シロナガス/星景写真と科学本のブログ

受信者としてのサイエンスブログ。「暮らしの中の星空」をテーマにした高知県内の星景写真、スタータイムラプスと、ポピュラーサイエンス/サイエンスノンフィクション(一般向け科学書)の書評。PENTAXで撮影しています。

星景サルベージその69 銀砂を撒く

うむ。

色々と、選外で帰ってきてしまっていまして、昨日、謎に濃いのを更新したばかりですが、サルベージの後がつかえているので、頑張って更新しておきます。

 

1年間目標にしてきた県展も残念な結果となって、二日連続で、選外通知を受け取ったら人間多少はへこむということがわかりました。

 

というわけで、まず、県展じゃないやつからサルベージ。です。

 

銀砂を撒く

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PENTAX KP レンズ   HD DA☆11-18mm アストロズーム 焦点距離12mm

ISO6400 SS30秒 F2.8  アストロトレーサー使用

2019.4.6 高知県香美市にて

 

枝垂桜の上に、天の川の中心部の反対側・腕の部分がかかります。

夜が細やかな銀の砂を撒き、花を咲かせるようです。

 

ウェブに出すにあたって、Nik collectionのsharpenerをかけています。等倍で見るとノイジーになるのですが、全体のシャープ感が増すという。

電子デバイスで最終アウトプットとする場合が多い現代の写真は、それに応じた最終処理が必要ということも言えるかもしれません。

しかも、デバイスの特性ごとに写真の質が少しずつ変わる。なかなか、難しい。

たぶんPCで見る人もモニターによって、またスマホの機種によっても全然違うでしょうね。

しかし、それは、写真というものの価値が、鑑賞者の手元でも作られるという意味で、写真は撮影者だけがつくるのではなく、鑑賞者との相互作用でつくられ意味を持つのだということを傍証する現象として、歓迎すべきことかもしれません。

いや、選外になったのはプリントなんですけどね。

 

選外でしたが、写真としては、結構気に入ってはいます。

 

高い壁

いや、しかし。壁が高い。

とても大きな壁に突き当たっていますね。県展の落選も含めて、非常に深い谷に落ち込んでいるイメージが払しょくできません。スランプ。

少なくともひどく停滞している。

 

レンズは11-18mmになって描写性能としては、言い訳がきかないと思います。機材を理由にはできない。

 

どうすれば、先へ進むことができるかどうか。

暗中模索ですが、あまり、深刻にはならず、撮り続けるというのは、大事にしたいと思います。

その上で、どう撮るべきか。

今までを全否定するのではなく、歩いてきた道を確認しながら、しかし、アプローチを変えていくことを考えてみないといけないと思っています。

 

結論からのべると、思いつかないものを、思いつくまで、撮る、ということに尽きるだろうと考えるに至っています。思いつかないものを思いつくというのは矛盾なのですが、その矛盾に向き合うところにしか、先への道はみえないだろうと。

言い換えれば、今は、被写体への執念というか、こだわりが足りないともいえます。撮った一枚とは、また別の可能性を常に探る姿勢をとらないといけません。

 

写真機を写真を生み出すプログラムなのだとすれば、そのプログラムの可能性は、世界中の写真家の撮影をもってしても汲みつくせない。事実上、無限に近いアプローチの仕方がある。無限をすべて試すことはできないわけですが、すべて試す必要はないですよね。意味のある方向へ決定的な一歩を踏み出す写真を撮る。

アプローチは無数にあるのですが、同時に、そのアプローチの内で、先へ進む一手となるものが存在している。すべてのアプローチに同じ価値があるかのように考える素朴な相対主義を超克した価値観が必要です。無数のアプロ―チの中に価値のあるものがある。(ここら辺は、マルクス・ガブリエルらの哲学潮流である新しい実在論の立場から影響を受けているように思えます)

価値のある一枚というのは、もちろん、すぐに、おいそれとは思いつかないわけですが、それを思いつくように、その矛盾を自覚しながら、被写体にもう一歩こだわる姿勢を持たないといけないかもしれません。

常に矛盾の傍らに立ち続ける。

 

