シロナガス/星景写真と科学本のブログ

「暮らしの中の星空」=星景写真+サイエンスノンフィクション書評。PENTAX使い。

低ISO長時間露光について(あるいは再会の約束)

さて。

ぼちぼちと撮っております。

本当は、今日(19日)は、細い月と金星が夕暮れの空に並ぶ…という好機だったのですが、高知はあいにくの雨。春の雨がしとしとと降っております。

 

うーむ。残念。

なので、この前撮ってきた、ISO感度15分一発撮りのオリオンでもアップロードしてブログを更新しておきます。

 

See you again

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PENTAX KP レンズ HD DA 20-40mm Limited 焦点距離20mm

ISO100 SS900秒 F5.0  ソフトフィルター使用

2018.03.17 高知県四万十市にて

 

この日はだいたい、ISO3200で20秒で適正露出な感じだったんですが、西のほうにもう沈みかけのオリオンが見えたので、長秒露光一発撮りを試してみたいなと思い初めてやってみました。

繊細な写りになって、比較明合成ともまた違う味わいはありますね。

 

ちゃんと計算してやったらよかったんですが、かなり適当に時間とF値を決めてしまいました。

 

3200→1600→800→400→200→100で32倍。

20秒×32倍なら640秒=10分40秒。

ということは、900秒にするにはあと約1.4倍でいいので、F5.0まで絞る必要はないですね。F3.2か3.5くらいで大丈夫だったか…。うーむ。

 

まあ、なんとかF5.0でも写りましたが。

5分のものも撮りましたが15分くらいいくと、オリオンはいい感じですね。

なので、だいたいのあたりを覚えておこう。

ISO100、15分、F3.5。という感じで。

KPだとタイマー露光が、本体のみでできて20分まで行けるので、この長秒露光も積極的に狙っておきたいところです。

 

まあ、空の明るさにもよりますが、ISO3200、F2.8、20秒というのが、まあまあ一つの基準の露出な気はします。ここを基準に時間を長くしたり短くしたり、感度を上げたり下げたりする感じでしょうかね。

 

タイトルのSee you againには、再会の約束の意味を込めています。

冬の撮影というのは、思えば寒さとのたたかいで、撮影者と冬の星座の王者たるオリオンとはどちらかというと仲良しというよりは好敵手(ライバル)な関係のように思うのです。

この勝ち負けでは測れないたたかいを、戦い抜いたライバルと、冬の最後に、再戦を誓い合って別れるのです。「またな!」と。

 

また、春は、別れの季節でもあるので、そういう一般的な意味でも、やはり、See you againだろうなと。この冬の夜空にはもう二度と会えませんが、さよならではなく、そこは「また会おう」と別れを惜しみたい。

 

まだもうしばらくオリオンも見えないことはないですが、冬の星座は主役の座を降りて、もう春の夜空に変わりつつあります。

春らしくアークトゥルスやスピカ、しし座なんかを撮っておかないといけませんね。

 

うーむ。しかし、春は、やはり雨が降りますね。

晴れたときはチャンスを逃さないように積極的にいかねばなりませんね…。

 

 

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