というわけで、このシーズンになると、どうしても拝んでおかなければならない星があります。
古く中国では、老人星、南極寿星などと呼んだそうです。南極孤南寿星というのもあって、なんとなくかっこいいですね。ちなみに、カノープスというのはギリシャの水先案内人の名前だそうです。
カノープスを求めて
PENTAX KP レンズTAMRON 90mm MACRO 焦点距離90mm
ISO2000 SS10秒 F2.8 クロスフィルター使用
2017.12.02 高知県須崎市にて
夜半過ぎ、南の空高くに登った青白いシリウスの下に目を移すと、水平線から少し上に、オレンジに輝くカノープスを見つけることができます。記録では1時43分とあります。
海上まで良く晴れた冬の日のご褒美ですね。
高知は、南側は海が広がっていますので、条件さえ整えばカノープスは見やすいのですが、それでも、この寒いシーズンの限られた時期にしか見えないので、ありがたい感じは、やはりありますね。
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野尻抱影著「日本の星 星の方言集」では、この星のいろいろな異名が記されています。この本はいろいろな星の和名が乗っていて星好き必見ですね。
この本の中では、いろいろな伝承があるんですが、総じて、カノープスは「嵐の前に見える星」とされています。
うーん、良く晴れた日でないと見えないはずなんですが、どうしてでしょうね?
どうも、冬は、よく晴れていても、低気圧と高気圧の気圧差が激しい日があって、強く風が吹き、それで波が高くなるということがあるようです。そういう日の前後にカノープスが目立ったということでしょうか。
あと、讃岐地方では、「土佐のオウチャクボシ」と呼ぶとのこと。
讃岐から見て土佐の方角に見えて、すぐに沈んでしまう横着な星だからだそうです。
なるほど。
なんとなくディスられてる感がありますが(笑)まあ、なんとなく土佐っぽいので、よしとしましょう。
前回のブログが、やたら長かったので、今日は、ここらへんで終わります。このくらいが書く方も読むほうも、ちょうどいいですね(笑)
ちなみに、前回のは、今も、日々加筆修正しているので、軽くどうかしています。
↓なんとなく、自分が使ってるものをべた褒めできない性分なんですが、良いカメラだと思いますよ。