実際の撮影では、私は、構図を変えたりもするんですが、設定を変えたり、例えば三脚の高さを変えたりとか、本当はもっと多様な選択肢があるのに、試してないんですよね。なので、帰ってきて写真を見ると、ああ…もっとこうすれば良かったなというのが確かに心によぎるんですよね。

それをなるべくなくすように、現場でもう一手試してみる。チェスや将棋の名人が、勝負を決める妙手のような一枚が、写真にもあるだろうということです。そこにプログラムの自動化によって抑圧される自由を取り戻しうる、写真家としての可能性がある、と。フルッサー流に言えば。

もう一歩矛盾の中に踏みとどまって、被写体に近づき、こだわって撮ること。それを、また来年の県展に向けたこの一年のテーマとしたいと思います。

 

まあ、県展の落選のはこれじゃないんですけどね。

また、それは次のサルベージでも。

 

ああ、晴れれば新作を撮りたいなぁ…。

 

ではまた。

 
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J limitedツアーにシレっとゴールデングリップを交ぜてきた話

うん。そうなんだ。

曇天だからね。

また、今回も星の話ではないんだ…。私も星景ブログの管理者として責任は痛感している。

しかしながら、無情なる曇り。そして、明日からは雨。

 

ただ、つい今しがた、応募していたやつが、無事に選外で帰ってきて、サルベージできるので、次の更新は、星の話になります。大丈夫。

だから、また、しばし付き合ってほしい、このJ limited話に。

お前は、どれだけJ limited好きなんだといわれそうですが、何なんでしょうね。この魔力は…。人を惹きつけずにはおかない。

 

ということで、日曜日に、高松で開かれたJ limitedツアーに参加してきた話をしようじゃないか。意外なことに、高知からも何人かいらっしゃってました。

 

シレっと交ぜてきた

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とりあえず、この写真から。というよりも、完全に出オチですが。

この写真で、私のこのツアーでの仕事は終わったといっても過言ではない。

そもそも、私が、カスタムグリップを作ろうと思ったのは、このJ limitedにつながる、KPカスタムプロトタイプが公式ファイスブックに載ったからでした。

そして、時をこえて今、邂逅。

 

シレっと交ぜてきました。

ゴールデングリップカスタム。我ながら、割かし存在感はあるな、と改めてみると。謎の物体ではあるが。

 

もちろん、J limitedについてのお話も、色々と聞いてきました。

開始時間に着いて、後から来る人への繰り返しの説明も、重ねて聞いて、最後までいたので、J limitedの説明がだいぶできるようになった気がします(笑)

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デザイナーのTKO氏。総勢4人のメンバーで各地のツアーを回っているようです。

このツアー。本来なら、店舗に実機を展示して手に取ってみてもらってというのが良いわけですが、現物が何せ受注生産の手作りのため、例えば100機を展示用に確保して全国各地の量販店に置くなどということが難しいのだそうです。(そりゃそうだ)

今回ツアーに持ってきているものも、厳密には試作最終バージョンで製品版ではないらしい。ちなみに、TKO氏の手元にも、まだ発注したJ limitedは届いていないようです(笑)

 

なので、日本全国をツアーしながら、実際に実機に触れてもらおうという趣旨なのだと。

この前日は鳥取県の米子でツアー。米子終わりで、前日に高松入りしたとのこと。裏話的なことでは、香川で開かれる四国最大のフェス・モンスターバッシュとかぶってホテルが満杯だったようです。余談。

 

さて、J limited。

ボディカラーとトップカバー、グリップ、マウント面、ハードとしてはこの4つに非常に大きな特徴があります。

そして、ソフト面では、写真家の吉村和敏氏監修の風景撮影モード「PH-mode Yoshimura」が登録されています。

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まずは、ボディカラーは2色ですよね。(真ん中に、参加者さんのもってきたMXを挟んで。AOCoつながり。)

 

先日、大阪に行った時の記事でも書きましたが、ブラック&ゴールドは、全体的にデザインのまとまりが良い感じに思います。実際に、赤いグリップを中心に、それが引き立つように全体のデザインを調和させているようです。そのために、上部ダイヤルに刻まれている文字の色も、ノーマルのブラックKPは普通の白らしいのですが、B&Gについては薄いグレーなのだそうです。気づかない~。こだわりが細かい。ゴールドは、抑えめのゴールドですね。(どっかのゴールデングリップとは違って(笑))

