シロナガス/星景写真と科学本のブログ

「暮らしの中の星空」=星景写真+サイエンスノンフィクション書評。PENTAX使い。

梅と魚眼と白い月

冬の星座オリオン座も夜半には西に傾き、寒い季節も少しずつ終わろうとしています。

とかいいながら、寒さにかまけて星撮影がおろそかになっているので、梅と月をテーマに撮影してきました。

 

余談ですが、もともと寒さに弱いのが、このところやせたことで体力が落ちたのか、すぐに体調を崩すことにつながってしまう。この前も、数日寝込んでしまった。寝込んでる間に、一番いい新月のあたりは過ぎてしまうという有様。

ランニング再開するかな。

 

魚眼で花と月を撮る

ということで、レンズが欲しいと言いながらも買えないので、とりあえず魚眼でできることをいろいろとやってみようと思い、新しいことに挑戦してきました。

 

まあ。撮ってきたものを見てもらいましょう。

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梅と月。月は非常に光芒がくっきり出ています。

 

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紅梅と月。月の光芒だけちょっと赤いのがいい感じ。

 

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高知市内の城西公園で撮影してきました。結局寒いのは寒い。

 

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月が隠れたのもいい感じ。四方からのびてくる枝の感じもなんかいい具合にはまりました。

 

色々試してみた

というわけで、何をしてきたのか。

魚眼PENTAX-DA FISH-EYE 10-17mm)の表現をいろいろと追求してみようかということで。

 

1、魚眼を縦位置で使ってみる

縦位置ブラケットを使って、普段は普通に横に使う魚眼を、縦位置で使ってみる。

縦位置で使うことで、真ん中で大きく湾曲する絵をつくる。

写真を見てもらえばわかるように枝ぶりが周辺から迫るようなファンタジックな写りになりました。

 

2、F値を絞ることでパンフォーカスを狙う

10mmという超広角なので、かなり近い距離から、無限遠までピントが合うパンフォーカスができるというのが魚眼の特徴

これを生かして花と星を一つの絵に落とし込みたい

ただ、片手落ちなのは、いったいF値をどこまで絞り込めば、何センチからピントが合うのかというのを全く調べてなかったこと…。

これ調べておくべきだった

でも、まあ、パンフォーカス気味にはなった。(たぶんまだ若干ピントがずれてる…)写真によって、それぞれですが、F8くらいまで絞っております。

 

魚眼ズームは、F値が暗いので星景に不向きと見せかけて、そこを逆に絞って露光時間を長くすることで、明るい街中での星景を撮る。

そうすると、タイムラプスをつくるときに1時間程度の時間を確保して、ダイナミックな星の動きを撮れる。(撮影時間が、下手に短くならない)

という一石二鳥の構え

 

3、せっかくの魚眼ズームなのでズームを使う

若干2と矛盾するんですが、魚眼ズームであることを生かして、ズーミングで構図を調整。

ただ、あまりこれをしすぎるとせっかくのパンフォーカス効果が……。広角の方がパンフォーカスしやすいので。

 

とまあ。

特に2のパンフォーカス効果というのが今回の大事なところですね。

これを生かして、手前に印象的なものを入れながら、星が撮れる。

花と星。他にも何かあるかもしれない。

が、これによってかなり季節感がでる

そして、それをタイムラプス化できる。

 

これはありなんじゃないかなと。

ただ、F値を絞ることで、月は今回のように、かなり大きな光芒になってしまいます。

ある意味、きれいといえばきれいなんですが、ネイチャーっぽさがないといえばない。

ここら辺はまだいろいろ追求の余地がありそうです。

 

ひとまずは、いい感じ、ということで。

今後、春になれば、花と月というのを中心にいろいろと試してみようと思います。

 

最後にタイムラプス

 

どこでトリミングするか、だいぶ難しかった。

本来vineは真四角なんですよね。なんかPCから直接アップできなくなって、iPhone経由になったので、そうすると真四角になる。

これはこれで、表現を追求せねば。

 

 

さあ、あなたも魚眼の世界へ…さあ!(割と写り自体も高評価のようです(笑))

 


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