シロナガス/星景写真と科学本のブログ

「暮らしの中の星空」=星景写真+サイエンスノンフィクション書評。PENTAX使い。

雲海と星タイムラプス

うむ。

どうにも天候が不順で撮影に行けておりません。月も大きい。

今日が満月ですかね?

 

そして、昨日、モデルナワクチンを打ったこと(1回目)によって、軽い副反応が出て、身体が若干だるいのと、左腕が軽い筋肉痛のようで痛い…。

いや、思っていたよりも副反応は軽いと言えば軽いんですが、問題は2回目ですね。

モデルナがいいか、ファイザーがいいか迷ったんですが、せっかくなので副反応がきついというモデルナにしてみました。これが人類の英知mRNAワクチンというものか…。なかなか、趣がある。いとをかし

 

今日は、先日、ペルセウス座流星群の撮影に行った写真をタイムラプス化したので、それを公開しておこうと思います。

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雲海と星


www.youtube.com

 

K-3markⅢとKPで撮影した約400枚弱の写真をタイムラプス化しています。

雲海が結構ダイナミックに動いてくれて、面白い動画になったかもしれません。

雲が流れるのも流星撮影には、不都合でしたが、タイムラプスにすると動きが出て、良い感じですね。

こう見るとしかし、常に薄雲が通り過ぎていて、これは、まあ、流星写らないわなという感じはありますね。

しょうがない。

いとをかし。

 

この日は、前回に書いたように、最後は、この雲海が山を登ってきて、濃霧にのまれて撮影終了となりました。

超久しぶりに、タイムラプスを作ったので、編集方法を、うろ覚えになっていて、編集に時間がかかってしまいました。

うむうむ。

 

ということで、今日のところは、こんなところで。

おさまれ副反応。

 

ではまた。

 

 

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ペルセウス座流星群2021を深く反省する

うむ。

というわけで、ペルセウス座流星群の極大日が、静かに終わりました。

 

いや、静かに…と言えるかどうか。

今年のペルセウス座流星群極大は、ほぼ全国的に、大変な雨の中で迎えることとなりました。早くも発生した秋雨前線が本州に陣取り、南から湿った空気が入り込むことで、線状降水帯を形成するということで、大きな被害が出た地域もありました。お見舞いを申し上げます。

ここ、高知も、雨が降り続けましたが、降り続けるものの、雨がそこまでの勢いではなかったのと、高知市自体が、雨水への対応を継続的に重ねてきた、雨に強い都市なのもあり、何とか無事に切り抜けました。

高知市は、年によっては、年間降水量3,000mmを超すともいわれる、雨のよく降る土地柄(30年平均で年間2,666mmらしい)。特に、6月、7月、9月あたりはここ30年の平均でも、300mmを軽く超える降雨があります。

1998年には市内東部一帯が豪雨で浸水被害に遭うなど、歴史的に雨にたたられてきました。そのため、1時間降水量77mmに対応するという方針で、対雨用の防災ポンプや雨水下水管などを整備していっています。このことが功を奏しているということは言えるでしょう。

全国的にも、「過去に例のない雨」が頻発するようになり、こういった雨に強いまちづくりが必要になっているのは間違いありません。

しかし、より根本的には、気候変動/気候危機の問題に、国際的な協調体制のもと取り組んでいくことも避けられません。こちらも、2030年がひとつの節目と言われているように、かなり急速な変化が求められる状況です。後9年しかない。

雨に強いまちづくりという対症療法と、対気候変動の根治療法の両面で取り組みを加速すべき時に来ています。

 

と、前置きが大変長くなりましたが、ペルセウス座流星群2021…今年もまた反省をしておきましょう。

 

ペルセウス座流星群2021

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PENTAX K-3 MarkⅢ レンズ HD DA★11-18mm アストロズーム 焦点距離 11mm