 

そして、ダークナイトネイビーの方は、マジョーラカラーを採用して、光の当たり具合により、深い紺から明るい青まで見え方が変化する塗装が特徴。こちらが少し人気があるようですが、それほど大差というわけでもないそうです。

B&Gか、ネイビーか決めかねて2つとも買うという猛者が、割と何人も出ているらしい。魔性。

 

いや、確かにモノが良いんですよね。デザインも特徴的ですけど、塗装なども職人芸的な細やかさがあって、モノ作りとして良いものを作っているという印象。

 

トップカバーは着脱式なんですが、アクセサリーシューへの特製アルミニウムシューカバーで固定するようになっています。このアルミニウムの削りだしシューカバーが地味に原価高いらしい…。なるほど。

 

そしてグリップ。

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グリップのお話は、やはりこのスミブラックがすごい。

これは、創業200年の墨の老舗・奈良の墨運堂の最高級墨をつかっている…。そして、この深みのある黒い輝きを出すには、この最高級の天然膠が使われた墨でないといけないらしい。なんだ、そのこだわりは…。(TKO氏の写っている写真の右側に実物の墨が置かれています)

そして、それを、墨汁にして高知のミロクテクノウッドの塗装技術で9層の塗装を施している。これは、高級車〇〇〇〇(完全伏字)のハンドルにも実際に使われている、と。

なかなか写真で伝わらないので、実物を見てもらいたいですね、これは。

しかし、あえて、言葉で伝えるとすると、和の黒というか、ある参加者の方は黒真珠のようなと形容されていましたが、なるほど、有機的な深みのある黒さです。

うむ。伝わらない。少しでも伝われ。

 

そして、私が、今回、一番驚いたのは、シチズンダイヤモンドライクカーボン=DLCコーティングが施されたマウント面。

私は、これは、摩擦強度を増すという意味で、実用面からコーティングしたんだと思っていたんですが、実は、渋い鈍色の光沢を出すために、採用されたのだという。つまり、実用に足る塗装面の強さとともに、何より美しく均質な光沢の出るコーティングが欲しかったのだ、と。

ええ。そこ!?レンズ付けたら見えなくなる…まさに見えないオシャレすぎる。

正確にいうと、レンズ付けても確かに少しだけ隙間から見えるそうです。いや、まあ、それはそうだけど。

「こだわり」というものに形を与えたらこうなりました、というのがJ limitedですね。

 

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そして、これが、すべての始まりとなった、TKO氏が2018年の正月休み(?)に自作したという、初号機プロトタイプFacebookにあがったグリップは赤いものでしたが、木製のものに換装されています。

おお、こいつか…。

思えば、本当に、ここからユーザーの後押しもあり、各企業の協力もあり、1年半余りの道のりを経て、形に。

お話を聞いていると、ミロクやシチズンなど各社も、このカスタムカメラづくりに、担当者や職人の皆さんが、面白さを感じながら賛同してくれているように感じました。面白さというのは人を動かしますね。

ユーザーの後押しで言えば、あのFacebook掲載後、私以外にも、幾人かが触発されてKPのグリップを作るプチ・カスタムブームが来たんですが、そういうのも社内でGOが出るのに後押しになったそうです。なんとまあありがたい。

 

吉村和敏氏監修の風景撮影モード「PH-mode Yoshimura」について、試作機でファームが載っていなくて、実際にみれていないのですが、露出ブラケットなども入れながら、いつもとは少しだけ違う絵作りを大事に、設定されているということでした。

 

ということで、J limited、ご興味のある方はぜひ。

※特にブロガー的な紹介依頼とか、マーケティング依頼とかは、残念ながら全く受けていません(笑)完全に、自発的な回し者です。むしろガチのあれ。どんだけ好きなんだっていうね。

ricohimagingstore.com

そうそう。

大事なのは、一応、ノーマルKPが販売継続している間は、受注を受けるという見通しでやっているそうです。

そして、やはりパーツだけの販売は、生産がハンドメイドのため、供給が追いつきそうになく、かなり困難だそうです。納得。

あああ。欲しいか欲しくないかで言えば、ここまで取り上げているので、めちゃくちゃ欲しいんですが。

いや、APS-Cの新型も鋭意開発中らしいので。

いやー、KP二台もなかなかいいと思うんですが…、まあ、落ち着こう。

リコイメのフォトコンのグランプリが…50万円か…。良し!行ける!(行けない)

