏が昨年末お亡くなりになってしまいました。ご冥福をお祈りいたします。

これ、イラストも多く星景的に使いやすくて重宝していました。

大変残念です。

今年もこの本から、星景的に外せないものをピックアップして、年はじめの更新としておきたい。

 

今年もよろしくお願いします

 

1月 C/2022 E3 ZTF彗星

1月から2月にかけて北の空で、明るく(5等星くらいに)なっているようですね。

これは、どこかで撮っておきたい。

1月初旬はまだ少し暗そうです。

 

2月 夕方の西空=月・木星・金星の接近

2/22に、夕方の西空に、明るい惑星と細い月が揃うようです。

撮れれば撮りたい…。

 

3月 夕方の西空=木星・金星が大接近

3/2に、大接近するようです。これは双眼鏡で見たらきれいでしょうね。見ておきたいですね。

 

4月 部分日食

4/20、ごくわずかにかける部分日食がみえるようです。

14時ごろ…ただ、しかし、高知はその北限に位置していて、ほんとうにちょっぴりのようです。見えるかな…。どうかなあ。

 

5月 半影月食

5/6の深夜から明け方にかけて、半影月食があります。

地味に月が暗くなる半影月食。撮ったら、割と分かるかもしれません。

ただ、明け方か…辛い時間帯。

 

6月 金星と火星とプレセペ星団の接近

6/13ごろを前後して、金星が、かに座プレセペ星団に近づきます。20時ぐらい。

火星は6/2ごろにプレセペに接近…ふーむ。

うまく撮れたら面白そうですが…。

 

7月 金星が最大光度

7/7だそうです。この頃は、宵の明星として西の空にあるようですね。

相当目立つでしょうね。

 

8月 ペルセウス座流星群

夏と言えばこれ、8/13の17時が極大のようです。

月明りもなく、最良の条件とのこと…さて、晴れるといいですが。

 

9月 金星が最大光度

9/19、今度は、明けの明星として東に回った金星が、最大光度に。

 

10月 部分月食

10/29、夜明け前、5時頃、西の空での部分月食。…うーむ、ちょっぴり本影に入るようです。明け方は辛いがさて…。

 

11月 冬の流星群シーズン

11/6ごろ、おうし座流星群南群、11/13ごろ、おうし座流星群北群、11/18ごろ、しし座流星群がそれぞれ極大。

この頃に撮りにいくと、もしかしたら、流星が写るかもしれませんね。

意識しておきたい。

 

12月 ふたご座流星群

12/15の朝4時ごろに、ふたご座流星群が極大。月明りがなく最良とのこと。

これは晴れれば絶対に良く流れますね。

うーん。外せない。どこで撮るか、考えねば…。

 

というわけで。

藤井旭天文年鑑」から、ちょっとだけピックアップです。

このほかにも色々と、見るべき天文現象があるので、ぜひご入手ください。

 

ではまた。

今年もよろしくお願いします。

 

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