ISO6400 SS20秒  F2.8 アストロトレーサーType2使用 ほぼ固定撮影 

2021.08.10 高知県大豊町にて


本当は、13日の4時ごろが極大と言われていたので、12日の晩から13日明け方にかけて観測するのがベストだったのですが、上でも述べたように、そのあたりは、軒並み雨の予報でした。

何とか最後の晴れ間となった10日の夜に撮影に行くことが出来ました。

 

写真を見てもらうとわかるように雲も多い、ベストとは言えない天気でしたが、流星もチラホラとは流れており、総じて悪くはありませんでした。

しかし、写ったのはここに出した3つのみ

1枚目、2枚目は天の川の近くで、流れた場所は良かったのですが、いかんせん光度が足りなかった。3つ目に至っては、大変微小な流星ですが、天の川の右側に小さく…。

 

今回の撮影時間は、この晩にカメラ二台で出動し、3時間半を2台分で7時間分の撮影を行いました。

使用機材は、KP+10-17mm&K-3markⅢ+11-18mm

このコンビはなかなか良いですね。とにかく、広い領域をカバーして、大物の流星を待ったのですが…残念ながら、あまり良い成果を上げられませんでした。

 

反省会

というわけで、しっかりと反省をしておかないといけません。

 

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この日は、なかなか、気温も低く、湿度も高かったため、雲海が発生するような状況でした。雲も多く、大気全体が潤んだような感じだったのかもしれません。

いや、雲海というのは、それはそれでフォトジェニックで良いのですが、いかんせんやはり、湿度が高いこのような状況は、流星を写すうえでは不利でしたね。

いくつか、上に出した以外にも、カメラの前を流星が長れたと思っていたのですが、写っておらず、水蒸気の多い大気状況だと、なかなか写りづらいのかなという…。

これまでの経験則がまたひとつ補強された感じです。

なので、場所を決める際に、なるべく高い撮影場所に向かったんですけどね…。ダメだったか。

海岸部よりは良かったと思いたい。

 

そして、レンズのチョイスも、とにかく広角で臨んだのはどうだったか…。

途中で切り替えるのも、選択肢の一つとして臨んだんですが、途中から雲量がかなり多くなってしまったので、そのタイミングで画角を狭いものに切り替えて、星の出ている方角だけ狙うべきだったかもしません。が、欲張って広角を継続。

広角ということは、かなり大きな流星が流れないと見栄えがしないので、逆に言えば、欲を出して火球を待っているということになるわけですよね。もう少し、小さいものでも大きく捉えられるように、画角を狭めるべきでした。うーん、判断ミス。

 

後はもうとにかく天候がダメでしたね。

これは、対処のしようもないのですが、このせいで、観測時間も伸ばせませんでした。

だいたい、10日の21:30頃現場に到着して、1時まで。(もっと早くいけと言うのはあるのですが、家事も済ませないといけない…し、そもそもペルセウス座輻射点が早い時間はあまり高くない…)

1時よりむこうは、翌日仕事だったため、元々不可能ではあったのですが、ちょうどその時間に、雲海が山を登ってきて、濃霧となり、撮影継続不可能、強制終了となりました。

く。無念。

 

人事は尽くしたとは思うのですが、なかなか、今年は、厳しかったです。

極大時間、月の影響は、大変条件の良いペルセウス座流星群だったんですけどね。

しょうがない。また、次の流星群に向けて、策略を練ろうと思います。

 

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こちらは、KP+10-17mmフィッシュアイズームでの撮影。

ポリエステルフィルターを後玉付近にはってソフト効果を出しています。

ただ、私のフィッシュアイズームは、一番初期に購入したレンズなのですが、だいぶヘタって来ている感じもあって、中央付近でピントをだしても、周辺部はボケボケになってしまいます。いや、元々こうだったのかもしれないですが、一度、どこかで、点検に出してみないといけません。

うん…、まあ、今、まったく予算がないので、いつになることやら…。

 

ということで、今回も恒例の反省会でした。

ではまた。


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