 

買ってもないカメラをここまで推すブログも他にないと思う。何なんだこのよくわからないブログは。

 

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トートバックやキャップも展示販売されていました。

 

ツアーも残すところあと2公演(?)。8/31(土)石川の金沢と9/7(土)長野の松本ですね。ご興味のある方は足を運んでみてください。最初から最後までいなくても全然大丈夫だと思います。ふらりと寄ってみてはどうかと。記念になる特製のJ limitedカードももらえますよ。

ただ、TKO氏とのハイタッチはする覚悟で行ってください(笑)

news.ricoh-imaging.co.jp

 

あとは。旅と言えば、食事。

時間のない中でも、香川にいったらうどんを食べねばということで、うどん。

一番近いお店に飛び込みましたが、さすがにおいしかったです。

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こちらは、ツアー終わりに、ツイッターで相互フォローしている方とご一緒して、おごってもらったかき氷。ゴチになりました。おいしかったです。

まあ、男二人で、かわいらしいかき氷を食べるのも乙なものです(笑)

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いやー。というわけで、行ってきたJ limitedツアー。

大変面白かったです。

J limitedの説明かなりできるようになったので、だいたい聞かれたら、答えらえると思います…!

 

次回は、星のサルベージです。多分。

本当は新作を撮らねばならないのだが…いやはや。秋雨か。例年9月が一番撮影回数少ないんですよね。実は。今年は8月の末からすでにやばい。想定外。

 

ではまた。

夜の植物園at牧野植物園2019

うむ。

晴れません。なので、星を撮れません。困りました。

ですが、とりあえず、先週の土曜日に行ってきた高知県立牧野植物園の「夜の植物園」について書いておきます。

なんだかんだで、毎年行っている気がする。

 

でも、実は、今年から(かな?)、牧野植物園は土曜日は夜開園をするようになっています。今度、人の少ない落ち着いたときに、夜ぶらりと言って、月と植物とか、星と植物とか撮りたいなぁ…。

でも、「夜の植物園」はクイズラリーなどがあって楽しめるのでこれもこれで大事。

www.makino.or.jp

 

というわけで、「夜の植物園」に行ってきた話です。

 

夜の植物園

夜咲きの色々な花が見えるのが魅力の夜開園。

特に8時ごろ咲く、夜咲きのスイレンが、毎年、なかなか素晴らしい花振りで見事です。

 

なので写真をまずは4枚。

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闇の中にライトアップされるスイレン。なかなか美しい造形ですよね。これを見るだけでも行く価値があるでしょう。

実際、これを撮影されている方も多かったです。

タムロン90mmマクロで。 KPは高感度がなかなか行けるので、こういうくらいシチュエーションは得意ですね。

 

クイズラリー

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 クイズラリーも、初級と上級と解いてきました。

 

毎年恒例のアングレカム・セスキペダレについてのクイズもありました。

ダーウィンがこの花を見つけて、その長い(約30cmの)距(蜜袋)に、それに対応する口吻をもった花粉媒介者が存在することを「予言」したという逸話を持つマダガスカル産の蘭。

そして、見事41年後、実に30cmの長い口吻をもち、この花の花粉を媒介するキサントパンスズメガが発見される…。なかなか、出来すぎたように出来た話。

 

つまり、花と、花の蜜を吸う昆虫の共進化を予測したわけですね。

距と口吻がちょうど同じ長さでないといけないわけです。花粉を運ばせるためには、ちょうどの長さでないと蛾の身体に花粉がつかない。

口吻に対して短い距の場合、蜜だけ採られるわけですね。なので、その遺伝子は花粉が運ばれず次の世代をつくれない…。そうすると、長い距のアングレカムが種を残す。そうして距が長くなる選択圧が強まるわけですが、そうなると、蛾の方も口吻が長い奴でないと蜜に届かなくなる(蜜が採れない≒餌が少なく子孫を残しづらい)。なので、こちらも選択圧が働いて口吻が伸びる。とすると…また距の方も…と。

共進化を続けた末に、30cmという長い距と口吻の関係がうまれた、と。

 

うーん。素晴らしい。まさに生ける進化論の証明

ただ、今回、この蛾の名前を忘れて、なんだったっけと…考えながらあるいてしまいました。展示でキサントパンスズメガの名前を見たとき、めちゃくちゃすっきりしました。キサントパンスズメガ…もう一度、しっかり、覚えておこう。

 

それにしても、今回いただいた、この(上の写真)「まきの」マークのトートバックなかなか良くないですか?実用性はともかくデザインが最高だ。残念ながら、上級編は賞品が終了していて賞状だけしかもらえなかったので何かわからない。…無念。

スタンプラリーでいただいた牧野富太郎博士の百合をえがいたポストカードも、なかなか良い。

 

うむうむ。

もっと植物園にもいかないといけないな、と思いつつ、年一くらいしか行かない。

もっと行こう。

 

ではまた。

 

しかし、本当に、晴れないので、星が撮れません。

星景写真のブログということになっているんですが、責任を果たせません。次も多分、星景写真の記事ではないと思います(笑)よろしくお願いします。

そろそろペルセウス座流星群2019を反省する

うーむ。

夏の風物詩、ペルセウス座流星群

極大日は過ぎましたが、天候が良いならもう一日くらい落穂拾いに行こうかと思っていたのですが、どうも天候は崩れる方向のようです。

なので、ここらへんで、ペルセウス座流星群2019の反省会を開いておかねばなりません。

 

ペルセウス座流星群2019

というわけで、毎年、この時期は、地元にいない可能性が高いので、撮影地に迷うのですが、なんとか、二晩撮影に出ることが出来ました。

そして、いくつか、流星を写すことには、まあ、成功はしたのですが。総じて細やか。

細やかな流星しかとらえることができませんでした。

しかし、流星群は写る写らないも、大事ではありますけど、まずは見ることが何にも代えられず格別な体験ではあります。夜空に流星が流れる様を今年も楽しむことができました。

 

一晩は、滋賀県蔵王で。

主に、北東から、東を向きながら流星を待ちました。目視では、10日の夜23時00分ごろから、翌11日明け方の4時頃まで観測して、19の流星を数えましたが、写真に写ったのは3ショット(4流星?)でした。

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8月11日2時45分。昇りゆく昴の少し右上に一つ。

左に見える一番明るい星は、ぎょしゃ座のカペラですので、この上のあたりにペルセウス座があります。

なので、その方向から流星が流れているように見えますね。

 

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11日3時9分。先程より昴が高く昇っています。その下に一筋。ただ、これは明るいですが、ペルセ群ではなさそうです。前後を確認しても同じような線は確認できなかったので流星は流星だったかな、と。そして、そのまま、もう少し右に行ったあたりに、薄く一つ。こちらはペルセ群のように見えます。

 

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11日4時1分。薄明が空を青く染めていきます。なかなかきれいですね。

もうこの時間にはオリオンが昇ってきています。その足元に一つ。目視ではそこそこ明るく見えたのですが、残念ながら、あまり大きくは写らず。

オリオンの肩のあたりに右斜め上に抜けていく線は、飛行機ですね。

 

二晩目。こちらは、京都市内郊外。私は結局ここで撮る率が高い宝ヶ池

こちらは、13日明け方2時半ごろから、4時頃まで撮影しました。3時ごろに月が沈みました。極大は8月13日の17時ごろと言われていたので、極大に向けて流星が増えていく極大日の夜ですね。私以外にも何組か流星観察をされている方がおりました。

流星が流れる旅に、小さく歓声があがり、雰囲気も良かったです。ただ、私はメガネのチョイスをミスってあんまりみえてませんでした(笑)

この時見えたのは1時間半で5個程度。後ろの方は、私より後に来て10個ぐらい流れたねといいながら帰っていたので、まじか…見えてない。ただ途中で、前日買った双眼鏡で昴やヒアデス星団を見て遊んだりしていたので、そのせいもあるかと思います。

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13日2時57分。左下、雲の間に縦に一つ。この真上がペルセウス座ですので、ペルセ群で間違いないでしょう。割としっかりは写っていますね。

 

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13日3時36分。おうし座の頭(ヒアデス星団)の左横、中央部にひとつ。これもペルセ群でしょう。

 

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13日4時3分。雲が迫る中、中央やや左下(見づらいですが)、雲間をついて、流星が流れる。今年のペルセ群で写ったものの中では一番明るかったですかね。雲がなければもっとしっかり、色も確認できたのではと。惜しいですね。

 

ということで、計6時間半。で7つの流星を撮影。悪くはない。悪くはないということにしておこう。真夏の盛りですが、夜は、気温も下がって、両方とも湖面を渡る風が涼やかで気持ちよかったです。

 

反省の弁

というわけで。うーん。今回も火球が撮れなかったので、久しぶりに、流星群反省会。

 

①主敗因はカメラ一台

実は11-18mmを買って初の流星群撮影でした。なので、全体11-18mmだけで撮っていますが、なかなか広い範囲が撮れます。対角で言うと104°。

オリオンを見てもらうと、ある程度スケール感が伝わるでしょうか、どうでしょうか。オリオンが小さく写るので、かなり広範囲を収めていることが実感できるのではないかなと思います。横位置で左右がもちろん広いのですが、縦にもかなり広範囲を撮れています。計算してみると縦の画角は(計算があってれば)57°ということなので、60°近い。かなり高い位置まで一枚で撮ることができます。

それは、良いことなのですが、そうなると、よほどの大火球が流れなければ、流星が小さく写るのは必至。

ということは、もう一台画角の狭い20mm、35mmあたりで、流星を大きく捉えるという作戦が必要でした。

いや、分かっていたことなのですが、遠出なので、もう良いかなと思って一台しかカメラもっていかなかったんですよね。うーん。だめだ。やはり三大流星群くらいは、二台体制で攻めねばなりませんでした。

二台あれば、10-17mmフィッシュアイズームと11-18mmで空を幅広くカバーして大火球を待つという戦略もありえた。

反省。

 

②SDカードの容量

うむ。これは、全部RAWで撮らないといけないかということにもかかわってくるのですが、全部RAWとすると今手元にある32G1枚、後は16、8Gあたりを中心としたSDカードラインナップでは容量不足ですね。

特に、一夜毎にPCに保存できない状況だとなおさら。

これは、冬のふたご座流星群に向けて、増強する必要がある…か。

が、しかし、二晩目の京都の夜は、もうJPEGで撮ってますので、JPEGでも十分なクオリティで撮影は出来てる気はするのですが…。

JPEGにすれば、保存枚数が稼げますので、感度をもっとギリギリまで上げて、短時間でシャッターを切ることで、流星を明るく捉えやすくなるかもしれません。

ただ、後で流星を確認するのが、枚数的に、恐ろしく面倒くさくなるので…。やはり…どうなのか。

暗さが十分なところでは、シャッタースピード30秒以上で撮っておきたい。30秒+2秒インターバルとしても、2時間で220枚程度なので、これならRAWで撮れる…。

うーむ。

どちらにせよ、SDカード容量は増強ポイントですね。64Gとしても、そんなには高くないし。ただ、一晩に64Gもデータを増やすと、PCの容量も持たないというアンビバレンツ。

うむ。まあ、しかし、最悪、流星が写ってないのは消すとしても、撮れないと始まらないので、必要ですかね。一晩撮る流星群は、三大流星群くらいのものですしね。

 

と、今回は、シンプルに二点反省。

運は相変わらずないのですが、もうこれはしょうがないので、反省しない(笑)

流星群、目視で観測するのも、気持ちの良い体験になるので、そこも重視して、次も撮影に行きたいと思います。火球が写るなら、星からの思いがけないプレゼントということで、前向きに。

最後に、ペルセウス座流星群2019のタイムラプスを置いておきます。

13日の晩から始めています。11日は月没から、薄明までのグラデーションと雲の流れは面白いかと思います。流星は、…あまり確認できないですね。無念。

 

ではまた。

 


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